カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

靖国神社で、右翼が集団暴行

靖国神社で、右翼のひとびとが一人の青年をよってたかってボコボコに。リンク先(虚構の皇国blog)で写真を見ることができます。

http://www.doblog.com/weblog/myblog/14406
8月15日午前9時30分、靖国神社で、右翼のひとびとが一人の青年をよってたかってボコボコにしているのに遭遇! 相手は一人なのに、この興奮ぶりはスゴイ。
モロにパンチが入っているのが見えます。これはどう考えても暴行ですが、例によっておとがめなし、と見た。
老若のおやっさんたち入り乱れての大乱闘です。相手は一人なのに……

海外でも報道された模様。

〔上の〕ブログで紹介されている、右翼の集団暴行場面と思われる映像を、ドイツのARDテレビもちょっと紹介していました。
http://www.tagesschau.de/sendungen/0,1196,OID4636712_REF_DAT,00.html
16分過ぎから問題の場面。それに引き続き数分間、靖国関連のルポが見れます。石原が出席した集会や靖国反対デモの映像もあります。レポーターは問題の暴行場面を、靖国のそばで反対行動をしていた若者を右翼が殴り、警察が安全な地域へ移動させたと報告しています。この映像の人物と、警察に逮捕された4人との関連は、この映像からでは明らかではありません。

先の「虚構の皇国blog」に面白い記事があったので、以下転載。

http://www.doblog.com/weblog/myblog/14406
出版界の動向とは無関係に、ある大部の靖国本がひっそりと版を重ねている。それがこの『靖国 慰霊と鎮魂』だ。
 407頁、重さ2・3キロ、厚さ 50ミリ、定価3万8000円……まさに靖国本の親分的重厚さであるが、本屋で買っても持って帰るのに異常に難儀するようなこの本、果たして買う人がいるのか? と思ったらナント1年で9刷というのだからすごい。にもかかわらず本屋で見たことがない。おかしい、と調べてみたら、やっぱり某業界の商売用の本だった。
要するに企業の総務部や自治体に請求書とともに一方的に送りつけて購読要請をする類の本なのだ。部落解放同盟によれば、「同和文献保存会」を名乗るエセ同和団体の系列らしく、どおりで無意味に値が張るわけである。
 どーせそんなところが出しているんだから……と思いきや、参考文献として村上重良『慰霊と招魂』、田中伸尚・田中宏ほか『遺族と戦後』、藤原彰沖縄戦』など普通の右翼なら挙そうにないものも入っており、へぇーという感じである。
 中身もなかなかマニアックな構成だ。まずは靖国神社の戦前戦後を、各種公式パンフや歴史書から無断引用してコンパクトにまとめ、「英霊の遺書」「文学における靖国神社」などをこれまた無断引用。これだけでもかなり安上がりだが、さらに「各界の意見」として右翼の「靖国国家護持意見書」から左翼の「靖国公式参拝反対」の抗議文までをバランスよく収集、「箕面忠魂碑訴訟」など靖国関連訴訟10本のそれなりに良心的な解説を収めている(が、これは『ジュリスト』や『判例タイムズ』からのまとめであろう)。
 とにかく、引用の切り張りで作り上げているのだが、資料集としては使える駄本なのである。
 エセ同和団体が意外とマジメだったのか、製作を依頼された編集プロダクションが実は靖国に批判的だったのか真相はわからないが、奇妙かつ面妖な靖国本に仕上がっているのだ。〔略〕
 ちなみに、「日本の古本屋」というサイトでこの本を検索すると、全国各地の古本屋に持ち込まれて、一冊2000円〜4000円で店頭に出ているらしい。買ってもサイズがデカすぎて普通の本棚には入りませんが。