カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

オウム事件・仮総括

麻原彰晃松本智津夫)の死刑が確定した。口封じだと思う。麻原彰晃拘置所の中でアッパラパーになったのは、薬で喋れないようにされたのだと思う。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060328#1143557905 オウム裁判は、全然真相究明に寄与していなかったように思う。重要なアクターを故意に回避して事件が組み立てられ、真相は何も出さないかたちにしているのだろうと思う。
報道で言及されない重要なアクターとして、噂でよく出てくるのは、まずは統一協会。そして北朝鮮。これに公安警察が加わると私は思う。創価学会もしばしば噂になる。創価学会本体と考えるより、後藤組の存在がアクターとして重要だと思う。(私は創価学会に少し甘い)
統一協会北朝鮮後藤組」による合作事件がオウム事件だった、という図式は真実味を覚える。
こんなの→ http://freett.com/iu/memo/Chapter-010518.html を拾った。http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/1274/1158340527/ に念のため保存しておく。

http://freett.com/iu/memo/Chapter-010518.html

96 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/13(木) 18:03

麻原自身はただの詐欺師。空中浮遊なんてカルト雑誌のムウがいんちき写真掲載しただけ。灯台〔東大〕でも世間知らずのバカはいる。大学のサークル勧誘で引っかかった友達いないやつが多い。ただね、北朝鮮統一教会から洗脳ノウハウ授かってんだよ、あの教団は。
東京都の宗教法人認証に尽力したのは、山口敏男。埼玉県選出だけど、金貰ってたから。あまりにも強引な信者工作で、1989年に被害者が告訴しようとした。横浜弁護士会の担当が、坂本堤氏。彼は、上祐、青山、早川、新美と直談判したんだよ。そして、深夜に村井、新美、早川らに一家三人とも惨殺された。遺体は、北アルプスの山中に埋められた。
ここでおかしいのは、神奈川県警がオウムを捜査しなかったこと。宗教うんむんじゃなくて、政治圧力だね。北朝鮮統一教会がらみの。〔略〕

当時の神奈川県警本部長は、例の、城内実・元衆議院議員安倍晋三の弟分〕の父親城内康光〔「日本会議」理事〕だ。後藤組に弱みを握られ、オウム犯罪を隠蔽したと言われている。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050310#1110435113 http://www.jca.apc.org/~altmedka/ron-38-yam.html つまり坂本堤事件の責任を負うべき一人だと考えられる。この城内康光は、1988年に北朝鮮拉致事件や北朝鮮工作員辛光洙」についての答弁を政府委員として行なっている。http://www.jcp.or.jp/activ/active60-ratimondai/1988-0326.html この「辛光洙」の釈放要望書署名に関連して、ネット右翼(?)が物凄い勢いで野党叩き、とくに菅直人叩きをどえらく執拗に行なっていたのを、たいへん不審に私は感じていた。何かこの後ろに「ネット右翼(実態は宗教右翼かもしれないし、暴力団かもしれない)」が隠蔽したい事柄、情報工作をしなくてはならない事柄があるのだろうと思われる。たとえばオウム事件への神奈川県警の関与とか。神奈川県警は公安警察の拠点のひとつであり、「共産党盗聴事件」を起こした公安警察は神奈川県警だ。http://www.geocities.jp/s060630/polic4.htm

145 名前:茶々丸[] 投稿日:03/03/31(月) 16:58

オウムの教団武装化に最も貢献したのはティローパ正悟師こと早川紀世秀だ。彼は坂本堤弁護士一家殺人事件の実行犯でもある。教団幹部の中では珍しく社会経験が長い。ロシア語に堪能で教団の武器調達で何度もモスクワを訪れていた。このティローパが教団の真の実力者だと言う説もある。地下鉄サリン事件後に押収された早川ノートには、「われわれはもう戦うしかない。1995年10月、決行」とクーデターをほのめかす言葉があった。

146 名前:茶々丸[] 投稿日:03/03/31(月) 17:06

で、このティローパは坂本弁護士一家殺人事件の犯人なんだけどこの事件も謎がある。マンジュシュリー・ミトラ、ミラレパ、マハー・アングリマーラー、ティローパの4人が坂本宅に侵入。この深夜の侵入が何故容易に行われたのか。公判ではなんと「坂本宅に鍵は掛かっていなかった」と言う。周知のように坂本弁護士の被害者救済活動は、テレビ局によってオウム側に知らされていた。この後にテレビ局側からオウムに見せましたよと言う通知は無かったにしてもおかしい。なぜなら、坂本弁護士はすでにオウム教団と話し合いで会っているからである。
また、一般常識から考えても深夜には鍵をかけるのが普通だ。坂本弁護士夫人の父も「都子、聞こえてますか」で事件最大の謎だとしている。

この「146 茶々丸」の発言は文が乱れていて、というか読者に前提情報依存していて、意味をとりにくい。テレビ局云々、というのはTBSが叩かれることに至る、オウムへの映像提供(だったかな?)のことかな。オウム事件関係ではTBSバッシングがたぶん公安あたりが仕掛けていたんじゃないかなあ、と感じるが、よくわからない。
「坂本宅に鍵は掛かっていなかった」という証言は重要だ。オウムが実行犯だとしても、鍵を開け、殺害事件を用意したグループがいると推定できる。それがオウム事件の黒幕(のひとつ)だろう。公安による犯罪である可能性はかなり高いと思われる。
さて、オウム事件北朝鮮が深く関わる事件であり、北朝鮮が出てくると報道が止まる。日本では報道がアテにならず、我々は事実を知らされていない、という欠乏感が常に供給される。
ここから「右翼の中での物語」が生まれる。「右翼の中での物語」では、おそらくオウム事件の黒幕は北朝鮮であり、左翼過激派がそれに関与し、ロシアへの進出も仲介した、だから北朝鮮関連は全て叩いてしかるべきだ、こういう「物語」が生まれていると思われる。「北朝鮮」が登場すると報道が止まるのは、日本国内の「左翼」が報道を止めているのだ、と「物語」はおそらく続く。その「物語」に身を委ね、下らない情緒的北朝鮮バッシングをしていた「ネット右翼」たちはけっこういるかと思う。
だが、「右翼の中での物語」には欠けているアクターがいる。つまり統一協会であり、公安である。「右翼の中での物語」にごくまれに統一協会が登場するときは「北朝鮮の協力者」「北よりの勢力」として現れる。まあ、統一協会北朝鮮に資本投下しているから、その解釈は丸っきりの嘘ではないと言える。情報工作は常に9割の真実と1割の嘘によってなされる。だが「右翼の中での物語」では、「統一協会」が「勝共連合」であり岸信介政権と癒着し安倍晋太郎と癒着し中曽根康弘と癒着し、そして現在の安倍晋三とも癒着し、大量の現役自民党議員と癒着している、という事実は欠落させられていた。その統一協会が強くプッシュしている安倍晋三が「北朝鮮問題のエース」として登場したのは、悲劇とか滑稽とか言う以前に、「誰かこのボケ倒しにツッコミを入れろ!」と絶叫したくなるのだが、幸いにして最近はだいぶツッコミを入れる人が増えて多少は安心しているが、一時はほんとうにどうなることかと思った。岸信介安倍晋太郎統一協会の関係について書かれた本や記事を読んでいるのは俺一人ではないはずなのに、なぜそのツッコミを入れる人間がかくも少ないのだ、と、胃の底が焼けるような思いを私はしていた。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060623#1151046416 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060625#1151244733 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060626#1151251261
オウム事件から「北朝鮮バッシング」に至る自民党政治は、金丸信・野中弘務が持っていた北朝鮮利権を森派が奪う、という大きな流れが一つあると考えられる。森派のパートナーとして、統一協会後藤組住吉会などが動き、情報工作と示威行為を行なった。ここに公安も深く関わっている。オウム事件の後ろにある大きい流れは、だいたいこのようなものだと思われる。

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