カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

田舎の生活とか、政治関係とか、表現規制のこととか

中学受験関係の知識2

1

中学受験において、生徒はどのくらいの時間の学習をするか。
私の働いていた塾では、通塾は5年生時からは週3回、算国の授業がそれぞれ約2時間、これが週2回、理社が各2時間が週1回、となっていた。塾で週に約10時間の学習をする。これに宿題が加わる。
宿題は、だいたい、4年生時で各科目1時間半程度、週で約6時間程度の宿題となる。
5年生時で、だいたい、1科目につき2時間くらいの宿題となる。よって、通塾が週10時間、宿題が週10時間、四谷大塚系だとこれにプラスして毎週「週例テスト」というのがあり、それが約3時間弱。
小学生が週で10時間自宅学習するというのは、これはたいへんなことであり、これをクリアできるかどうかが入試に耐えられるかどうかの分かれ目である。成績の悪い生徒とはつまりこの週に10時間の家庭学習ができない生徒である。週に10時間の家庭学習をした上で成績が悪い生徒というのは、ごく少数の例外を除いてほとんどいない。小学生が週に10時間の自宅学習をするというのは、非常に不自然なことを小学生に要求しているのであり、家庭がこれに協力しなければ無理である。
一般的には家庭学習の時間割を作成させ、塾の授業のない日に4時間程度づつ宿題学習時間を設定し、その時間内はとにかく宿題をさせる。家では落ち着いて学習できない場合、塾の空いている教室を借りて宿題をさせる。宿題を終えたら、保護者もしくは塾講師が一応チェックする。このようなことをする必要がある。
中学受験に子どもが納得していない場合、あるいは納得をしていても、原則的に子どもは、サボるためには全力を尽くすものである。受験しようという意欲よりも、サボるために子どもが全力を尽くすほうが勝っていると判断したら、その状態が2ヶ月続いたら、中学受験という特権を子どもに与えるのはやめるべきである。つまり塾をやめさせ中学入試を断念させ、保護者も断念するほうがいい。

2

科目の優先度について。
4科目の優先度は以下である。算数 > 国語 > 理科 > 社会
中学入試での点数の差のつきやすさ、配点から考え、優先度は上記の通りとなる。ただし、「算数ばかり力を入れて社会の宿題を一度もしませんでした」という生徒が受験に合格するわけがない。算数は最も時間のかかる科目であるから、宿題の進め方としては
算数の宿題のうち最も優先順位の高いもの → 国語の優先度の高いもの → 理科の優先度の高いもの → 社会の優先度の高いもの → 算数の優先度2番目 → 国語の優先度2番目 → 理科の…
このように宿題を回すのが望ましい。
なお、4科目の中で比較的早く得点を取れるようになるのは社会である。考える要素が比較的に少ないからである。

3

成績のブレについて。
四谷大塚公開組分けテスト」などを複数回受けると、成績がある程度上下して出てくる。
このとき、偏差値が10以上上がったり下がったりする生徒は、「好きな科目・好きな単元だけ勉強し、嫌いな科目・嫌いな単元の勉強を全力でサボっている」生徒である。こういう生徒は家庭がそうとう力を入れて不得意科目の宿題をやらせない限り、受験には耐えられない。
偏差値5未満のブレは誤差の範囲内であるので、ムダに一喜一憂しないほうがいい。
なお、5年生時にはできるだけこの手の大規模模擬試験を受けさせておくべきである。5年生時の2学期後半、3学期の成績から劇的に数字が変化するということは、ごくごく少数の例外を除いてほとんどない。偏差値5くらいは一年間で上昇するが、偏差値10以上上昇するケースはごくごく少数の例外だ。5年生時の大規模模試の結果が受験校選びの重要なデータとなる。
5年生時の模擬試験の数値を信頼できるものとするためにも、どんなに遅くとも5年生のなるべく早い時期、可能ならば4年生の3学期時点から中学受験の学習を始めることが望ましい。

4

塾の選び方。
実際のところ、塾の講師のほとんどは学生のアルバイトである。講師の当たり外れというのは大きい。学生のアルバイトだから外れ、社員だから当たり、というわけでもない。校舎責任者の教務能力が学生アルバイトに遥かに及ばないというひどい例もけっこうある。
同じ会社・同じ系列の塾であっても、校舎によってけっこう実績に差がある。通塾可能な範囲の塾の実績は数値化して実際に比較してみるべきである。通わせたい学校・有名中学校の合格者数を、通っている生徒の数値で割り、その商が最も大きい校舎へ通わせるのが賢明だ。私の働いていた校舎は系列の中では規模の小さい校舎だったが、講師の質が良く、とくに中学入試に強かった。近隣の大規模校舎はそれと比較すると、生徒数も多く模擬試験の成績上位者も多いのだが、実際の入試での結果は私の働いていた校舎と比べ見劣りした。これはその近隣校舎の場合、算数の教務力が弱いことと、受験指導の能力が弱いことが最大の原因らしい。
「どうも講師が外れらしい」と感じたら、「講師が外れなようだが、どうにかならないか」と校舎責任者や本部に相談するのはやって損はない。この手のクレームが少なすぎるから塾業界は悪い意味でヌルイのだと私は思う。外れの講師が改善されないようならその塾はやめて他の塾に移るのが賢明だろう。とはいえ4担当全てが当たり、というケースは例外的である。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100215/1266170895に続く。

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