カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「人権」

塾では、今日は「人権」の単元を扱う。予習がイマイチ充分ではない。「人権」て、なんちゅう日本語に馴染みの悪い言葉なんだろう。大人でもマトモに理解できている人はそんなに多くないんじゃないだろうか。(だから宗教右翼なんかが「概念攪乱」かけるわけだが。)
一言で言うなら「人権」とは、「公正」「公平」の概念だ。欧州の身分社会に対し、「身分ではなく、公正・公平に」と要求するのが、「人権」だ。「公正」の根拠として、ロックとかルソーとかモンテスキューといった各時代の、憲法起草に影響を与えた思想家の言説を学ぶことになる。
「人権」も「民主制」も「憲法」も、「既に存在するもの」ではなく、「公正・公平な社会にしよう」という「宣言」なのだ。「宣言」であり「目標」だから、常に不完全であり、達成されていないことは、当然なのだ。だからこそ「公正・公平にしよう」という精神を守ることが大事なのだ。
と、自分なりに整理したが、この整理で受験に対応できるだろうか。
ロック、ルソー、モンテスキューについて、以下の講義録をネタ元にして喋ろう。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/1274/1033569005/50-82
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/1274/1033569005/18-120