カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

嫌韓厨のロジックは、イスラエルのトンデモ本に似ている

http://0000000000.net/p-navi/info/book/200510010820.htm のブログ記事を読んで、「嫌韓厨」のロジックと、パレスチナ人を抑圧するイスラエルのロジックは似ているなあ、と思った。「嫌韓厨」は頭が悪くて自分でものを考えることができるわけがないから(偏見)、「嫌韓厨」のロジックはイスラエルからの輸入品かも知れないな、と思った。

http://0000000000.net/p-navi/info/book/200510010820.htm
フィンケルシュタインが新著"Beyond Chutzpah"で、徹底的に検証を行ったダーショウィッツの"The case for Israel"は、いったいどういう内容のものであったか。
曰く、パレスチナ人は自らで国を去っていった。曰く、イスラエル建国時にユダヤ人が起こした虐殺はデイル・ヤシーン以外ないが、アラブ人がユダヤ人を虐殺した例は山のようにある。
曰く、イスラエル軍は民間人を故意に狙っていない。曰く、殺された民間人はイスラエル人のほうが多い。イスラエルは拷問をしていない中東で唯一の国だ……等々。
パレスチナ人からみると「またか…」と思える、繰り返されてきた言説だけに満ちているもので、とくにそれ以上の内容はない。
問題はこの本が米国(および英国)のメディアで「絶賛」され、多くの書評に好意的に取り上げられ、ベストセラーと言ってもよい売れ行きを見せたことだった。

マンガ嫌韓流』に経緯が似ているように思う。幸い、日本では『マンガ嫌韓流』が「多くの書評に好意的に取り上げられ」たりはしてないけど。
嫌韓厨」の後ろに、親イスラエルな「キリストの幕屋」がいたら、「ああ、だからか」となるが。

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