カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

腐れ「司法改革」

809 名前:朝まで名無しさん 投稿日:05/02/17 01:30:43 ArKqqbjF
 社会的刑事事件で、四年後、陪審員制度が復活するそうだが、そんな、国民負担と、裁判所の申し訳程度の改革に、納得できない。
 少ない人数の国民に、裁判に参加させ、裁判を丸見えにしたといわれても、他の多くの国民は蚊帳の外だ。裁判内容を、国民が自由に知れるよう改革し、裁判官に○×つけるほうが、社会的には負担が少なくすむ。
 プライバシー云々と云うなら、その部分だけ黒塗りすればいいだろう。

 激しく同意。陪審員入れるなら、まず民法訴訟からだべ。なんで今回の腐れ「司法改革」は、重大刑法事件限定で、裁判員守秘義務が一生やねん。
 私の持っている情報はちと古いのだが、「裁判員」になったら課せられる「生涯にわたる守秘義務」は結局成立してしまったのかな?
 以下、以前書いたもの。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/1274/1080979808/l100
 1−1;本来は、「法廷公開原則」だ。だから、法廷内のようすを撮影し別室でモニターできるような設備を整えたり、テレビよる法廷中継放送が実現させるべきだ。
 1−2;裁判官の人事基準、裁判官の判例研究実態などは、現在秘密化されている。(公開原則の逸脱)
 1−3;民事判決の一部について最高裁が当事者に判決期日を事前通知しないこと、報道機関に提供している重要事件の判決要旨・骨子を一般には公開しないことなど、司法行政の上で市民不在な現状も、問題だ。
 これらは制度的な改正を待たず、裁判官の訴訟指揮ですぐに改められる。にも関わらず、「公開原則」を逸脱し続けている。
 1−4;現在、職業裁判官自身の表現の自由が保障されていない。
公判中はともかくとして、判決後は裁判官の意思形成過程などを透明化し取材許可するべきだ。
 2−1;現在検討されている「裁判員制度」は、秘密化であり不透明化だ。
 2−2;裁判員裁判員経験者らを含む)への接触を禁止し、取材の自由を直接規制している。
 ある裁判員に不正や適格性の欠如などの問題があったとしても、それを報道で指摘し、社会に問題提起することはできなくなる。
 裁判員制度が始まって、その功罪を検証しようとしても、報道機関が裁判員に接触できなければ、報道としての社会的責務が果たせなくなる。
 2−3;職業裁判官以上に厳しい罰則つきの守秘義務規定が、裁判員に課せられる。アホかと思う。
(職業裁判官の場合、合議内容の守秘のあり方については倫理上の原則に留まっている)
 公判終了後、一生、知りえた事実について裁判員守秘義務を負わせるのは、裁判員自身の表現の自由を不当に侵害する。裁判員の経験や教訓を社会が共有できなければ、「国民の司法への参加」という裁判員制度の趣旨そのものにも反することとなる。

 以上から、「裁判員」制度では、裁判が現在よりさらに密室化する。密室化自体が狙いだと考えるべきだ。「治安維持法」級の警戒が必要だ。
 「法の支配」は日本では貧弱だ。日本では法は縁故に下属している。官庁「行政」が「審判」機能を侵食している。裁判員に生涯守秘義務を課す「司法制度改革」は、「精神の自由」の根幹を行政が侵食することを意味する。公正な「審判」機能がさらに貧弱化する。