カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

警察官僚と新興宗教 

  警察官僚と新興宗教  鎌倉圭悟
 突然の選挙でしたねえ。九・一一に日本各地で万歳の声がこだまするというのもなんとも…。原稿描いてる時点じゃ、結果は判らないけど…。昨年参院選で〔社民党へ〕具申した意見、少しは採り入れていただけただろうか…。
 宮崎学HPには、「北海道警は道警を告訴した民主党H議員の封圧にチームまでつくった」とありましたね〔一〕。
 「共謀罪」の提案者って、元警察庁長官の山田英雄・公共政策理事長で、「盗聴法」を作った人なんだよね〔二〕。
 「盗聴法」立法のきっかけは「共産党緒方靖夫宅・盗聴事件」(一九八五〜八六年)で、この盗聴事件発覚当事の警察庁長官が、山田英雄。盗聴事件の責任とって辞職しました〔三〕。盗聴事件後、違法捜査を「合法」化するために「盗聴法」が作られました。検察と密約して〔四〕。
 山田英雄は企業要人身辺警護専門会社「日本シークレットサービス」という警察・検察天下り先の顧問になってます〔五〕。

株式会社 日本シークレット・サービス 
社長 千葉行雄(元茨城県警察本部長)
最高顧問 山本鎭彦(元警察庁長官)
顧問 鈴木貞敏(元警察庁長官)
顧問 山田英雄(元警察庁長官)
顧問 井上幸彦(元警視総監)
法律顧問
河上和雄(元最高検公判部長)
設立 昭和六三年十一月十日
所在地 本社 〒一〇〇―〇〇一四 東京都千代田区永田町一丁目一一番一号 三宅坂ビル九階

 「治安ビジネス」という新たな天下り先を創設したわけです。「ポリスチャンネル」というNPOの理事もしています〔六〕。
 警察といえば…。
 …「月刊ポリスマガジン」という雑誌があって、発行人は光永仁義ですが〔七〕、光永仁義は新興宗教「慧光塾」の教祖で、手かざしや悪魔払いをしてる人です。光永仁義安倍晋三と家族ぐるみのつきあいで〔八〕、「ポリスマガジン」創刊百号記念では山田英雄と安倍晋三が対談してます。
 光永仁義は今年七月「謎の急死」しました〔九〕。
 何があったんでしょうねえ。

   注釈
 〔一〕http://www.miyazakimanabu.com/archive/2005/08/20050822.htm 
 〔二〕http://kyuen.ld.infoseek.co.jp/information/log_0032.html 以下引用。「6月8日、自民党政務調査会はおとり捜査・潜入捜査(スパイ)・司法取引(転向強要)・盗聴拡大を提言した。また、元警察庁長官の山田英雄公共政策調査会理事長は、警察政策学会で(1)治安対策基本法制定、②危険人物の一時拘束、(2)破防法改悪、(3)盗聴法改悪、(4)スパイ罪制定、(5)警察緊急権の有事立法、(6)各種治安機関の警察庁への統合など「反テロ」を口実に戦争国家体制のあり方を検討していることを明らかにした。」 
 〔三〕http://www.geocities.jp/s060630/polic4.htm 以下引用。「複数の検察関係者は、『特捜部の捜査が開始されたころから、検事総長の伊藤栄樹と警察庁幹部の打ち合わせが頻繁に行われた』と明かす。〔略〕〔警察庁〕長官の山田〔英雄〕は昭和62年7月28日の衆院地方行政委員会で『警察が盗聴容疑で検察庁の事情聴取を受けていること自体が、国民の信頼を損なった』として、暗に一連の人事異動が盗聴事件がらみだったことを初めて認め、責任をとって辞職した。」 
 〔四〕青木理『日本の公安警察』(講談社現代新書、2000年)127p-136p。
 〔五〕http://www.j-s-s.com/companyprofile.htm 「日本シークレット・サービス」は、「武富士」に関係している。http://www.jcp.or.jp/diet/nittei/156/touron_0728.html 「個人情報保護法案に対する討論/2003年7月28日 参議院 個人情報特別委員会 日本共産党 宮本岳志議員」 
 〔六〕http://www.police-ch.jp/whatpc/ http://www.rbbtoday.com/news/20050204/20840.htm 「週刊ポスト」04年6月11日号、「フライデー」05年7月1日号 
 〔七〕http://www.polimaga.com/ 
 〔八〕http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/07/post_7c08.html
 〔九〕http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/07/post_04bb.html