カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

堺市立図書館でのボーイズラブ本排除

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以下メモする。

959 名前:無党派さん 投稿日:2009/04/13(月) 10:31:50

『創』5月号に、上野千鶴子氏による、堺市立図書館でのボーイズラブ本排除の顛末が報告されていました。(ボーイズラブと実際の同性愛の違いはさておき)同性愛叩きを兼ねた攻撃という認識でした。
念のため、上野氏は、男性向けを含めた表現規制全体に反対しています。規制側が女性や同性愛への恐怖症を利用して、両者(女性向けと男性向け)の分断を図っているのではないかという指摘はなるほどと思いました。

960 名前:無党派さん 投稿日:2009/04/13(月) 11:17:53

上野氏は、最初に堺市図書館問題を取り上げたメディアが世界日報だったことには触れていましたか?

964 名前:無党派さん 投稿日:2009/04/13(月) 12:38:25

>960
インタビューで、記者の方から『世界日報』の名前を出していました。記事タイトルでは上野氏の単独記事ですが、実際には抗議に加わった寺町みどり氏と2人へのインタビューです。世界日報』の記事について、上野氏は「「子どものために」という大義名分は、無知と無垢を装う、わかりやすい言い分ですね。ジェンダーフリーへのバックラッシュ性教育バッシングから始まった時も、「子どものため」と「行き過ぎた性表現」という二つのキーワードでした。その点は共通しています」と評しています
寺町氏によると、「BLって何ですか」と図書館に訊いたら「説明できない」。つまりよく知らないまま煽られて閉架にしてしまったのだと。ちなみに隔離対象となった5500冊の分析には「上野ゼミ関係のやおい系女子院生の教養が総動員」されたそうです。

967 名前:無党派さん 投稿日:2009/04/13(月) 12:48:55

また、上野氏はこうも言っています。
「以前にコミックを巡る「表現の自由」論争がありましたが、そこでも「子どもの教育によくない」という理由が錦の御旗として使われていました。それが今回、BLにもとうとう及んだか、という印象です。「表現の自由」論争の時には、ライターや編集者、知識人ら、コミック界の男性たちが、コミック規制に危機感を感じて、コミック擁護のために動きましたね。その彼らが今回、静観を決め込んでいるのは、なぜでしょうね。この事件が、あまり知られていないという事情もあるでしょうけど。
 フェミニストの間でも、「BLとは何か」がよく分かっていない人がほとんどです。「BL」という一言で通じる人は、年長の世代ではあまりいないでしょう」(前掲110ページ)
もちろん、表現の自由を訴える男性が動かないという批判は妥当なものではありませんが、このように「BL優遇は男性差別」という方向に話を持って行き、両者の分断を図る者がいる、そして一部に同調する動きがあることは遺憾ながら事実です。
http://blog.livedoor.jp/gender2005/archives/51203957.html

982 名前:無党派さん 投稿日:2009/04/13(月) 18:07:51

堺市立図書館でのボーイズラブ本排除について、何か活動している?署名か何かやってるなら協力するよ。

983 名前:無党派さん 投稿日:2009/04/13(月) 19:18:18

あ、協力するっていうのは、排除に賛同する活動じゃなくて、排除に反対する方の活動ね。言葉足らずだったかなって思ったから一応。

すみません、全然情報つかんでませんでした。何かしないと。

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以下外部リンク
『創』http://xc523.eccart.jp/h575/item_detail/itemId,216/
てらまち・ねっと
◆現代版・焚書する人たち/ 「図書館から不健全図書(BL等)を排除しよう!」 という人たち 2008-09-21 http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/248497f9024264b314b9f0770f0ee6af
堺市図書排除問題で住民監査請求/上野千鶴子「日本中、どこで同じようなことがあっても、闘うだろう」 2008-11-05 http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/248497f9024264b314b9f0770f0ee6af
堺市の図書排除問題 2008-11-11http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/d87d23bdaeb5285b31111bf04d96f962
共同通信記事

http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008122301000392.html
図書館「ボーイズラブ」に揺れる 堺市、市民の不信感募る
 「ボーイズラブ(BL)」と呼ばれる男性同士の恋愛をテーマにした小説に、堺市の図書館が揺れている。市民の声を受けて貸し出しを制限したところ、反対に「特定の本を排除するのは問題」と非難が集中し、制限を撤回。「また突然、対応を変えるかも」と市民の不信感は募っている。
 一般的にBL小説は、1冊に数ページのイラストがある。堺市立の7つの図書館が所蔵する計約5500冊のうち、100冊程度には男性同士が裸で絡み合うような過激な描写があった。盗難も多いため、申請があれば貸し出す閉架書庫に置いていた。
 しかし、ひっきりなしに貸し出されるため、4つの図書館では誰でも閲覧できる棚に配置。7月、「子どもが見るのにふさわしくない」との声が利用者から出た。
 図書館側は、閉架書庫に戻した上で、18歳未満への貸し出し禁止を決定。これに、住民グループが「特定の本を排除したり廃棄したりするのは、図書館ではあってはならない。政治的圧力もある」と反発。有識者も賛同し、11月に廃棄差し止めの住民監査請求が申し立てられると、図書館側は一転、18歳未満への貸し出しも認めた。
 堺市は「拙速で、判断を誤った」としている。
2008/12/23 18:08 【共同通信

j-cast記事『BL小説「18禁」のはずが・・・ 堺市図書館が一転「貸出解禁」』 2008/12/28 http://www.j-cast.com/2008/12/28032951.html

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画像はhttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=3826877から。