カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

田舎の生活とか、政治関係とか、表現規制のこととか

アンチジェンフリ厨・高橋史朗と勝共連合

以下、高橋哲哉の講演から。

http://www.saizenji.com/page150.html
 高橋史朗という人は〔略〕「新しい歴史教科書をつくる会」の中心メンバーで、副会長としてずっと活動をしてきた人です。〔略〕
 この高橋史朗氏という人は、「つくる会」のメンバーですから「歴史教科書にいわゆる日本軍慰安婦の問題を書くのはけしからん。削除すべきだ」という主張から始まりまして、「自分たちの主張を載せた教科書を自分たち自身で作ってしまえ」という事で、扶桑社から教科書を出したわけです。同時に彼の一番のフィールドは道徳教育で、とりわけ性教育に関心が強いんです。
 〔略〕この高橋史朗氏がどんな活動してきたのか、という事で彼が出演しているビデオを上演したんですね。このビデオは「性教育過激派のねらい」というビデオです。それで私も初めて見てびっくりしたんですけれども、最初の部分にこういうナレーションが入るんですね。「社会主義国は崩壊したが、共産主義は今『性教育』という名の妖怪に形を変えて子どもたちと家庭に入り込んで来ようとしている」。非常に不気味なビデオなんですけれども、高橋氏がその中で現在日本で進められている性教育と言うのは、いかに過激なものであって人々の常識に逆らうものであるか、「性交教育」「性器教育」「煩悩教育」だというふうに決め付けて攻撃をしている。そしてまた最後が衝撃的な終わり方をするビデオなんです。
 当時、日本で広く使われていた性教育の中学校用と高校用の副読本が画面に現れまして、なんとそれに火が付けられ、燃やされるシーンで終わるんですよね。つまり焚書ですね。かつてナチスドイツが「ユダヤ人の書物が有害である」と言って鎧の広場にそれを集めて燃やしました。それと全く同じ感性でこの性教育を攻撃している、そういうビデオだった訳なんです。このビデオは高橋氏自身が表明しているところでは、勝共連合系の団体から依頼されて出演したという事で、実は彼はいわゆる統一教会系のグループと連動しながら、ずっと現在の性教育を過激だとして攻撃してきた、そういう人物だったんですね。
 そのビデオの中で燃やされている性教育の副読本の中学校用のほうをここに持って来てます。東京書籍のもので、中を見ますと、子どもたちが成長していく過程で、「性」というものを自分の中にどういうふうに統合していくかという事を中心にして書かれています。
 一番最後の所には参考資料として「子どもの権利条約」、それから「女性差別撤廃条約」、そして「世界人権宣言」というものが載っております。至って真っ当な性教育の副読本だと私などには見えるんですが、これが過激派になってしまう。共産主義者の陰謀だという事になってしまうんですよね。
 そういう性教育バッシングを進めると同時に、彼はいわゆるジェンダーフリー教育というものに対しても攻撃をしてきました。ジェンダーフリーと言うのは、「女性差別撤廃条約」というものを日本がようやく批准し、行政サイドでも「男女共同参画基本法」というものを制定して、敗戦後の日本国憲法の制定でようやく男女平等が日本に導入された訳ですけれども、にも拘らず実質的に様々な社会の場面で存在していた女性差別というものを行政サイドも含めて無くしていこうという、そういう試みがこの間あった訳です。それに対して非常に反論的な形でバッシングをする。ジェンダーフリーと言うのは、伝統的・固定的な性別役割分業、男らしさ、女らしさという伝統的なものを押し付けることへの批判から出てきた考え方で、21世紀においては、当然社会的な前提にならなければならないと、私などは思っています。これを攻撃し、そして教育現場では東京都の都教委がですね、これも昨年の暮れに決めましたように「男女混合名簿などももはややってはならん」というような動きを進めてきた中心人物、これが高橋史朗氏だった訳なんですね。