カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

神奈川県警と霊感商法、メモ

以下、昨年の記事。メモする。

 神奈川県警警備部の吉田澄雄警備課長(51)(警視)が、「霊感商法」の拠点とみられる東京都港区の事務所の名義人になっていることが19日、同県警の調べで分かった。
 吉田課長は、高価な仏画を販売するなどの「霊感商法」に関与していた疑いがあり、県警は20日に解任を決め、調べを進める。県警はほかにも関与した警察官がいないかを捜査しており、警察組織を利用した霊感商法事件に発展する可能性がある。
 事務所は高級マンション内にあり、山梨県に本社のある会社の出先の拠点となっている。県警は9月から内偵捜査。吉田課長が事務所の賃貸借契約の名義人になり、頻繁に出入りしていることや、吉田課長の口座に不自然な多額の入金のあることを確認した。
 調べによると、同社は「占いによる運勢・姓名の鑑定」などを主な事業とし、全国各地に数十か所の事務所を展開。「ヒーリング(癒やし)」や「祈願」などを名目に客を勧誘し、仏画や書、書籍などを数万〜数十万円で販売している。県警は法外な金額で売りつけていたとみている。県警警察官5、6人も物品を購入していたという。
 マンションの管理人が9月、「人の出入りが多い部屋があって不審だ」と住民らから苦情を受けて調査し、契約者が吉田課長と判明した。
 マンションの賃貸借契約書には、連帯保証人の欄に吉田課長以外の警視の名前が記載されている。県警は、吉田課長を中心とする霊感商法グループの実態解明を進める。
(2007年12月20日3時6分 読売新聞)

http://mediajam.info/topic/333234
霊感商法事件、警視が多数の警察官を勧誘 07/12/22
 県警幹部が関与した「神世界」グループによる霊感商法事件で、吉田澄雄警視(51)が他にも複数の警察官に出資話を持ちかけていたことが二十二日、県警の調べで分かった。数多い教え子には普通の投資話として出資を求め、一部の親しい部下には宗教的意味合いを打ち明けた上で霊感商品を買わせるなど、警察内部での立場を利用し巧みに使い分けていたとみられる。
 県警監察官室などは、出資したりヒーリングサロンに連れて行かれた職員がほかにもいなかったか、慎重に確認作業を進める。
 これまでの調べでは、計約四百三十万円を出資した五人は交通部の警部一人、刑事部の警部補二人、警備部の警部補一人、事務職員一人。ほとんどが四十歳代前半で、学校時代の教え子。同期生の親睦(しんぼく)会などで「義兄が会社を設立する。一口五十万円。元金保証で金利は年3%。金に余裕があったら連絡して」などと誘われていた。
 応じた一人は「教官だったので断りづらかった」と話しているという。「しつこくはなかった」という証言もあり、立場が無言の圧力になった様子もうかがえる。
 県警は、本部所属の職員について内々に調査を進め五人を特定。だが教え子は警察署に幅広く配属されており、他にも多数が出資を持ち掛けられていたとみている。
 一方、サロンに連れて行かれ数百万円分の霊感商品を買わされるなどした横須賀署の警視ら三人は、教え子ではなく部下。いずれも吉田警視が主に歩んできた警備実施畑の経験があった。仕事の後に飲みに行ったり、車で送迎するなど親しい関係だったという。東京都港区のサロンの賃貸契約保証人となっている横須賀署警視は「(保証人に)お前の名前を出しといたから、と言われた」などと説明しているという。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071221/crm0712211743015-n1.htm
霊感商法疑惑 被害者数千人、被害は100億円か
2007.12.21 17:43
 “教祖”直筆の字が10万5000円。祈(き)祷(とう)は10万円−。神奈川県警の吉田澄雄警視(51)が関与していた「神世界(しんせかい)」グループの驚くべき商法の実態が明らかになりつつある。グループは、心身の疲れを癒やす「ヒーリングサロン」を表看板に、若い女性らを巧みに取り込み商品を次々に販売。被害者は数千人、被害総額は100億円に達するとの指摘もある。
 霊感商法の被害者救済などを進める「霊感商法対策弁護士連絡会」東京事務局の渡辺博弁護士によると、被害者はグループのサロンで最初、頭に手をかざされながら瞑想(めいそう)するヒーリングを軽い気持ちで体験する。
 「宗教ではない」という安心感から受講を繰り返うちに、宗教色が徐々に強くなり、物品の購入や祈祷を受けることを勧められるという。
 「神世界被害対策弁護団」によると、被害者が購入させられた“商品”は、「お肉筆」と呼ばれる団体トップが直筆で書いた字や、「力」と書かれた紙が入っているだけのお守り、「神書」という教義書など。価格はまちまちだが、お守りの中には50万円もするものもあるという。
 被害者がこうした商品を買ってしまうのは、ヒーリングの際に人間関係や健康などの悩みを言葉巧みに聞き出された上で、「先祖の因縁がある」などと不安をあおられるためだ。
 神奈川県警が詐欺容疑の被害者としている会社役員の男性(44)は「あなたの会社は戦国時代は首切り場だった」「処刑された人の霊がさまよっている」などと脅され、祈願名目に計490万円をだまし取られたという。
 対策弁護団によると、グループに関する相談は平成17年から始まり、今年に入って激増。女性からの相談が圧倒的に多い。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071220/crm0712201126012-n1.htm
2007.12.20 11:26
 「ヒーリングサロン」を舞台にした霊感商法疑惑で、神奈川県警は20日、関与の疑いが浮上している県警警備部警備課長の吉田澄雄警視(51)を解任し警備部付とする人事を発表した。部下の警察官らを勧誘した経緯や銀行口座にあった不自然な入金などについて事情を聴いた。
 ヒーリングサロンを舞台にした霊感商法事件で神奈川県警は20日午後、詐欺容疑で、サロンを全国展開する企業グループの山梨県内の本社や東京都内の関係先などを家宅捜索する。
 また、吉田警視の知人女性がサロンを開いている東京都港区にあるビルの部屋の賃貸借契約には吉田警視のほか、元同僚の別の警視(47)もかかわっていたことが県警の調べで新たに判明。
 県警はこの警視や、吉田警視から勧誘を受けた部下の警察官10人前後からも事情を聴く。
 これまでの調べでは、吉田警視は、心身の疲れを癒やすヒーリングサロンを装い、客に法外な値段のお守りや仏画などの宗教グッズを売りつける霊感商法に関与した疑いが持たれている。
 吉田警視は、知人女性が開設したサロンの部屋の賃貸借契約にかかわったほか、部下だった警察官らに女性のサロンを勧めるなどしていた。吉田警視の銀行口座には定期的に多額の現金が振り込まれていた。
 サロンは、占いによる運勢、姓名などの鑑定を目的に平成12年に設立された山梨県甲斐市に本社がある有限会社と企業グループが運営。東京都内などに数十店舗がある。若い女性を中心に「霊視鑑定」や「除霊」などとして法外な値段のお守りや仏画などを売りつけられるなどの被害が各地で相次いでいる。

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