カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

忘却との戦い

日本の政治は茶番の連続であり、日本の報道は創作された「物語」であり、人々は何事かの事件報道に違和感を感じた時「今回の件でみんな気づいたよ」と常に安易に言う。
だが、次の瞬間には既に忘れている。
我々がすべきは、何にどう気づいたか、ごくごくあたりまえな事柄を、常に記録にとどめ、いずれ同じ事態が発生した時、素早く参照できる用意をしておくことである。
「今回の件でみんな気づいたよ」と安易に口にした者は、自分が何に気づき、その根拠は何であるのか、明言し記述しておくべきである。人は「気づく」ことを遥かに上回る速度で忘却する。
根拠として提示できる材料が案外少ないことへの恐怖を覚えてからが、本来の「気づき」の始まりである。