カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

田舎の生活とか、政治関係とか、表現規制のこととか

『夜と霧』

『夜と霧』読了。アウシュビッツ収容所での生活を記した心理学者の書。名著だ。訳も読みやすく、予想外に短い時間で読了した。

夜と霧 新版

夜と霧 新版

以下、適切な読み方ではない自覚はあるのだが、この本で語られている収容所での生活に私の貧弱な人生経験の中で最も似ているのが10歳代の実家での生活で、本で語られている事柄を理解しようとする際、惨めさを延々かみ締めた10歳代の感触を通じて理解しようとしてしまい、どうにも嫌な感情と記憶がフラッシュバックする。そのように矮小化してこの本を解するのは、この本へ対しても10歳代への記憶へ対しても不適切で、自己憐憫自己陶酔の度が過ぎるという感覚も同時にあるのだが。思考と感情がデッドロックになり、寝つきが悪くなり、不愉快な感覚がずっと持続する。
と、ここまで書いて思い出したが、私の貧弱な人生経験の中には留置所体験というのもあったな。留置所体験より実家の生活のほうがずっと収容所に近接して想起されるというのはどうにも情けない。

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