カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

第一回・第二回mixi表現規制反対勉強会、報告

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080504#1209857052の続き。第三回mixi表現規制反対勉強会参加してきました。なかなか有意義でした。主催者の許可を得まして、第一回と第二回のmixi表現規制反対勉強会の報告を以下転載します。

2008年04月04日 12:23   春日家にしん

29日の勉強会、たくさんの人が集まりました、誠にありがとうございます。講師の方、参加された方、みなさん、本当にお疲れ様でございました。大変勉強になりました。児童ポルノ禁止法の条文を読んでみるところから、児童ポルノ禁止法の制定された経緯からこれまでの流れ、制定後の規制の問題、ゾーニング、フィルタリングなどの基礎用語の勉強、諸外国の状況、今後の活動の展望などまで。本当に勉強になりました。ありがとうございます。今回の勉強会で一番実感したことは、やはり、リアルの場が必要だということ。戦いには、知識は大前提に必要です。これからもリアルに集まる機会を設け、これらの問題について話し合ってゆけたらと思います。

2008年04月20日 01:33 春日家にしん

第二回勉強会、無事終了致しました。参加された皆様、お疲れ様です。次回も、宜しくお願い致します。 本日の勉強会についてまとめます。是非、ご覧下さい。 次のような内容で開催しました。
【プログラム】 主催者あいさつ/本日の説明 直近の状況説明 休憩 他己紹介 ウォーミングアップ グループ分け ロールプレイ 休憩/調整時間 シェアリング 討議 アンケート 片づけ
【具体的な発言など】 ムラクモさんからの話、NGO-AMIの一敷さんが参加され「AMIは漫画家が中心の団体で、やれることに限界がある。むしろ消費者として自由な立場から話せる、皆さんにも頑張ってもらいたい」との発言あり。参加者から「オタク趣味を続けること自体が闘いともいえる。楽しみながら運動としてやれることを探ろう」との発言があった。一敷さんを始め、この問題に以前から携わってきた方々から、「協力は惜しまないから積極的に声をかけて欲しい」とのこと。 「個人として、あるいは適当な団体(サークル)を作るなどして、各々がもっと自由に、積極的に活動するとよい」というアドバイスもあり。 「自己の性欲を満たす定義とは?」などこの問題に関する具体的な問題点を指摘する発言。また、「自分の趣味はマンガとは違うから大丈夫、マンガは趣味だが規制されるはずなどない、などと思い込み、自分とは無関係だからと思う人が多い」「女性オタクは危機感が薄い」「危機感はあっても、こうした運動に拒絶反応があり、行動できない人が多い」「問題に関心のない人やオタク趣味に偏見を抱く人たちへどう接したら良いか」など、実際の運動をするにあたり、問題のややこしさや難しさについての意見も多かった。
【参加者へのアンケートより】
*よかった点 ・いろいろためになりました。児ポ法のことをよく深く知ることができました。 ・複数人数で実践的な議論をすることで、今まで見えなかった点が見えたのはよかった。 ・対話の重要性を認識した。 ・自分ではわかっているつもりの問題だったが、知らなかったことを色々知ることができた。 ・知識と情報が入った。 ・ロールプレイが面白かった。規制派への対論をどう作るかなどの今後の参考にしたい。 ・前回よりは、ウォーミングアップもあり、みな入り込みやすかった。 ・知識が増えたこと。 ・実際に人と会って、話ができたこと。 ・未成年でも参加できたところ。 ・知識などを深められたところ。 ・児ポ法に対して、他者の意見を聞くことができ大変参考になった。 ・具体的な問題点が確認できた。
*悪かった点 ・今後の具体的な活動方針について、もう少し詰めていきたかった。 ・特に不満はありませんでした。 ・特定の人物の発言だけが多く、一人一人の発言を言ってゆく場面がなかった。 ・他己紹介ではなく自己紹介でよかったと思う。 ・特になし。 ・一部の人が話しすぎたかも知れない。もう少し全員に発言させる機会がいるかも。 ・初参加者にとっては、ゾーニング等の基本的な用語等が分かりにくかったかな、と。 ・自分の知識不足。 ・「実在の児童保護」に関してあまり話ができなかったこと。 ・特になし。強いて言えば自分の知識不足と発言が出来なかったところ。 ・今後どうしてゆくか具体的に出なかった気がする。
*今後の改善点 ・今日の様子を考えると、もう少し時間を取りたい。例えば午前から午後にかけてなど。 ・開始時間を1時30分にしたほうが。 ・いくらでも協力する。 ・イベント等でのビラ巻き、議会への見学会、議員(都議など)との懇談会を企画してもいいかも。 ・ビラまき、署名など直接行動をしてゆく。 ・署名をmixi内の日記にさりげなく書いたりしたら、なんらかのレスポンスが返ってくるんじゃないかと思った。 ・児ポ法をどうまわりの人間に認知させるか。

2008年04月20日 01:33 春日家にしん

ちなみに、本日行ったロールプレイについて触れます。
□ロールプレイとは  普段の自分の役割とは違う立場を演じることで、社会状況や集団のトラブルを明らかにし、対応や変革のための戦術を検討するトレーニングです。自分の思想とは違う立場を演じることで、違う立場にある人たちの心理や役割をよく知り、対応の最善策を検討し、新たな状況に対して見通しを持つことができるます。 また、ロールプレイをすることで実際の行動で違う立場にある人たちとのトラブルを柔軟に治める方法を学ぶこともできるのです。
□本日のロールプレイで目指すこと  ロールプレイに完全な正解というのはありません。しかし、一定の目標があります。自分と他人の関わりを考えて話し合い、他者の考えを受け入れた上で自分の主張を通す方法を考える。日常生活の中で、いざという時に表現規制の問題を人に説明できることを目指す。より効果的な活動を探ると共に、幅広い活動ができる思考を身につける。
□注意すべき点 コントではありません。演技の上手下手は関係ありません。あまり熱くなりすぎないように注意しましょう。
□本日のお題 (名前はテキトーです。念のため)
1:職場で隣の部署の朝倉さんが転勤することになりました。そこで送別会を開催することになり長門さんは同僚の涼宮さんから参加するように誘われます。ところが、長門さんにとって朝倉さんは、特に親しくない相手なので参加したくありません。そこで、涼宮さんに不快な思いをさせないようにやんわりと断ります。一方、涼宮さんは、「みんなが参加したほうが楽しい」と、必死で誘ってきます。どのようにすれば、人間関係に波風を立てずにやんわりと断ることができるでしょうか…。
2:毎日ニコニコ動画を欠かさない生活を送り、休日は秋葉原やら同人誌即売会にも熱心に出かける康夫。ところが、妹の真弓(やりにくいなら弟でも可)は、萌えやオタクは大嫌いでインターネットは犯罪の温床だと思いこんでいます。そのため、インターネット規制児ポ法改定案の問題点を説明しても「あんなものは不快だから早くなればいいし、子供には触らせたくない」「警察はそんなに暇じゃない」と反論されてしまいます。そんな彼女(彼)にどうすれば、この問題を理解してもらうことができるでしょうか…。
3:悠二と啓作は友人同士です。お互いオタクなので、インターネット規制児ポ法改定案の問題もなんとなく理解しています。ところが、ビラを撒きをはじめとするリアルな活動をはじめた悠二は、啓作を誘ったところ断られてしまいます。啓作は、「インターネットで書き込みをしたりすることで問題を多くの人に知ってもらうのが重要」「サイトをつくって、そこから団体を立ち上げよう」というのです。それに対して悠二は「顔も知らない相手と運動なんかつくれない」「そもそも“団体”ってナニ?」と反論します。果たして、二人の意見は妥協点を見いだせるのでしょうか…。

以上転載。ところで今回の「児童ポルノ法」改悪反対でたぶん一番活動している人が勉強会に来ていて、オタク産業の未来を守るために時間やら手間やらを自腹で猛烈費やしているんだが、オタク産業は市場規模がどんだけだか知らんけどその1%だけでもこっちに還元して支援しやがれ、そうしたら今の100倍活動して宮本潤子なんぞには負けない、と冗談で言っていた。私もそう思う。

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画像はhttp://piapro.jp/a/content/?id=oqxfj7pp9qiqm9bvから。