カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「小谷野敦」に関わるキーワード編集合戦

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050917#1126904273 の続き。
はてなキーワード」で「小谷野敦」の項はこんな感じにだいたい固まっていった。

1962年(昭和37年)、茨城県生まれ。id:jun-jun1965
東京大学文学部英文科卒。同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士(超域文化科学)。
現在、東京大学非常勤講師、国際日本文化研究センター客員助教授。

主な著書

など

現在の主な連載

  • 「私は野球にもサッカーにも興味がない」(『SPORTIVA』2004年7月号〜2005年9月号)
  • 「5つの扉 文学」(『新潮45』 2004年10月号〜)
  • 「上機嫌な私」(『文學界』 2005年1月号〜)
  • 「売春の日本史」(『考える人』2005年夏号〜)

最近の仕事(連載以外)

  • 「ファンタジーは君主制の夢を見るか?」(『大航海』 No.49 2003年)
  • 「非「科学」的な人文社会科学」(『ユリイカ』 2004年3月号)
  • 「『葉隠』の恋は衆道」(『文藝別冊・武士道入門』2004年6月)
  • 「偉大なる通俗作家・乱歩」(『国文学 解釈と鑑賞別冊 江戸川乱歩と大衆の20世紀』2004年7月)
  • 夏目漱石の保身」(『文学界』2004年10月号)
  • 「「今上天皇」という語」(『文学』2004年11・12月号)
  • 「性と文学」(『国文学 解釈と鑑賞』2004年12月号)
  • 「ヴェルヌはメルヴィルを読んだか?」(『英語青年』2004年12月号)
  • 「「聖なる性」の再検討」(国際日本文化研究センター『日本研究』29、2004年12月)
  • オールコックが観た歌舞伎」(『図書』 2005年1月号)
  • 禁煙ファシズムは怖いぞ」(『文藝春秋』2005年2月号)
  • 「日記を面白がる人々」(『草思』2005年2月号)
  • 「少女マンガのギャグ」(『ユリイカ』2005年2月号)
  • 「反・色道文化論」(『国文学 解釈と鑑賞別冊 西鶴』2005年3月)
  • ミクシィは出会い系か?」(『ユリイカ』2005年4月号)
  • 「落語を聴かない者は日本文化を語るな」(『文學界』2005年9月)

で、id:otsune氏が09/17 06:07に以下追加する。

Webにおけるコメント活動

(ネットでの活動を追記した。本を読むこととウェブを見ることは直接関係が無いからである。またネットや本に限らず、講演や新聞やその他メディアでの活動などを含めてキーワードを解説する情報が充実していることが望ましいだろう)

id:otsune氏が新たに書き足した部分は太字に表記した。さて、id:otsune氏の言うことも「そうだな」とも思うが、しかしwebストーカー的匂いが出てきて、これでは観察される側には「迷惑なんじゃあ」という感情が発生するのもむべなるかな、という気がする。
小谷野敦id:jun-jun1965氏はたぶんマジメで剛の人だと思われ、そのためリアクションがちょっと大人気なく、2005/09/17 23:41:38 に「削除予定キーワード」とした。その直後、id:rnaさんがキーワードを復活させる。

rna 『キーワードははてな市民の共有財産です。最低限の内容だけ戻して復活させました。』 (2005/09/18 00:20)

id:rnaさんのこの編集コメントは最も妥当だと思う。
webで「論争」がなされている、あるいは「交流」がなされているところにリンクを張ると、荒らしを呼び招くことがしばしばあるので、そのことへの配慮として、「はてなキーワード」のような共有財産では、web「コメント」ストーキングは互いに慎む、というのが、ネチケットとして考えられるべきかもしれない。結果として有益なコメントが減っていく状況を作ってしまうのは、web言説内容を貧しくすることになり、望ましくないだろう。
「アンチジェンダーフリー」解析のための豊かな言説がwebに溢れることを私は望みます。
ということで、着目し焦点化するべきは、以下のところだったんですね。(id:clawさんの整理による)

http://macska.org/index.php?p=106
小谷野さんへのお返事/「ジェンダーフリー」と「男女平等」の関係
こうして見ると、朝日新聞の高橋氏はダイアモンド側の「自説の間違った利用を正す」ための戦略に乗せられてしまったかな、という感じはするのだけれど、この場合一番浅ましいのはダイアモンドを騙して自分の主張に都合の良いコメントを引き出した世界日報の山本記者だし、そんな怪しげなインタビューを引用して「ブレンダ本」をジェンダーフリー・バッシングのための道具として利用しようとした八木秀次氏の方でしょ。何度も言うように、ジェンダーフリーへの批判はあってもいいけれど、その根拠がいつ見てもウソだらけというのはみっともないから気をつけましょうね。