カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

都議会議員秘書からのアドバイス

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非実在青少年」規制問題・対策まとめ http://hijituzai.ehoh.net/ から。

http://hijituzai.ehoh.net/
議員秘書の方からのアドバイス
議員秘書の方にお会いして、アドバイスをもらってきてくれた方がいらっしゃいました! 以下に、秘書の方からのアドバイスと、添えて頂いた補足とを掲載させて頂きます。

各所での運動やホームページを参照したが(注1)、FAXでの意見が少なく非常に助かっている(注2)。特定団体の元に攻撃的なデモや類似行為が発生していない事で(注3)、規制賛成派がいうような一般論で議論すべきでないという論調が強くなっており(注4)、有識者へ個別にコンタクトし、意見を集めたい動きがある。(注5)児童ポルノと青年向けマンガ・イラストの区別がついていない先生方が多い。(注6)ご意見を寄せる際に留意してもらいたい。但し、議員の先生方も多くは一般人である為、それを考慮してもらいたい。(注7)
子持ちの方が陳情や相談に来る方がこの数日で数名だが居る。そういう方々の中に「規制そのものには反対ではない、改正案が恣意的に利用されるのではないか」という方が居た。この点は押して頂けると先生方も動きやすい。(注8)

(注1)HP等を見ているのはあくまでも秘書の方だそうです。
(注2)FAXの件は実際問題として、経済的負担がかかるのでいただけないとの事です。 
(注3)デモの件は特定団体の便乗行為だと認識されておりました。
(注4)少なくとも規制反対側は、「暴力に訴えている訳ではないという事は、論理的な問題点が指摘できうる」と考えているそうです。ただし、「一般論で論ずるべきではないとしたとしても、議論の材料が諮問機関から提出されるもののみで議論になるのかは疑問」とのこと。
(注5)「但し、時間的な制約等から積極的に有識者にコンタクトできるかはわからない」との事でした。
(注6)マンガやイラスト等の媒体でも、ゾーニング云々とかいう前に一括りで「不健全な物」という視点で見る方が少なくないそうです。
(注7)以前「2次元と3次元は違う」という端的な意見が寄せられて困惑したとか。
(注8)国会で単純所持に反対しているという事実から、「単純所持等の過剰な条例は敬遠したい」という意図が一部の先生方にはあるそうです。
また、議員さんの方からも一言。

「恣意的な条文が作られているというのは、事実であれば大変に問題です。しかし、“支持層がなかなか明確に把握できない”“他に懸念する事が様々にあり”一概に動けないという事も、また、選挙で選ばれている、支持者の居る上での政治活動であるという事をご理解いただきたい。」

以上です。今回は貴重なご意見を有難うございました。

たいへん参考になる。ありがたやありがたや。「非実在青少年」規制問題・対策まとめ さんは活動を休止されるとのこと、ありがとうございました! パートタイムの市民活動として、最高レベルの出来でした。

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上記アドバイスを咀嚼すると、1;オタクは議員関係からおおむね好感を持たれている。2;議員とオタクの「共通地平」の不足・接触点の不足がある。3;警察関連によるオタク統制への意図について、議員は情報と危機感があまり多くない。 …と、私は解す。
理想的には今回をきっかけに「点」ではなく「面」として議員関係と交流し共通地平が増えると、いろいろと健康的だと思う。
同時に、継続的に議員へ説明して回れる人材を、出版・オタク関連は予算や決意をもって用意しておくべきだろうと思う。

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http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100320#1269026760 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100321#1269159789 の続き。
あさの克彦都議会議員ブログにその後フォロー発言があったので、リンクしておきます。http://asano-k.net/pc/modules/weblogD3/index.php?date=20100320 http://asano-k.net/pc/modules/weblogD3/index.php?date=20100321
活動が「点」から「面」に近付いていて、同志諸姉諸兄よ、心強いですよ。

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画像はhttp://piapro.jp/content/64tkt8mtf3rfo7c5から。