共謀罪反対院内集会その他
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050717#1121622300
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050714#1121364750 の続き。
「共謀罪反対」院内集会
共謀罪反対院内集会に参加。だいたい１５０人くらい人が集まり、議員も１２人くらい参加。けっこう盛況。
一般参加者で、人権関係の運動をされている方が、こんな発言をされた。
「警察は『事件』を自分で作る。たとえばビラ撒き逮捕は、警察が住民に被害届を『書かせた』。トイレの落書きを逮捕した『事件』では、警察が役所へ行って器物破損の被害届を『書かせた』。さらにそれが『公共物破損』に格上げされた」
以下のような発言もあった。
「『共謀罪』にかかるのは懲役4年以上の犯罪だ。だが日本では量刑の幅が広いので、非常に多くの犯罪が『共謀罪』に入る。その上、刑法改正で刑罰が一律に重くなった。結果、さらに非常に多くの犯罪が『共謀罪』となる」
ちなみに児ポ法も懲役4年以上ですから、児ポ法の「内容」にかかわる「共謀」を発言すると、「共謀罪」になります。猥褻三法もかな。従来の刑法では「構成要件」を「実行」し「結果」が発生すると「事件」になったが、「共謀罪」が成立すると、「構成要件」を「実行」しないでも「事件」化する。事実上、刑法の全面書き換えに等しい。
「こんな立法が出てくるなんて、国会議員は法律に関する一般常識が欠けているんじゃないのか」という一般発言があった。それに対し、「法案提出者はよく判っていて、『悪意』があって、法案を提出している」と、円より子議員からの発言があった。
院内集会の後、インスタントで議員会館前座り込み。
先週の様子／障害者自立支援法
先週は「障害者自立支援法」と呼ばれる、実際には障害者への支援金をカットして障害者に労働させて障害者から金を取るというどえらい悪法に反対する障害者集団が大量に集って物凄い勢いだった。まあ、成立したら飢え死にする障害者はわらわら出るだろうし。先週でその審議は終了。
先週は郵政法案反対な人々、郵政公社関係の労組の人たちが3人ほど座り込みしていたかな。国会での扱いが異様に大きいのに、ふつうの人には全然関心を引いていない法律。
「障害者自立支援法」関係／シルバーリボン
以下、偶然拾ったもの。
http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20050717/p2
http://d.hatena.ne.jp/project32/20050721
http://sea.ap.teacup.com/32project/
ところで「障害者自立支援法」反対で座り込みされていらっしゃる精神障害の方と話して知ったのだが、「シルバーリボン」というキャンペーンがあって、厚生労働省が中心でやっていて、精神障害者に「死んだら脳味噌を研究に使って下さい」という意思表示をさせるものなのだそうだ。
「ひゃあ、それは７３１部隊とか、そういう流れを汲んでますねえ、さすが旧内務省の厚生省だ」と、感慨。
「厚生省役人はこう言うの。いえいえとんでもない、私どもは７３１などとはまったく違います。あくまで障害者の方々の『自由な意志』『自己決定』を尊重しているのでございます」
「シルバーリボン」で検索してみた↓
http://www7.ocn.ne.jp/~lax/SR.html
http://isogaya.aicomp.jp/silver_ribbon.html
http://www7.ocn.ne.jp/~lax/SR.html
今週の様子
さて、今週。私らがインスタントな座り込みを１０人ほどでしていると、道を挟んで正面に、公安関係者らしき方々が4人ほど、こちらをカメラで撮影などする。あの人たちもそうとう暇だね。金もらってあんな暇な仕事しているなんていいご身分だよね。
参議院会館前のほうからずいぶん威勢良くマイクの声が聞こえてくる。どういう人たちが何しているんだろう？ と思って見に行くと、日の丸の旗掲げて右翼な方々が「人権擁護法反対」の座り込みをされていらっしゃった。その集団を厚く取り囲む警察の方々。取り囲んでいる人の中には手帳に意味不明な記号を書き入れていらっしゃる公安警察の方々も。
右翼の方々の一部には、団体服を着ていらっしゃる右翼団体からの動員な人々も。照れ笑いしながら座り込みをされていらっしゃった。…日本会議系の動員かな？
後で人から聞いたところでは、この右翼な方々は「共謀罪」にも反対だとマイクで発言していたそうだ。おお、頑張れ右翼。
で、それはそれとしておとなしく我々も座り込みを続ける。ビラの捌けがずいぶん良かったそうだ。朝日新聞だかでもサイバー関係で記事になったらしい。
今日は天気が良かった。私は最近、たぶん肝臓が疲弊しているためだと思うのだが、暑くても身体の芯がわりと冷えているのだが、「暑いですね」と、我々のところに制服警察さんが話し掛けてきた。座り込みの人たちは制服警察さんと歓談していた。ふつうの体質なら実際今日は暑かったのだろう。
