雑巾の絞り方
塾のトイレの水が溢れたのを雑巾で拭く作業をしたことで思い出したのだが、『エヴァンゲリオン』で綾波が雑巾を絞り、シンジがそれを見て「お母さんみたいだ」というシーンがありましたね。あのシーンの綾波の雑巾の絞り方は正しい雑巾の絞り方ではありません。
綾波の絞り方は、手の甲を両方上にして雑巾を握り、右手を指先の方角へ押す、というものだった。鉄棒を握るときと同じ握り方で、右手を指の方向へ、つまり外側へ押していた。「絞って」ない。この絞り方だと、作業を繰り返すうちに右手の筋、とくに中指あたりの筋を壊す。
正しい雑巾の絞り方は、野球のバットを握るように雑巾を手元で握る。そして腕を遠くに伸ばす。これでムリな力を入れずに「絞る」ことができる。これなら作業を繰り返しても手の筋を壊さないで済む。世の主婦は雑巾を絞るとき、ぜひこのように「絞って」いただきたい。
…プライベートでは掃除をさっぱりしない私ですが、昔やっていたっつーかやらされていた仕事では一生ぶん程度は拭き掃除をしました。