カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

生活者ネット(と民主党)にお願いメールを、道理の話、PTA関係

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生活者ネット」にもう一押しのお願いメールを、と、友人から話が来たので、同志諸姉諸兄にお願いする。
生活者ネットがぶれている、という書き込みは見るんだが、本当にぶれているのかどうか裏は取れていない。デマの可能性が高いんじゃないかな、と、正直言って思うが*1もう一押しお願いメールをしておくことは無益ではない。
念のために繰り返すが、お願いしたからには、規制に反対していただいたら、我々は反対してくださった議員に票と選挙応援で恩返しするべきである。鳥山仁のバカタレのように、規制に反対してくださった恩人に対して選挙期間中に根拠のないデマを飛ばすようなことhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100316#1268669749 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20090713#1247412231は絶対にしてはならない。政治活動として最低である。人間としても最低である。我々は道理を尽くして議員の方々にお願いをしているのだから、議員の方々に対し道理の外れた振る舞いをしてはいけない。
議員にお願いする → 従来の支持者からの反感を覚悟して議員が規制に反対する → お願いした側が、選挙の時にデマを飛ばして実質的に議員の落選運動する
というバカなことをして、我々の活動が継続するわけがない。鳥山仁のバカ周辺以外にこんなバカなことをしている奴は今のところあまり見ないが(日護会を例外として)、そんなバカが増えたら我々の活動は無力化する。
ところで生活者ネットの方々は警察権限の濫用拡大・冤罪の危険性といった事柄については感度が良いので、そのラインでお願いするのが良いかもしれませんね。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100318#1268858675
民主党共産党にも引き続きお願いメールを。自民党公明党へもお願いメールすることは無益ではない。

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http://twitter.com/nogamiyukie/status/10661294341
都議会議事堂から取り急ぎ。「継続審議決定」はガセです。明日〔3/19] 、採択とるつもりで議題が進んでます。

と、野上ゆきえ都議がおっしゃっているので、メールに力があるのは本日限りと考えてよさそうだ。少なくとも本日が天王山だ。

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コメ欄で教えていただいた、民主党都議あさの克彦さんのブログから

http://asano-k.net/pc/modules/weblogD3/details.php?blog_id=26&cat_id=2
質疑してきました。2010/03/19 12:18 am
予想をはるかに超える反応がありました。このHPも閲覧数が飛躍的に増えてますね。青少年健全育成条例改正案について書いたブログは閲覧数が1000を超えてましたし。でも、数よりなにより、私に連絡をいただける方々、ほぼ全員が記名による投書やメール、直接訪問だということがうれしいのです。
おそらく、大部分の方々がインターネットで事務所住所や、私が総務委員であることなどを知ったんだと思います。でも、はっきりと実名を書いて意見を述べられております。この姿勢を見たときに、まだまだ強制的な規制は先でもいいのではないのかと思っています。
今日の質疑の冒頭、私は賛成派の方々、反対派の方々、双方への呼びかけを行いました。それは大体、以下のような内容です。
規制を強化することに賛成の方々へ
子供を守りたい、健全に育ってほしいという切実な願いには賛同するし、自分もそう願っている。しかし、世の中には様々な価値観、考え方の人がいるしそのような方々と真摯に意見をぶつけ合い、理解しあえる努力をする大人達の姿を見せることも青少年の健全な育成には大きな効果があることを忘れないでいただきたい。
表現の自由を守りたい方々へ
表現の自由には、その裏側に責任も存在する。責任を果たし、青少年が健全に育成する社会環境を作り上げることに積極的に参加をすることは表現の自由を守る近道でもあるだろう。もちろん、異論、反論もあるでしょう。ただ、手紙などを拝見したとき、実名が載せられていたことには、大きな感動を覚えました。この問題に取り組む課程で、たとえば同人誌などで、あまりにきつい表現があり、ゾーニングを徹底するため、連絡をとろうとしてもその本には作者名も出版元も連絡先も書いてない。そのようなことも実際にあったのだということ。もちろん大部分の作者は、ちゃんとやっていると思います。私が言う責任は、少なくても表現者は表現物に対して責任を負いましょうと。そして行政や、権力側は、基本的にタッチしない。消費者、関係者側が自主的に分ける努力を続ける。その方が、健全な社会に近いと思うんですよね。実被害を生む、児童ポルノはかなり厳しくチェックするべきだとは思いますけど。
このブログを御覧の方々。どうか、様々な議論にあきらめずに参加してください。少なくても私は、自分の意見は意見としてどのような考え方でも聞く耳は持っております。
そして、私へ手紙やメール、直接の訪問などで意見を表明してくださった方々、本当にありがとうございます。皆さんの貴重な時間や、お金を使って政治に参加してくださったことが私はうれしい。なかなか全員に直接お返事が出せなくてごめんなさい。全部、ちゃんと読んでます。この場を借りて、お礼を申し上げます。
さ、明日(書いてる時点で既に今日ですが)19日は採決の日です。どのような結果になるかは、まだまだわかりません。皆さんの期待を裏切らないように最善を尽くしたいと思います。
以下、手紙にはみなさんが書いてくれてましたので私も書きます。(いつも思ってますよ、ホント)
ここまで貴重な時間を割いて読んでいただきありがとうございます。

同志諸姉諸兄の活動は少なくとも都議会議員にある種の感銘を与えている。同志諸姉諸兄へ感謝する。そして本日19日に採決がある。

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17日時点の東京新聞記事をメモしておく。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010031702000194.html
2010年3月17日 夕刊
 十八歳未満と判断される漫画やアニメなどの登場人物の過激な性描写を規制する東京都青少年健全育成条例改正案をめぐり、成否のカギを握る最大会派の民主党の都議に、反対するよう求める手紙や電子メールが全国から殺到している。見ず知らずの人から携帯電話にかかってくることもあり、インターネットを使った呼び掛けが「反対の声」を加速させているようだ。
 「数日で封書やはがきが約五十通。電子メールは百通以上。全部に目を通せないほどだ」。条例案を審議する総務委員会メンバーの民主都議には連日、「表現の自由を損なう」「幅広く規制されてしまう」などの意見が押し寄せる。審議時間が短いせいもあり、手紙は大阪や北海道、四国など各地から速達で届く。総務委員会所属でない都議にも数十センチの封書の束が。「条例を認めたら民主を支持しないと書いてあるものもある」と差出人の真剣さに驚く
 女性都議の携帯電話には知らない人からかかってきた。「以前、あちこちで番号を教えたので、それをどこかで聞いたのでしょうか」。事務所の電話も鳴りやまない。新銀行東京築地市場移転、五輪招致などのテーマではこんな現象はなかったという。
 こうした動きは、多数のブログやネット掲示板に「手紙を出そう」と書き込まれるようになった十日ごろから目立ち始めた。若手都議は「ネット時代の自然発生的な動きではないか」とみる。
 民主はこれまで漫画家らを呼んで意見聴取をしており、十八日の委員会審議を経て賛否の態度を決める。
 総務委員会は、採決に加わらない委員長(公明)を除き十四人。条例改正に賛成の自民、公明が六で、民主六、共産一、生活者ネット一。複数の民主幹部は「時間をかけて議論する必要がある」と話し、共産やネットなど他会派と調整して、次の議会に持ち越す「継続審議」に傾きつつある。

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http://mckoy.cocolog-nifty.com/hansei/2010/03/319-7ea1.htmlから以下転載。

http://mckoy.cocolog-nifty.com/hansei/2010/03/319-7ea1.html
(3/19)都内の全PTAを代表する団体が「非実在」である件について
 社団法人東京都小学校PTA協議会が都議会の各会派に対し、青少年健全育成条例の改正案を今議会で成立させるように促す緊急要望書を提出したそうである。都小Pブログでその内容を読むことができる。
 PTA会長という役職にいる者として、この件についてはなんらかの意見表明をしなければならないと考えていたが、作家の川端裕人氏がブログで問題点をきちんと整理してくださった。とても参考になるので、問題に関心がある方には一読をお薦めする。そうなのだ、都小Pは都内すべての小学校のPTA会員を代表する組織ではない。一部(二十三区内では世田谷、目黒、荒川、足立、文京が確実に加盟している)の自治体にある小学校のPTAが参加しているだけにすぎない。都小Pのホームページのどこにもそのことは書いていないし、定款のたぐいも公表していない(この点は全小Pのホームページも同じ)。これでは知らない人が誤解をするのは当然だろう。本件については、フェアな情報開示のあり方を求めたい。
 たまたま私は都小Pに加盟している自治体で小学校のPTA会長を務めているのだが、各学校に本件についての検討が要請された事実はない。あくまで本件は、一部のPTAが所属する公益法人団体の、執行部にあたる運営組織のメンバーのみによって意志決定された事項なのだ。私と同じような立場にいて、こうしたあり方に疑問を感じた方がいらっしゃったら、直接都小Pの理事各位と対話されることをお勧めする。川端氏がブログでそのやり方などを紹介されている(いうまでもないことだが、あくまでも対話は論理的に、紳士的に。感情論で難詰されても、迷惑をおかけしてしまうだけだ)。
 ご参考までに、私が先方に送ったメールの文面を一部記載しておきます。

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社団法人 東京都小学校PTA協議会
理事各位
 はじめてメールをさしあげます。
(中略)
 都小Pのブログにて、青少年健全育成条例の改正案について、今都議会で成立を求める緊急要望書を提出されたことを知りました。
 マスメディアではあまり報道が行われていないようですが、関心を持ち、条例改正案を入手して読むなどしてこの件については勉強しております。 その上でお聞きしたいのですが、今回の議会で改正案の成立を求めるのはあまりにも性急なように思います。 個人的には、青少年の目にポルノグラフィーが触れないようにする手段としては、表現そのものの規制ではなく罰則規定を伴ったゾーンニングで行うべきと思っておりますが、異なる意見もあろうと承知しています。 ただし、こうした表現の規制に関しては慎重であるべきだと考えており、十分な議論がないままに結論を促すような緊急要望書の文面には、疑問を感じました。 また、児童ポルノの根絶と、子供を性的対象にする図書が青少年の目に触れないようにすることとは、本質的に別の問題ではないでしょうか。 児童ポルノはれっきとした性犯罪であり、両者を併置して禁止を主張することは、危険なミスリードにつながると考えます。 刺激の強い言葉を連ねることについても、やはり慎重な対応をお願いしたいと思います。
 以上のとおり、遺憾に感じたことを述べさせていただきました。 ご多忙の折、たいへん恐縮ですが今回の緊急要望書に至った経緯をご教示願えればと思っております。 宜しくお願い申し上げます。
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http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2010/03/post_86fe.html
都小Pといいますと、都のすべてのPTAの意見(=保護者の意見)だと感じられるますし、実際に議会などでは、「保護者代表」として扱われます。けれど、実際は、ぜんぜん代表していないのです。それについて解説。
まず第1に、都小Pは、東京都のすべてのPTAを束ねているわけではありません。都小Pに参加している市区町村のPTA連合は、区部では、世田谷、目黒、荒川、足立、文京の5区だけです。〔略〕これだけを観ても「代表性」に疑問があるのは分かるはず。(追記、平成17年度の都小PTA名簿付属の加入地区リストでは、墨田区、千代田区、板橋区(準会員)、府中市が確実に入っていました。〔略〕しかし、21年度名簿では、この4つの地区からの理事が消えています。〔略〕) 単純に考えて、東京都の小学生保護者の過半数は都小P会員ではないはずですね。
第2の理由として……都小Pに参加している、PTAの連合体でも、このことは特に支持されているわけではないのです。ぼくは世田谷区在住なので、都小P会員(自分の学校のPTA会員になると自動的にそうなる)が身の回りにたくさんいますが、「ニュースで知った」人以外、まったくこの話題を知りませんでした。自分が、支持しているような格好になっている、ことも自覚していませんでした。これは、PTA役員レベルでもそうで、どうも、都小Pの独自の動きのようです。
世田谷区のPTA担当セクションに確認したところ、世小Pでは、この件について承認ですとか、支持をしたことはなく、単に都小Pから配布された資料として、役員会(世小Pの会長、副会長などが出席)で、情報共有が図られただけだそうです。これでは、各小学校のPTA役員すら、知らないわけです。また荒川区でも同様であったと電話で確認できました。というわけで、都小Pが「保護者全員の願い」であるかのように、この条例を押すのはおかしなことだというのが分かっていただけると思います。
なぜ、こんなことが起きるのか。
都小Pの役員は、都小P自身の前年度役員の推薦によってだいたい決まります。また、各区市町村のP連は、「理事」を都小Pの幹部として送り出すのですが、そういった人たちは、P連の会長経験者が多く、現役の保護者ではなくなっている人も多数です。理事の中から、推薦を受けて、やがて役員になっていくというルートがあり、現会長の新谷氏も、世小P会長→都小P理事→都小PTA副会長→都小P会長というルートを辿ってきた方です。で、各市区町村のP連から出た理事は、〔略〕自らの良識に従って活動するようです。その良識が、保護者の良識と、常に同じとは限らない、という話、ですね。
さてさて、これを読んでくださったみなさん。自分も会員なのに、相談されることもなく、自分とは違う意見をあたかも「みんなの意見」のように述べられたと感じる方が、世田谷、荒川、文京、目黒、足立あたりにいるのであれば、都小Pに対して、「会員だが、反対だ」と述べることは可能でしょう。もしも、採決までに時間があれば、ある程度の軌道修正が図られる可能性はあります。なにしろ、PTAは民主的組織なのだそうですから。
もしも、そのほかの会員ではない区や市の方も、「同じ東京都の保護者として、反対だ」ということを述べることもアリでしょう。
voice05@ptatokyo.com ファクスは03-3431-7042です。
いずれにせよ、都小Pが保護者の意見を代表しているというのは、一見そのように見えつつも、幻想です。
そのことについて、議会に理解してもらうことが、今は緊急かもしれません。〔略〕

↑この情報は各都議会議員に送るのがいいと思われる。そしてPTAで反対表明者が増えることを願う。

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以下転載する。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1440258570&owner_id=227735&org_id=1440331120
[緊急]明日〔19日〕が採決/今できること 全体に公開
2010年03月18日23:57

※転載自由です。
 明日19日に東京都議会内、総務委員会で、いわゆる「非実在青少年・規制」の採決があります。
 継続審議をするかどうかではなく、条例の改正に「賛成か反対」を議決します。
 ここで反対が可決されれば、都知事は白旗、みんな万々歳!ですが、現状はまったくもって予断を許しません。
 今回の採決は「総務委員会」で行なわれるわけですが、まずは以下のリストのご覧下さい。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/membership/standing_committees.html
 委員は15名。15名中8名が賛成したらアウトなわけですが、自民公明の委員が7名おり、この人達はまず賛成するでしょう。
 つまり、残りの民主(6名)、共産(1名)、生活者ネットワーク(1名)の誰か一人でも「賛成」だと、賛成で可決してしまう、ということです。
 ということで、今夜出来ることは、自民・公明以外の都議にFAXなりメールなりをすることです。
「明日〔19日〕の採決の前ということもあり、FAX(メール)で送る非礼をお許し下さい。ですが、是非お伝えしたいことがあります」といった感じで非礼を詫びつつ礼儀正しく、ダメ押しの反対陳情をしましょう。

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民主党都議・伊藤まさき さんのブログから

http://itomasaki.air-nifty.com/masaki/2010/03/4-ea4f.html
青少年健全育成とネット規制4
本日〔18日〕、「東京都青少年健全育成条例」の改正条例の審議が行われました。我が会派からは、小山、浅野議員が、様々な観点から質問をいたしました。小山都議からは条文について、浅野都議からは理念などについて、都の姿勢を質しました。賛否については、明日の総務委員会の理事会で結論が出ます。既に報道にもあるように、継続審議になんとか持ち込みたいと思います。しかし、自公は強硬に採決を求めると思われますので、予断を許さない状況です。

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18日の都議会傍聴記録 http://barbara.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/03/post_e44d.html から転載。色文字部分も原文の通り。

http://barbara.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/03/post_e44d.html
2010/03/19
東京都議会・総務委員会傍聴(3月18日)に行ってきたよー!
東京都青少年健全育成条例改正案について話し合われるということだったので、都議会傍聴に行ってきました。最初は傍聴先着20名、ってことだったんだけど、認められればあと20名許されるってことだったので、どうにか入ることが出来ました! 女性半分から3分の1ぐらい?
聞き取れなかったところもあるし、解釈を間違えているところもあるかもしれないので、あくまでもそれを傍聴していた私の私見、ってことで見てください。あと、赤字は私のつっこみです。青字は補足。
読みやすくするために、内容を「非実在青少年」に絞って、記します。質疑を全て記したわけではありません。自分が理解出来た部分、メモがちゃんと出来た部分のみ。携帯のフィルタリング等についても議題だったんだけど、そっちは完全に省略。

民主党 小山委員■
Q.第三条七条「非実在青少年」(年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの)の十八歳未満というのは、具体的にはどのように判断されているのか。
(返事をしたのは「あさかわ参事」以降、「A」)
A.具体的には「視覚的に幼く見える」というわけではなく、ランドセルをしょっていたり、小学校の制服、名札、小学校の建物に入っていく描写など、客観的な要素が含まれること。
Q.つまり、18歳以上であると明記されていれば、「視覚的に幼く見え」ようとも大丈夫ってことか。18歳以上であるというのをもっと明確に、何なのかを定義させない以上、解釈の余地を持たせるようなものであってはならない。
Q.十八条六の2「性的視覚描写物」とは具体的に何か。
A.3種類あって、
1,青少年が性的対象として扱われていたり、残虐性を刺激したり、自殺を刺激するようなる図書類又は映画等。
2,非実在青少年が性交や性交類似行為をしていて、強姦等著しく社会規範に反する行為を肯定的に描写したもの
3,18歳未満のジュニアアイドルなどの水着姿などを視覚により性的にみだりに刺激するようなもの
Q、第九条4項((指定図書類の販売等の制限)何人も、青少年に指定図書類を閲覧させ、又は観覧させないように努めなければならない。)
「何人も」の対象者は誰か。
A,都内に住所を持つ都民に限らず、都外に住む人であっても、都内にいる間は含まれる。
Q.「非実在青少年」という表現の自由に関わる既定が盛り込まれたにも関わらず、曖昧かつ不明確。より慎重に明確にする必要があるのではないか。
A.表現の自由、今回の規制の範囲の拡大に関しては、十分に慎重にしていると判断している。有害図書・不健全図書指定に関しては、第三者である審議会に諮問の上、指定する。
Q.今の状況を見ると、そうはなっていないのではないか。条例の目的とする以上のところに進んでしまっている。本来、このような条例を作るにあたっては、出版社や作家なども含めて聴取した上で行うべきではないのか。新たに制限を加えるのであれば、条文上で明確に規定されるべきもの。疑義をもたれないものであるべきものでなければならない。これから定められる規則もあるなんて、ダメ。十分な質疑を求める。

一番最初の小山タン。文言の詳しいところを細かく聞いているところが多かったです。それに対して参事が答えてたんですが、何だかよくわからなかった。とりあえず「視覚的に幼く見える」っていう主観的なものではなく、小学生のランドセル、名札とかで18歳未満だとわかる、という言質を取ったのかいいのかなーと。でも、曖昧さは消えないような。

自民党 吉原委員■
全国から多くのメールやハガキや封書が着いている。様々な声が届き、このことについて心配されているようだが、ただこの条例についてけっこう、誤解されているようだ。 ←いや、誤解はなくて、理解かと……。いっぱい、メールやハガキや封書が届いているのを気にしている様子です。
ただ、条例を改正するにあたって、多くの人に意識を向けてもらう、民主主義の手続きとしてはそのような声が届くのはいいことだ。←上から目線……?
昭和39年に有害図書が規制されて今まで運用されてきた。今回の条例にあたり、さまざまな資料を他の委員たちも見るにあたって、「子供には見せたくないな」と思ったのではないか。それは、普通の感覚、常識だと思う。PTAからも同様な声が寄せられており、世界に誇る日本のマンガ、アニメ界はこのような条例を作ることによってより発展するものだと信じる。 ←まったくわかってないですな。より発展どころか、業界衰退ですわ……。
Q.皆、いろいろ心配しているようだが、ハレンチ学園は指定されるか。
A.「非実在青少年を相手方とする又は非実在青少年による性交又は性交類似行為」が描かれ、「性交や性交類似行為が描かれ、「強姦等著しく社会規範に反する行為を肯定的に描写したもの」と規定されているので、ハレンチ学園は性交または性交類似行為が入っていないので、指定されない。
Q.「風と木の詩」はどうか。新聞記事を見ると、性に対する知識のほとんどない女性たちに対して、性暴力などの性の形があるという意図から描かれたもののようだが。
A.文庫版で読みました。裸の少年が重なっているシーンがあったが、該当しない。ストーリー性の内容が重要。「著しく性的感情を刺激」するようなものが該当するのであって、これは該当しない。  ←えΣ( ̄□ ̄;)  「著しく性的感情を刺激」するかどうかってのは、主観でしかないと……! まったく基準が分からなくなりましたよ! 風木には強姦もがっつり入ってるんですが……!
Q、憲法違反だという声があるが、昭和39年に有害図書が指定されて今まで問題もなくやってきたのだから、憲法違反だというのなら今までも憲法違反だと思うがどうか。←だったら、今までの有害図書の規定のままで、新しく条例など作る必要などないと思うが、どうか。
A.憲法には違反しない。誤解を解いていただけるようになればいい。
Q、他の議員の皆様には、良識のある判断をお願いしたい。不健全なものは子供には見せたくないというのが普通の感覚、常識だと思う。これを反対するようなことがあれば、社会から多くの批判を受けることになる。これを規制するのはあたりまえのことであり、性犯罪を助長するようなことになってはならない。  ←他の議員に対する脅しだと思いました。「普通の感覚、常識」っていうあいまいな大義名分で、強引に押し通そうとしてるよな。

公明党 大松理事■
Q.出版社から出ているものの中には、児童との性行為を含んだものがある。誰でも容易に入手可能。だが、これが現実に起きれば強姦であり、児童がその性行為を望んでいるかのように描写されている。それが、誤った性道徳を植えつける。だから、それがマンガやアニメなどのキャラクターであっても、肯定的なものにとっては不健全図書にすべき取り組むべきものだと思うがどうか。←現実に起きればな……。どう突っ込んだらいいものか……(白目)
A.明らかに青少年として描写されることに関して、児童が強姦などを喜んでいたり、親子、兄弟などの性行為など著しく不健全なものであり、描写の程度が著しく性的感情を刺激するものに関しては、真似してもかまわないものであるという認識を持つものになりかねない。  ←いきなり何の予告もなしに、兄弟が出てきましたよΣ( ̄□ ̄;)  「きょうだい」と発音してたんですが、兄弟? 兄妹? そのあたりはよくわかりませんでしが、兄弟ものもNGなのかΣ( ̄□ ̄;)
Q.拡大解釈をされ、表現の自由が規制されるのではないかという声があるが。
A.「非実在青少年を相手方とする又は非実在青少年による性交又は性交類似行為」が描かれ、「性交や性交類似行為が」「強姦等著しく社会規範に反する行為を肯定的に描写したもの」に限る。十分に厳密かつ限定的なものであり、客観性を担保しており、恣意的な運用による規制にはあたらないものと考えている。←傍聴してる限りでは、そうは全く思えませんでしたよ……。
Q.どうすれば児童ポルノから子供を守ることができるのか、必要な施策を早急にすることを求める。

なんかこう、児童ポルノのあたりはちょっと省略したのですが、「児童ポルノ=18歳未満の性行為」だと恣意的に誤解させようとしているような感じを受ける発言でした。

共産党 古館理事■
日本共産党の考えとしては、子供を性的対象とする児童ポルノ容認しない。一人の被害者も出さないために、児童ポルノの根絶を目指す。そのためには国民的、民間の自主的な努力が必要であり、内心の自由表現の自由を侵害しないようにすることが大切。
Q、児童ポルノとは何を指すのか。
A.国の児童ポルノと同じ。
Q.国の児童ポルノと同じであれば、国では児童ポルノの規定にマンガやアニメを加える規定はない。何で都だけマンガやアニメを入れるのか。
A、国の児童ポルノ法では、対象は青少年であるかどうかを問わない。今回の都の条例は青少年を対象にするものであり、全く別の問題。
Q.今回の改正案では、新たに非実在青少年という、そのような創作物についての規定が加わっているが、その描かれ方やストーリー、創作物の表現法において、表現の自由が侵害されると、多くの人々が心配している。ある作品を、児童ポルノであると判断する理由は何なのか。
A.「非実在青少年を相手方とする又は非実在青少年による性交又は性交類似行為」が描かれ、「性交や性交類似行為が」「強姦等著しく社会規範に反する行為を肯定的に描写したもの」に限る。
Q.それではとらえ方や感じ方が別れるものであり、恣意的に判断されるのではないか。創作においては、論理では表現しきれないような感動を呼び起こすものがあり、そのような条件に当てはまるというだけで、対象になりうるというのはいかがなものか。  ←私、ここでジーンと来て泣きそうになっちゃった……。「創作においては論理では説明できないような感動を呼び起こすもの」が必要なんだよ! そこのところをわかってもらえてる感じだったので。倫理的に正しいものを書いてればいいってわけじゃない。あえて倫理に反したものを描くことで、表現したいってことがある。絶対。それは、切り捨ててはいけないと思います。
Q.作品の中で「18歳以上」だとキャラクターが発言したらどうか。
A.対象外ということになる。 ←えΣ( ̄□ ̄;)  それさえいれればオケ?
Q.マンガやアニメの世界に住むものに、規制の網をかけようというところに無理がある。そのような創作物が性に対する健全な育成について判断能力を阻害するという論証はどこにあるのか。
A.平成19年のアンケートでは、そのような性行為の描写に関して、85パーセントが不快を覚えるという結果があった。平成21年6月 コンピューター陵辱系ソフトで自主規制の動きもある。今回の条例は評議会の答申に基づくものであり、社会的な要請により、理解してもらえるものと考える。青少年は性に関する健全な判断力が十分ではなく、そのようなものに接することは、健全な判断力を阻害する怖れがある。学術的なものを待つまでもなく、当然のものとして理解してもらえるものと考える。
Q.青少年が心身ともに健やかに育つのを願うのは当然のことであり、何よりも教育的な観点が重要。大人がどのような援助をすることがプラスになるのかを、教育学、性教育などの科学的な知見によってなされる必要がある。性的描写が青少年の性に関する健全な判断力を阻害するという学術的な知見はどのようなものがあるのか。
A.今はない。  ←論拠もなく、「不快だから」規制するんですね……Σ( ̄□ ̄;)
Q.科学的根拠を持って証明されていないというのに、今回の条例では性的描写が判断能力を阻害されると断定されている。多くの人々がそう思う、多くの都民の同意が得られるというが、それでいいのか。過去の創作作品を見てみると、それが発表された当初は社会の多数派から批難された作品が後世には貴重な財産となったという歴史がある。表現行為の規制には、極めて慎重にならなければならない。それが、青少年に関するのならなおさらだ。図書館協会も、青少年が有害図書に接することと、逸脱行為をするという因果関係はないと反対している。どのような表現が逸脱行為につながるのかというのは、科学的に今、証明できていない。青少年の成長にとってあまりにも重要な条例なのに、今回のことはあまりにも拙速であり、出版業界や作家が自主的に規制をし、萎縮することにつながりかねない。科学的根拠に基づかない押しつけは、都民の自発的な協力を得られない。我が党としては反対。拙速に結論を出すことは、断固反対。

もう言いたいこと全部言ってくれたって感じで、感動した……! 筋が通ってて、メモも取りやすかったし、整理しやすかった。反対、とハッキリ言ってくれたのも良かった。

生活者ネット 西崎委員■
Q.『非実在青少年』の解釈が難しい。性行為の描写によって衝撃を受ける、不快かどうかは受け取り方次第である。拡大解釈される可能性もあるし、実効性に疑問がある。条例で判断するのではなく、自分で判断される子に育つために、時代にあった性教育をすることが必要じゃないか。日本のマンガやアニメが発展したのはキャラクターが未熟で可愛い点であり、このような規制をすることは業界が萎縮することとなる。さらなる議論を。

民主党 浅野委員■
Q.さきほど、「ハレンチ学園」や「風と木の詩」は入らないという答えがあったが、都は「恣意的な判断を行わない」と言い、「審議委員会の判断を待つ」と言ったくせに、入らないと答えることは矛盾ではないのか。
A.第一段階として都で選んで、その中の候補を選んで、審議委員会の判断を仰ぐ形となる。
Q.都の判断の範囲が大きい。候補になるかどうかは、都で判断できていいのか。
A.恣意的に行うのではなく、規準に基づいて選定している。
Q.内容の判断は、主観で行うということか。
A.主観ではなく、条例規則に書いてある規準に基づいている。
Q.判断は審議会がするということだが、都が第1段階として選ぶということに、行政による恣意的な判断な余地があるということではないか。規準について詳しく説明して欲しい。
A、全裸または半裸によって、卑猥な感情を与え…… ←メモ間に合いませんでした
Q.「卑猥な感情を与え」の判断は誰がしているのか。
A.最終的には審議委員会。
Q.だとしたら、どうして先ほどの「ハレンチ学園」や「風と木の詩」は入らないと都で答えられるのか。  ←つまり、判断を審議委員会がするといいいながら、「卑猥な感情を与え」という主観的な判断を都がしているではないか、という指摘だと理解しました。「卑猥な感情」なんて、主観でしかないじゃんね。人によってはキュウリでも発情するよヽ(´皿`)ノ 私は新幹線に萌えるよ……!
A.←なんか、何答えたのかわからなかった。
Q.さきほどもあったように、「18歳以上」だという表記があれば、それは含まれないのか。
A.含まれない
Q.それでは明らかに抜け穴があるというようなもの。実効性があるようなものにするためには厳密な規定が必要。過度な規制を民間に押しつけることがないように、しっかりと定義づけをしろ。

今回は民主党が鍵となると思うのですが、「さらなる議論が必要」で「拡大解釈されないように、きっちり規定を」というような論調になってて、「そもそも18歳未満の青少年の性行為を青少年が読んで何で悪いの?」「キャラクターと現実は全く別だろ?」っていうところに全く言及がなかったのは、すっごく不思議でした。そもそも、そこが問題にならない?
…………
ってことで、傍聴メモ終わり。
条例用語に対する基礎知識がないので、間違えていたらすみません。あくまでも個人の感想ってところで、勘弁を。
ええと、思ったのは、まだまだ油断できない状況ってことです。「そもそも虚構と現実は別」ってところとか、「漫画とかアニメが青少年の性犯罪を引き起こすっていう因果関係はあるの?」ってところに触れてくれたのは共産党だけで、他は「ここは含まれてここは含まれないの?」っていう、まずは規制ありきで範囲について確認していたような。聞けば聞くほど、曖昧すぎて不安にしかならないような質疑でした……!
送られてくるメールや手紙やハガキを気にしていたような気配があったので、これはまだまだ有効だと思います。
投稿日 2010/03/19

253 名前:名無したちの午後 投稿日:2010/03/18(木) 23:02:02 :L7VVny0h0

流れが速くてKYかもしれなけど勘弁してね。
俺、昼間に共産党の事務所に応援してますって言うために電凸したんだ。 正直俺は共産党の中にも賛成派はいるだろうと思っていたんだけどある議員の事務所の人は「共産党は党一丸で反対だ」って聞いたときすごくうれしかった。 問題点もちゃんとわかってるし俺は本当にがんばってほしいと思い他の事務所にも応援電凸続けたよ。
そしたら俺が本当に応援しているのが伝わったらしくすごくお礼言われたり、議員の方に伝えるから名前教えてくれって言われたりした。 みんなからの手紙やメールもすごく励みになってると。
できる限り応援エール送るのがいいと思う。 自分だって間違った事と戦う時に「がんばれ」って言ってくれたらうれしいでしょ。 俺らのメッセージが議員の力になるんだよ。
熱く語ってすまん。

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画像は http://piapro.jp/content/8m017rmanspvy7pb から。

*1:[3/21 0:45]生活者ネットの中に、規制派シンパな方がいらっしゃって内部でぶれていたのは事実らしい。規制反対派シンパの方もいらっしゃって、その方が規制反対・慎重論でまとめてくださったらしい