カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

額賀福志郎/「カルトのカーテン(?)」

かつて「鉄のカーテン」というものがあった。西側国家群と東側国家群の断層をそう呼称した。「竹のカーテン」という言葉もあった。秘密主義の中共政府とその統治領域に対する呼称だ。北朝鮮へ「冷麺のカーテン」という呼称を提案している知り合いもいるhttp://d.hatena.ne.jp/artane/20060705
ところで、かつて二大政党制の必要性が議論されたとき、果たして日本国内に二大政党制が拠って立つような断層があるのだろうか、と私は疑問に思った。俗には右翼と左翼がそれだとされるが、右翼と左翼は同じものの半面に過ぎないということは多少脳みそが働いている人ならわりとすぐ気づくことだ。だから右翼と左翼は決して断層ではない。
では日本国内に断層はないのか? すごい断層が存在する。以下説明する。
「きまぐれな日々」http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-93.html に、以下の記述があった。

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-93.html
敵基地攻撃だのなんだのと、安倍晋三額賀福志郎麻生太郎の三馬鹿がアジ演説をやり出している。オナジミの安倍、麻生はともかく、額賀なんて何で偉そうな発言をしてられるんだろうか? コイツってたしか二度ばかり大臣を辞職に追い込まれたんじゃなかったっけ、と思ったら、やっぱりそうだった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A1%8D%E8%B3%80%E7%A6%8F%E5%BF%97%E9%83%8E
平成10年(1998年)小渕内閣防衛庁長官に就任するが、防衛庁調達実施本部における不祥事を理由として当時与党が少数であった参議院で問責決議案が可決され11月に辞任を余儀なくされる。平成13年(2001年)1月の中央省庁再編で経済財政担当大臣となる。経世会平成研究会では、橋本龍太郎小渕恵三の次を担うとして、鈴木宗男藤井孝男とともに名が上がる。しかし、KSD事件に絡み、KSDから1500万円の献金を受けていたため、責任を取り経済財政相を辞任した。
(以上、Wikipedia額賀福志郎」より)

KSD事件とは、「生長の家」子飼い議員たちの事件だった。http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/1274/1038012062/9-12

http://www1.ocn.ne.jp/~kenpou/work/tushin/2001/0104.HTM
 KSD 事件もひどい疑獄事件ですが、〔略〕村上正邦とその子分である小山孝雄といった前議員は、他方で熱心なウルトラ右翼的改憲論者であり、〔略〕両名は、神道政治連盟国会議員懇談会幹事長と事務局長でした。この懇談会の30周年祝賀会の席上で、例の「神の国」発言は飛び出しています。村上が〔略〕参議院憲法調査会の会長であったことはよく知られていますが、小山もこの調査会の幹事でしたし、今問題の「新しい歴史教科書をつくる会」とも因縁が深く、「つくる会」の代表である西尾幹二から「もっとも頼りにする議員」と信頼を得てきました。しかし両名は、他方では、別の宗教団体である「生長の家」の金と票でのし上がってきました。生長の家との関係がまずくなって、次に票と金を狙って癒着した先がKSDです。〔略〕

http://www.mainichi.co.jp/eye/shasetsu/200103/16-2.html
 KSDは〔略〕労働省OBが設立当初から関与し、最大時で関連財団を含めると39人もが天下りしていた。受託収賄容疑で逮捕された〔略〕村上正邦容疑者(68)は「労働族のドン」として〔略〕労働省が最も頼りにしてきた政治家だった。〔略〕KSD関連財団が推進してきた「ものつくり大学」の設立や、同大学への補助金の増額、関連財団が強く要望していた外国人研修生の滞在期間を2年から3年に延長した問題などである。〔略〕厚生労働省がいくら政治家からの働きかけの影響を否定しようとも説得力はない。〔略〕労働省は財団の私物化や関連団体がKSDから受け取る補助金自民党への政治献金に回していた問題を知り、1993年から是正するよう指導を繰り返してはいた。しかし、KSDは指導には従わなかった。

この、KSD事件で捕まった村上正邦小山孝雄両氏は「生長の家」子飼い議員であり、同時に、我々オタクの中では「青少年有害環境対策基本法」立案議員としてその名が記憶されている。
村上正邦小山孝雄両氏は立件され政治力を失ったが、額賀福志郎は生き残り、二回の更迭にあいながら復権している。なぜ復権が可能だったのだろう。極めて不思議である。この復権の奇怪さは、15年戦争当時の人事システムの奇怪さを連想させる。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060319#1142707731 日本国内には、ふつうの庶民なら絶対に回復不可能な社会的失点を蒙っても権力に返り咲くことができる仕組みが存在するらしい。たぶんそれは一種の身分制社会である。たぶん日本は身分制社会なのである。
特権者の側にいる人々と我々大衆との断層を仮に「カルトのカーテン」と呼称しておこう。身分制の正当化にカルトが絡んでいることが推察できるからだ。おそらく額賀福志郎安倍晋三は「カルトのカーテン」の内側の人間であり、我々大衆はそのカーテンの外側に位置する。
「カルトのカーテン」の内側では、15年戦争当時の軍部がしつっこく情実主義で失敗の隠蔽を行いそれにより結果として激しく国家に害をなしていったのと同様のことが行なわれていると推定できる。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/1274/1038012062/94
http://www.linkclub.or.jp/~teppei-y/tawara%20HP/ima%20tawara.html
「カルトのカーテン」の内部は外部とは別な論理と別な価値基準で物事が動いている。たとえば自民党議員の中では塩崎恭久はかなり有能だと私は思っている。だから有能さで首相が選定されるのなら塩崎恭久は候補に挙がるだろうし塩崎恭久首相候補だったら自民党政権は国民政党として継続するだろうと思う。だが実際には塩崎恭久は、日本人男子平均未満の知能の持ち主である安倍晋三の政策担当係という役どころになっている。
「カルトのカーテン」の内側の評価基準は有能さ無能さとは無関係なものだ。おそらくは「家柄」と、カルトとの癒着度合い(カルトは実力部隊であり集票マシンである)が評価基準だ。日本人男性平均未満の知能の持ち主である安倍晋三首相候補となり、有能な知能の持ち主はせいぜいその配下とされるに過ぎない。日本では国家とは「カルトのカーテン」の内側の占有物である。外交というものがこの世に存在することすら気づかない程度の能力の持ち主が「カルトのカーテン」の内部では重きをなすようだ。だから日本の政治はツッコミなしのボケ倒しで進んでいる。これはたいへんに希望に満ちた、夢のある話である(皮肉)。
額賀福志郎について、オマケ↓ 

http://interceptor.blog13.fc2.com/blog-entry-607.html
額賀福志郎は〕98年と06年と2度に渡って、金正日将軍にテポドン撃たせた防衛長官(偶然か?)
98年と06年と2度に渡って、防衛施設庁スキャンダルで祭り上げられた長官(偶然か?)
98年からミサイル防衛網構想をぶち上げて、日米韓を巻き込み、米国軍産複合体天文学的売上貢献を見込んだ新商品開発をプレゼンテーションした張本人
06年、ラムズフェルドに7100億円を「気前良くプレゼント」したメッセンジャーボーイ
米国軍の海外移転に伴い3兆円に迫る日本人の税金をアメリカに献上する"遣米使"

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