カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「少女マンガ規制」と竹花豊

以下メモする。エロい少女マンガを規制する、というのは、警察がムダに権限拡大するための方便であり、我々の生活向上には何一つ寄与しない。警察が「天下り先をよこせ」と言っているに過ぎない。そんな要求は日本の文化の未来のために蹴るべきである。

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322 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2007/06/09(土) 15:29:14 AHFJKuuC

昨日のスッキリの記録。結婚期間中に、元夫が未成年と援交していたかとうかず子と、「レディースコミックは自主規制しっかりしているから大丈夫、でも少女漫画はダメ」のさかもと未明は「漫画の影響で援交に走る中高生が増えた!」とでも言いたかったか?

http://www.tvblog.jp/kanto/archives/2007/06/post_060808000006.html
スッキリ特報部それが知りたい!! 少女コミック“性表現”の現状
中高生の女子を対象とした少女漫画の性表現を巡って様々な論議が起こっている。 漫画雑誌「ちゃお」少女コミック」「Cheese!」を紹介。元警察庁生活安全課長・竹花豊氏、 小学館コミック局・藤本敏一チーフプロデューサーのコメント。
中高生の女子を対象とした少女漫画の性表現を巡って様々な論議が起こっている。 東京都では著しく性的感情を刺激するもの、青少年の健全な成長を阻害する恐れがある雑誌・図書類などを不健全図書類としている。
レディースコミックは一定の規制を設けているが、少女漫画は出版社や書店に自主規制を促している。しかし書店に足を運ばなくてもインターネットで誰でも購入が可能。
漫画雑誌「少女コミック」「Cheese!」、コミック「快感フレーズ」(新條まゆ)を紹介。 「少女コミック」購入者の26%が13歳未満(日本雑誌協会調べ)。財団法人日本性教育協会の調査データ「青少年の性行動」(中高生の性経験率)を紹介。ジュンク堂書店新宿店コミック担当・小磯洋氏、小学館コミック局・藤本敏一チーフプロデューサー、小学館総務局執行役員・山了吉ゼネラルマネージャー、元警察庁生活安全課長・竹花豊氏のコメント。八代英輝弁護士、かとうかず子さかもと未明のスタジオコメント。

『僕は妹に恋をする』はとっくに連載が終了しているし、日テレに都合が悪いからスルー。 「青少年の性行動」の最新データは1999年11月から2000年1月調査のもの。 http://www.jase.or.jp/jigyo/youth.html

323 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2007/06/09(土) 15:59:24 AHFJKuuC

>322  京都府有害図書指定はPDFでも配布されている府公報に載っているので、最新分の1867号(5月25日)を見ると、複数レディコミ誌も指定を受けている。 (スッキリで説明した「一定の規制」って何なんだ?) http://www.pref.kyoto.jp/kouhou/200705/kouho_1867_0.html  http://www.pref.kyoto.jp/kouhou/200705/kouho_1867_0.pdf

348 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2007/06/10(日) 00:10:51 y+XDV4ob

スッキリでの竹花コメント

674 :花と名無しさん:2007/06/09(土) 18:03:51 ID:???0

警察庁 生活安全所長 竹花豊
『全体の風潮として子どもたちの性が急かされている状況がさらに進むと思います。子どもたちは興味がある分野ですから読もうとする。したがってたくさんの部数が売れる。それをニーズがあるとか、あるいは子どもたちがそういう知識を欲しているとかいうのは、大人社会として子どもたちをちゃんと育って欲しいという見識を持ち合わせていないという事に僕は他ならないと思います』

620 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2007/06/11(月) 11:27:51 xrVCKdDs

>322  「青少年の性行動」の最新調査は、2005年から2006年で、いまのところ日本性教育協会のサイト内では公開されておらず、発表時に毎日新聞、現在は社団法人家族計画協会のサイトに載っている。
http://www.jase.or.jp/pdf/jase_researchdata_061221.PDF (調査報告小冊子と、小学館で発売予定の「『若者の性』白書」の告知)  http://www.jfpa.or.jp/01-topics/070201.html (社団法人家族計画協会)  http://b.hatena.ne.jp/entry/3299586毎日新聞記事のはてなブックマーク)   http://dogmarion.cocolog-nifty.com/seso/2006/11/post_b128.html (毎日記事引用)
毎日記事だと、「携帯メールを多用する若者ほど性経験が早い」とあって、少女コミックどころか漫画すら記事に出てこない。 この記事を担当した小川節子記者は、今年5月9日に『「性」にまじめな10代初めての性交「重大」8割超/避妊よく相談53%』と、昨年は『14歳の母』の記事も担当し、家族計画協会の北村邦夫医師のコメントが両方入っている。http://cc.msnscache.com/cache.aspx?q=8204521060360&lang=ja-JP&mkt=ja-JP&FORM=CVRE6 http://cc.msnscache.com/cache.aspx?q=8237540809434&lang=ja-JP&mkt=ja-JP&FORM=CVRE3

622 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2007/06/11(月) 11:43:30 xrVCKdDs

毎日新聞が今年載せたほうの調査は、厚生労働省と社団法人日本家族計画協会の「第3回男女の生活と意識に関する調査」で、

調査は全国の16歳から49歳の男女3000人を対象に実施。調査期間は昨年11月2〜26日で、回収率は51・9%。 10代(16〜19歳)に15歳当時の性交経験率を聞いたところ、女性は8%、男性は11%だった。20〜24歳は女性12%、男性14%で、性体験の低年齢化には歯止めがかかっているようだ。初めての性交への考え方も、16〜19歳の8割以上が「重大なこと」と答え、全年代の平均の7割を上回った。また、初めての性交のきっかけは「なんとなく」が40〜44歳の男性で17%と最多なのに対し、16〜19歳の男性は6%だった。初めての性交時の避妊については、10代男性の82%が行っており、全体平均の66%を上回った。 「避妊方法について相手と相談しているか」の問いにも10代女性の53%が「よく相談している」と回答、全世代の中で最もよく話し合っていた。

なんだそうだ。ただし、日本性教育協会の調査では、1999-2000年には中学生の性交経験率が男子が3.9%、女子が3.0%、2005-2006年では男子3.6%と減少、女子は4.2%と増加している。高校1年生の一部も入る15歳と、15歳から高校生は除かれる中学3年生とで単純比較できないからよくわからない。

634 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2007/06/11(月) 19:04:38 zYkWz0Vr

>348  エロゲやってエロ漫画読んでるオタの性体験が、全然急がされてない現実は、放置かい。

エロい少女マンガを読むことと、実際の性経験が早まることとの間の関係は全く何の証明もない。研究すらない。よって竹花豊が少女マンガ規制することに全くなんの合理性もない。エロい少女マンガを「やりすぎだ」なんだと情緒的に反応する人はオタク周辺にも多いが、個々の道徳観と法的な制限を加えることとは全く別なことであり、またエロい少女マンガが仮に駄作だとしても駄作であることを根拠として法制限をしていいわけがない。日本では違憲状態の恒常化があまりに多すぎるから言うことにも虚しさが若干漂うが、内容を根拠とした検閲は一切違憲である。
ついでに正直な気持ちを言うと、私は「ゾーニング」理論自体を物凄く胡散臭く感じているので「ゾーニング」理論自体にあまり賛成していない。

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[04:37] エロい少女マンガが犯罪を発生させた例は一つも証明されていないが、安倍晋三首相の元秘書(今年3月まで現役秘書)飯塚洋http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070426#1177529659は13歳女児監禁強姦の犯罪に現実に加担している。http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20070611この女児監禁事件は飯塚洋安倍晋三の秘書をしていた時期に発生している。

<爆弾スクープ> 被害少女と母が決意の告白! http://www.weeklypost.com/070622jp/index.html  「安倍首相・政策秘書宅で13歳の娘が監禁暴行された」 政権側近の父とバカ息子の呆れた関係――これで「徳育」強化とは笑止千万だ――  息子は父親飯塚洋〕の部屋の隣で、中学1年生の少女と“同棲”していた。そして、別れ話を契機に少女を監禁、激しい暴力を振るうようになった。 だが、父親飯塚洋〕は息子の行動を見て見ぬふり。ついには、警察も動き出した――。 少女と母親が意を決し、安倍首相政策秘書宅での「苦痛と暴力の日々」を明かした。

コンビニへ行ったら残り一冊しかなかったから、お早めに購入されたし↑

195 名前:無党派さん[] 投稿日:2007/06/11(月) 15:51:04 adPLwGmg

コンビニ4軒廻ってやっと週刊ポスト見つけた。やっぱ自民関係者が買占め? 記事によると、秘書Jr(15才)は、知り合った少女(13才)を、父親(秘書)の隣の部屋で長いこと監禁し度々暴行を加えていた。秘書は隣の部屋の出来事なのに知らぬままずっと過ごしていたという。少女の母親も責任重大なのだが、娘を引き取ったときに秘書が横柄な態度を示したため、怒りを感じて告発に踏み切った。 秘書Jrはブランド品で身の回りを固め、財布は万札で一杯。さらに15才で車を無免許運転したり悪行三昧だが、学校も警察も父親の権力が怖くて口を挟めないし手も出せないそうだ。
嗚呼「うちゅくしいニッポン」

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642 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2007/06/11(月) 20:01:27 sbb2EMZz

知財推進計画が目指す「コンテンツ亡国ニッポン」 http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0706/11/news013.html
非親告罪の危険性についてなかなか考えさせる記事

上記リンク先記事から連想的に書くと、トキワ荘世代の作品の多くが現在出版不可能なのは、トキワ荘世代の作品は現在の基準から見ると「著作権法違反」な作品が多いからだ。トキワ荘世代作品には映画の無断コミカライゼーション作品や映画のパクリ作品がたいへんに多い。石森章太郎作品なんてパクリばかりだ。パクリであっても我々は石森章太郎作品をマンガ文化の遺産だと感じている。
実態として「著作権」は作家の権利ではなく資本の権利であり、作家を育てたり作家を守るために運用されているのではない。「著作権」が誰のものとして運用されているか、JASRACがある意味わかりやすい例として挙げられる。日本の「著作権」は実態として作家に還元されていない。よって「著作権非親告罪化」は作家や文化を潰すために動くことに我々は充分に警戒感を抱くべきである。「著作権非親告罪化」がちと暴走すれば、たとえば『怪物王女』のような過去作品を多数引用している作品http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070524#1179944846は今後生まれなくなる可能性はけっこうあると私は危惧する。
以上メモする。

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