カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

児童ポルノ単純所持罪に懲役刑検討

1

以下メモする。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080502-OYT1T00546.htm
児童ポルノ「単純所持」に1年以下の懲役も…与党チーム
 与党の「児童ポルノ禁止法見直しに関するプロジェクトチーム」(森山真弓座長)は2日、児童ポルノの販売や提供を目的としない「単純所持」に、1年以下の懲役か100万円以下の罰金を科すことで一致した。
 単純所持はこれまで禁止されていなかったが、インターネットなどでの流出に歯止めをかけるため、罰金だけでなく懲役を科すこととした。現行法は、児童ポルノの提供者に「3年以下の懲役か300万「円以下の罰金」となっている。
 一方、児童を描写したアニメやコンピューターグラフィックス(CG)の所持禁止や、ネット利用者が児童ポルノサイトに接続できなくなる「ブロッキング」制度の導入については「国が調査、研究を行う」とする付則を盛り込み、今後の検討課題とした。(2008年5月2日19時00分 読売新聞)

このしつこさは、注目に値する。
関連 http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20080502/blocking

2

「マンガ論争勃発番外編−表現の自由と覚悟を問う」レポ
5月1日に行なわれた「マンガ論争勃発番外編−表現の自由と覚悟を問う」http://ameblo.jp/mangaronsoh/entry-10092760562.html http://ameblo.jp/mangaronsoh/entry-10093304948.htmlのレポートが出たので、リンクしておきます。
http://bokukoui.exblog.jp/7975542/ http://bokukoui.exblog.jp/7978350/
カマヤンはこの日、日銭稼ぎのために、自力で鼻水をかむことのできない小学生の面倒を見ていたので(後述http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080503#1209755405)このイベントには参加していないが、ちょっと補足というか解説というかコメントをする。

http://bokukoui.exblog.jp/7978350/
松浦氏「子供の権利の専門家に、ヒアリングをしたことがある。その時、専門家の意見では、これは法務省が扱うべきではなく厚労省が扱うべきである、と。子供の権利の保護なのだから」
ダニエル氏「実在しない児童より、実在する子供の権利を守るべきだ」
昼間氏「なぜこのことに政治家は気がつかないのか」
松浦氏「『政治家の人たちには正確な情報がないから、情報をあげれば』という声をネットなどで見かけることがあるが、全く違うと思う。政治家そのものの質はさておき(会場笑)、公費で雇われる政策秘書もいるし、官僚からも情報を集められる。知った上で、規制すべきだ、となる」

ここの2つ目の松浦議員の発言は留意が必要。松浦議員の解釈を言い換えるとこうなる。「情報を知っていても、皮膚感覚的生理感覚的な感情に児童ポルノ法の場合、最後のところで屈する議員が多い」 …これは議員活動を実際にしている松浦議員が「なぜこんなに他の議員に通じないんだろう」と感じる「砂を噛むような思い」の表明であり、実際に議員活動をしているわけではない我々がそれを情緒共有してはいけない。だから松浦議員の言葉はこう繋がる。

http://bokukoui.exblog.jp/7978350/
松浦氏「情報を分かっていても、結論では規制に賛成してしまう。生まれ育ちの文化で決まってしまい、右の人は右なりに、左の人は左なりに(註:自民党民主党だったかも)。どんな情報を入れてもダメ」

外部観察する限り、「児童ポルノ法」で頑なな議員はいくつかパターンがあって 1;畏れ多くもアメリカ様の御お考えに逆らうとは何事だ 2;「お育ちがお宜しすぎて」生理感覚判断が狂う人(エロ嫌い)http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080326#1206477715 3;宗教団体とか警察と繋がっている人 (たぶん松浦議員が念頭に置いているのは主に2だろうなあと思う)
…これらの人は「説得不能」な人々なんだが、で「説得不能」な人々の声は常に大きいんだが、我々が説得すべきは「判断を留保している」「中立的」な議員だ。「中立的」議員を何人我々に好意的にできるかで情勢は変わる。その最も典型は吉田泉議員だ。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080425#1209066028 第二第三の吉田泉議員が登場すれば状況はかなり変わる。
「畏れ多くもアメリカ様の」と「宗教団体」「警察」癒着の場合、彼らは頑なではあっても、大義名分として「畏れ多くもアメリカ様の」や「宗教団体」「警察」癒着を出すわけにはいかない。なので我々は最終的には道理が勝利することを信じて活動をするのが正しい。
さらに、議員の中で「児童ポルノ法」に関心がある議員は本当に少数で、その本当に少数な議員に上記「頑なな議員」が含まれるんだが、繰り返すが、「児童ポルノ法にあまり関心がない」議員のほうが圧倒的に数が多く、この圧倒的に数が多い議員は情報を自分で集めようとはしない。さらに、「集めてみました」情報が財団法人日本ユニセフ協会からの情報であるのならhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080426#1209140585←この辺でだいたい反駁が可能だ。たしかに官僚や政策秘書は我々より情報を集めるのに有利な立場にいるが、だからといって我々より公平なわけではないし我々より賢明だとも限らない。そのことは吉田泉議員の国会質問が証明している。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080425#1209066028

http://bokukoui.exblog.jp/7978350/
永山氏「もう一つ自分が知恵が欲しいのは、論理的にはこの法案はおかしいのに、資料や情報を幾ら積み重ねても、最後のところで『でもやっぱりこういうのは規制しないとね』と結局感情論や一般論になってしまう。これをどのように説得するか、そのノウハウはないか」

それは先方・敵方が「知の牛歩戦術」を使っているんだから、こっちも「知の牛歩戦術」を使うしかないと思われ。「知の牛歩戦術」について→ http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060903#1157224170 永山薫さんが挙げた例は「没論理弁論術」の典型例だと思われ。接続詞の使い方だけちょっと違うけど。「だから」ではなくて「でも」を使っているところだけ「没論理弁論術」と違う。でも思考法は同じ。

3

5月1日同日同時刻に行なわれたMIAUのイベントのレポートはこちら→ http://blog.livedoor.jp/ota_24_589/archives/51466576.html

感じるところのあった同志は   にほんブログ村 政治ブログへ  をクリックされたし。

鼻水を鼻紙でかむことのできない子供

1

以前「親は子供を銭湯に連れて行け」http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070813#1186934491っつーのを書いた。
ところで、成績の低い子供で今まで2例、小5生と小6生で見たんだが、「鼻を自分でかむことのできない子供」っつーのがいる。鼻紙で鼻水をかむ、という作業が自分でできないんだ。風邪ひいても鼻水垂らしまくり。シャツの胸元で鼻水を拭いたりする。見ててその非衛生さが気色悪いので鼻紙を渡すと、垂れたぶんだけ拭うだけで、「チーン」と「鼻をかむ」作業が自分でできない。
子供を進学塾にやっている親は子供に勉強させるより前に、鼻水を鼻紙でかむことを子供にちゃんと教えろ。と思った。なんで塾講師が鼻水のかみかたまで教えなならんねん。ええ、私はこういう作業を教えるのは得意なので10秒で生徒に体得させましたよ、させましたけどね。
2例とも成績がたいへん低い子供だったから、全然子供を親が相手にせず、その結果鼻水を自分でかむこともできず、言語能力の発達も知能の発達も遅れ、厄介払いと親の仄かな期待でもって進学塾に送り出しているんだろうなあと想像する。
鼻水を自分でかむことすらできない子供に受験勉強させるというのは、ものすごく絶望的な気分に私はなるんだが、どうなんだろうね。もちろん受験に成功できるわけがないことは今から目に見えているんだけど。

2

さらに余計な話だけど、生徒の鉛筆の持ち方を確認したら、半数くらいが間違った持ち方をしていた。ひどい例だと、元々正しい鉛筆の持ち方を体得していたのに、わざわざ家で間違った持ち方に矯正された例も一例あった。よくある間違った持ち方は「鉛筆を中指に押し付けるようにして持つ」例で、これで受験勉強やマンガ執筆なんかをすると中指の爪が変形したり中指にペンダコができたり中指の骨が曲がったりして体に悪い。親指・人差し指・中指で三角を作るのが日本式の正しい持ち方。もちろんウチの親は正しい持ち方を知らなかったり、こういうことを人に教えるのが最低にヘタクソだったりで、私は間違った持ち方が習慣づいてしまい、中指の骨がやや危険な状態にある。
…と書いたところで「鉛筆の正しい持ち方」をweb検索したら、間違った持ち方を堂々と「指導」しているサイトがウジャウジャ出てきた。お前らみんな間違っている。身体に負担のかかる鉛筆の持ち方なんて「指導」すんな!
上記「日本式」の正しい持ち方、とわざわざ書いたのは、「中国式」の正しい持ち方が存在するからで、中国式では親指を日本式とは逆の方向に向ける。http://d.hatena.ne.jp/images/diary/k/kamayan/2008-05-03.jpg この「中国式」ならペンダコはできない。「中国式」の人差し指方向に中指を向け直すと「日本式」の持ち方になる。画像を真似てちょっと試してみるといいかもしれない。
こんなことにこだわるのは、マンガの仕事を始めるずっと前に、すでに高校生の頃から、字を書きすぎて中指を酷使して鉛筆の持ち方自体を変えないと指が痛くて字が書けない時期というのが、結構長くあったから。映画で「中国式」の筆の使い方を見たのを真似て「中国式」の持ち方にしたら全く手に負担がかからないことが判り、訓練したので字は中国式の持ち方で書くことができる。「日本式」だと指先で字を書くんだが、「中国式」だと肩全体で字を書く。

感じるところのあった同志は   にほんブログ村 政治ブログへ  をクリックされたし。

画像はhttp://f.hatena.ne.jp/Bamu/20071008115623から「中国式」の筆の持ち方。

「ぼかりす」と産総研

1

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080430#1209502333の続き。
http://staff.aist.go.jp/m.goto/VocaListener/index-j.htmlから。

VocaListener: ユーザ歌唱を真似る歌声合成パラメータを自動推定するシステム
2008年5月28日〜29日に開催される 音楽情報科学研究会 にて学会発表予定の

VocaListener: ユーザ歌唱を真似る歌声合成パラメータを自動推定するシステムの提案
中野 倫靖, 後藤 真孝 (産総研)

のデモンストレーション動画の一部を、試験的に 【初音ミク】 PROLOGUE 【ぼかりすhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm3128145に掲載させて頂きました。本技術の詳細は2008年5月28日以降にこのWebページ上でご紹介させて頂きますので、大変申し訳ありませんがもう少々お待ち頂きたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
なお本技術は、より多くの方々が、より容易に歌声合成技術を使って楽曲制作を楽しめることを意図したものです。現在多くの方々が歌声合成技術を用いて優れた楽曲を生み出している状況を支援することは望んでいても、阻害することは意図していません。科学技術の発展と文化の発展のために、本技術をどのように世の中に出していくのが望ましいか、熟慮しながら今後の展開を進めていきますのでどうぞよろしくお願い致します。
Tomoyasu Nakano and Masataka Goto  last update: May 2, 2008

2

MikuMikuDance の最先端
 

感じるところのあった同志は   にほんブログ村 政治ブログへ  をクリックされたし。