カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

『風流夢譚』事件

イスラムへの差別マンガ関連 http://d.hatena.ne.jp/rna/20060207/p2 http://d.hatena.ne.jp/claw/20060207#p4
上記二人の見解に賛同する。
それはそれとして、変に引き合いに出すとえらいややこしくなるんだが、この暴動のニュースから連想した、日本現代史の事件…『楢山節考』で有名な深沢七郎の『風流夢譚』。
http://homepage3.nifty.com/luna-sy/mutan.html

http://fkoktts.hp.infoseek.co.jp/fukazawa.sheet.html
昭和35年12月、七郎は『風流夢譚』を「中央公論」に発表、皇室を侮辱するものだとして右翼の反発をかった。翌年、2月1日夜、中央公論社社長嶋中鵬二宅は小森孝二に襲われ、お手伝いの丸山カネが殺害された。

お手伝いさんを殺害するところが「右翼的」だなあ、と思った。
ところで皇室も右翼も「強者」で決して「被差別対象」ではないから、『風流夢譚』発禁と右翼による殺害事件は「差別された側の暴動」なんかじゃもちろんないよ。右翼が『風流夢譚』殺害事件をもし正当化したいのなら、イスラム暴動に連帯するしかないね、とは思うけど。
まあネットでブイブイ言ってたり週末に都内駅前で街宣したりしているのはただの差別主義者や職業右翼で、思想右翼じゃないから、こんな揶揄も通じないんだけどね。
右翼によるテロ行為といえば、森派の意向を受けて住吉会系「日本青年社」が「噂の真相」編集部を襲撃したこともあったね。 http://www.uwashin.com/2001/masu/masu67.html
右翼による殺害事件では、朝日新聞襲撃事件なんてのもあったね。あの犯人は後に鈴木邦夫に接触したから、「生長の家」関係者だったのかな。
日本会議」の平沼赳夫と、民主党幹事長・鳩山由紀夫が「皇室典範」のことで昨夜会談したそうだけど、この両者も「生長の家」繋がりなんだよね。気色悪い。まったくもって気色悪い。
皇室典範日本会議つながりで。
「左翼陰謀」論の極北 http://d.hatena.ne.jp/opemu/20060205/1139126710

ぽちっとな