カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

田舎の生活とか、政治関係とか、表現規制のこととか、狂乱している老母との生活とか

バカ親列伝/「親の顔が見たい」

1

うちの塾はわりと保護者と連絡をとるほうなのだが、問題行動を起こす子供の親はたいがい幼児的性格で、子供より問題行動を起こしている。「親の顔が見たい」という言葉の意味は、塾講師始めてからたいへんに納得がいっている。更年期障害になっている、あるいはなりかけている保護者の方は、なるべく早く治療されてほしい。そうでないと、絶対に子供の成績は不振になるし、それ以上に子供がかわいそうだ。
本日回診電話かけた先の母親は、たぶん更年期障害が始まっているのに当人がそれに無自覚で、すげえ精神不安定で、ついでに塾からの案内を読む力がないから、案内に書いてあることを理解しないで色々独り決めしていて、被害妄想を暴走させていて、不満を私にぶちまけていた。
いや、まあ、たしかにうちの塾の案内はあまり判りやすくはないと私も思うよ、うちの塾はヒトにものを伝え教えるのが商売のクセに、大人にものを伝えることに不熱心で無頓着で不親切で、そもそも情報整理能力に会社単位で難があり、そのため現場への負担が激しくなり、現場でも情報が全く整理されていない欠陥を持つ会社だと私もたしかに感じるよ。
でも、あなたほど全く読解していない人は初めてだよ。教材購入表に書いてある語句くらい読めよ、読んで意味がわからないのなら訊けよ、読んで意味がよくわからないという問い合わせは今までにもあったけど、読んで理解しないで購入の必要のない教材を購入して、その後で意味がわからなかったとブーたれた人はあんたが初めてだよ。子供の国語得点力が上がらないとブーたれていらっしゃるけど、4年生の国語力は、かなり忠実に母親の国語力をトレースしているよ。
以前書いたのを以下再掲しておく。

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060603#1149268934
うちの塾には保護者会があり、保護者を見る機会があり、また保護者への連絡にわりと熱心だ。塾講師作業としては負担ではあるが、保護者を見る機会があるというのはたいへんに勉強になる。「なぜこの子はこうなんだろう」と顔をしかめざるを得ない場合、保護者を見ると得心する、「ああ、この子はこの親の被害者なんだな」と。

本日回診かけた先の母親は、「自分とは何なのだろう」という思春期的自意識を巧く「成長」させるのにしくじった、抽象思考をしないお方のようにも思われる。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20061011#1160521802 こういう方はパターンでしか思考しないから、立体的思考をせず、「いい子供」「悪い子供」というごく単純で粗野な二項対立でしか物事を見ないように感じられる。当然語彙も少ないし、語彙が少ないから文を読まず、母親が文を読まないから当然に子供も文を読まず、親子の対話はごく少ない語彙だけでテレパシー交換のごとき情緒の応酬になり、それで互いの意図など伝わるはずがないから親子喧嘩になり、子供は情緒不安定となり、成績は向上せず、成績が向上しないのは「子供が悪い」か「塾が悪い」かという単純で粗野な結論だけになる。ちげーっちゅうの。

2

連想して思い出したので、別の家庭のケースを。
その男子生徒は4年生からいた。授業中突然喚き出す、問題行動な生徒だった。いつも怯えていて、落ち着きが全くなかった。家庭内で暴力にあっているのかな、と想像した。この生徒とはあまり関わることなく、この生徒は5年生の初めに退塾した。
その男子生徒は6年生になってからまた塾に復帰した。復帰の受付の時に、私は彼の母親に初めて会った。その母親は、全く相手の話を聞かず、激しく自分の子供を言い腐し(どうもそれを「謙虚」と錯覚しているらしい)、繰り返し同じ話ばかりして、同じ小学校の最優等生の話ばかりしていた。母親と話をしていて、うわ、と思った。たぶんこの母親も更年期障害なんじゃないかなあ、と想像した。*1少なくともこの母親の場合、かなり激烈に子供に依存し、その依存が倒錯的で、だから子供が異常行動をしていた。
その母親は授業時間以外に塾で息子が勉強するのを妙に嫌い、宿題は塾ではさせず家庭で必ず母親がつきっきりでみた。*2子供に対し暴力で接していた母親が熱心に宿題の面倒をみてくれるのは、この男子生徒にとっては親の愛情が感じられ快楽だったようだが、どう見てもその二人の姿は倒錯的で、はっきり言うと近親姦的で、気持ちが悪かった。この母親の場合、過剰に子供に依存し全く子離れができていないことが最大の問題で、だから子供が問題行動を常にしているのだが、問題行動を子供がするたびに母親は子供への執着を強めるという悪循環にあった。…この家庭では、早いとこ子供が親離れをしないと、いずれ家庭内で暴力事件が起きる、と、私は思い、その男子生徒に上手に親離れするようアドバイスをしたが、まあ、私が何を言わんとしているのか伝わるわけもなく、その異常な近親姦的相互癒着関係は今も続いている。
異常な、とは書いたが、こういう親子関係は時々見かける。異性親は異性の子供に過剰介入しない方がいい。こういう近親姦的親子関係だと、息子はたいがい変態になるか、情操や知能の重要な部分が壊れた「ネット右翼」的人格になる。うちの母親もこれの類型だった。

ぽちっとな  

*1:更年期障害は語られることが少ないけど、子供が思春期の頃の母親は年齢的に罹りやすく、そのために母親が情緒不安定になり、情緒不安定の理由が自分の身体的なものであると自覚しないで、子供がその原因だと原因を転位して考えがちで、それが家庭の不幸となる、というケースは私が見る限りやたらと多い。母親の言説と行動が明らかにおかしいのに母親がそれに気づいていない場合、更年期障害は一つの要因と想像できる。更年期障害でないのだとしたら精神異常を疑うことになるが、精神異常者がそんなに大量にいると想定するより更年期障害に無自覚なケースが多いと想定する方が、妥当なはずだ。

*2:それで連想したが、この家庭は必ずしも以下の類型ではないのだが、授業時間以外の学習…たとえば宿題…を塾でさせるのを妙に嫌うのは、成績不振な生徒の家庭にわりとよくあるパターンだ。成績が上がらない、ということの文句は言いたがるが、成績向上のための努力は一切拒絶する、子供は手元においておく、でも「勉強しない」と文句を言う、というのが典型だ。ムダなところで子供に過剰干渉しているから子供が勉強しないのだが、そのことに母親が全く気づかない、という類型だ。