カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

朝日新聞の気色悪い社説

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20061220#1166558652でも書いたが、何年にもわたり、民主党の中のボケナス右派系では、菅直人東京都知事に押し込めようというしつっこい気色悪い企てがずーっと行われている。誰が何のために仕掛けているのか判らんが、気色悪くて敵わん。国政から菅直人を追放したくて堪らない勢力がいるようだ。
2月23日の朝日新聞社説も気色悪かった。

http://megalodon.jp/?url=http://www.asahi.com/paper/editorial20070223.html&date=20070223133433
 都知事選には、建築家の黒川紀章氏が「反石原」の立場で名乗りをあげた。石原氏と黒川氏は右派系の団体である日本会議の代表委員を務め、思想的には似ている。選挙戦の構図はまだ流動的だ。

新聞に「日本会議」の名が出ることはあまり多くない。「日本会議」の名を出したことは評価できる。だが「日本会議」がいかなる組織であるかについての説明がないのは意図的だろう。適切な説明なく単語のみ出すのは、読者を誤誘導をしようとするときの基本戦術である。

http://megalodon.jp/?url=http://www.asahi.com/paper/editorial20070223.html&date=20070223133433
 〔都知事選に菅直人をという〕そうした党内の期待に対し、当の〔菅直人〕本人は「私が国会からいなくなって一番喜ぶのはだれか。安倍首相だ」などと国政にとどまる意向を強調した。
 国政への意欲は分かる。だが、菅氏にはこう尋ねたい。逆に、民主党が「最も期待できる人」の擁立に失敗して一番喜ぶのはだれか――。それも、安倍首相であることは疑いようもない。
 安倍内閣が支持率の下落に苦しんでいるのに、民主党もぱっとしない。政権を託すもう一つの選択肢として、有権者の目に映っていないのだ。
 菅氏を立てて、首都決戦で勝負を挑む。政権奪取を目指す民主党の「本気」を有権者にアピールするには、またとない好機ではないのか。菅氏が手腕を都政で発揮すれば、民主党政権担当能力や政策力を示すことにもなる。

ここは詭弁の見本だらけである。菅直人の主張は原則的に正しい。
民主党の支持率が「ぱっとしない」のは菅直人のせいではなく小沢一郎という「ぱっとしない」あまり人気もなくさほど頭も良くない「プチ安倍晋三」を党首にしているからだ。
仮に民主党から党首級の人間を出すべきだとするのなら、たとえばなぜそれは鳩山由紀夫ではないのか。まあ仮に鳩山由紀夫が立ってもさほど応援しようとも私は思わないが、マスコミが、というかたぶん電通が、菅直人が党首になろうとするときにはおもっくそこき下ろし、都知事選のたびに菅直人を都知事選に立たせようと煽るのは、誰かの意志を感じずにはいられない。一方向な言説の発信源はいったいどこであり、朝日新聞はなぜそれに加担しまくっているのか、たいへんに気色悪いものを感じる。一つだけいえるのは、朝日新聞はもはやあらゆる市民勢力にとって敵と見なすべきであるということだ。
朝日新聞関連
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050121#1106417157
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050121#1106417160
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050122#1106416883
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050130#1107041743
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050203#1107464109
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050213#1108312613
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050406#1112804830
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050531#1117564826
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050501#1114936804
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050630#1120156971

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