カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

関西に表現規制反対団体が発足

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関西に表現規制反対団体が発足 http://syoukogo.blog133.fc2.com/
中心人物の義月粧子さんのツイッター http://twitter.com/syoukoy

http://twitter.com/syoukoy/status/20384650577
ほんとは関西陳情団にしようと思ったんだけど

ああ、なんていいネーミングセンスなんだ。こんなにセンスのいい未来あるBL作家さんが表現規制問題に関わって疲弊して潰れていくのを見なくちゃならないとは。いや潰れるときには我々の視界から消えるので潰れたかどうか見ることすら実際にはできない。
水戸泉さんのツイッターhttp://togetter.com/li/38769 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100730#1280501419を読んだ時も思ったんだけど、
1;前線に立った人に「要求」してはいけない。原則としてお願いしてもいけない。「こうしてほしい」という希望があったら、その希望を持っている人が自分でできる限界までおこなった上で、前線に「お願い」するべきである。
前線に立とうとする人は、基本的に、人より責任感が強いのだ。人より責任感が強いタイプの人に第三者がああじゃのこうじゃの「お願い」したら、前線の人をそれだけ早く消耗させることになる。前線の人が前線で戦うべきエネルギーをムダに浪費させることになる。
前線に立とうとする人は、他者より「強い」から前線に立つわけではない。だから、前線に立つ人を通常より強いはずだと前提してはいけない。前線に立つと、自分の仕事以外に仕事以上の労働量が増えるのだから、「強い」「弱い」で言えば、弱くなる。周囲ならびに観察者は、前線者の労働力を軽減させることにエネルギーを注ぐべきである。でなければ必ず前線者は疲弊して潰れる。
2;「前線」には誰でも立てる。だから、前線に要求するという選択肢は本来ありえないのだ。要求したいのなら自分が前線に立てばいいのである。陳情はたとえばお手紙の形でなら誰にでもできるし、自分がそういう形で実際に行動していたら、他人に要求はできないはずである。
3;上記は義月粧子さんと水戸泉さんとその同志諸姉諸兄への最大級のエールです。頑張りすぎないで下さい。タイミングを見て綺麗に離脱してください。「継続しろ」と要求する人は、絶対に自分自身は残らないから、市民運動を継続活動する義務感なんて絶対に負ったらダメです。俺はそれに関して恨み言が色んな人にあるけど沈黙する。今も活動を継続している諸姉諸兄には最大級の賛辞を送る。せめて賛辞くらい彼らにやらなければ、彼らが観察者から得るものなど、本当に、何も、何もない。資金援助ぐらいされてしかるべきなんだが、最前線にカンパをして下さった同志諸姉諸兄を除き、本当に、観察者は前線に何一つ言える筋合いではない。カンパしたからって要求できるというものでもないけど。

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ところで、創作家って、『ゲゲゲの女房』で描かれていた通り、単に創作能力のあるワーキングプアだからね。契約社員以下の立場のワーキングプアが業界のために身を晒すっていうのは自動的に過剰労働になるからね。観察者はせめて応援くらいしてやらないといけない。
なぜか人間は無私無償で人間の限界超えて活動している人に対して「もっと我慢しろ」と平気で言えるのでありまして、なぜか全然我慢していない人に対しては「我慢しろ」とは言わないのでありますhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100423#1271948795が、自分がなしていることがそれであると気づけないのは思いやりが足りなすぎるし、自分がしているのがそれだとわかっていて要求するのは極悪人であります。

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余計な話ですが、枝野幸男民主党に文句があったら彼らに、できれば個人宛てに、ガンガンメールすればいいのであります。手紙ならなお良し。議員へは要求するべきなのであります。要求する相手を間違えてはいけないのであります。陳情とは要求なのでありお願いなのであります。政権担当者たちに読む時間がないのは全くその通りですが〔11/02訂正 真面目に政権担当者が職務執行すると多忙すぎるのは間違いがないが、国民から筋の通ったメッセージが届けば、読もうとするはずである。〕議員は陳情を国政へ反映させようとするのが仕事なのでありまして、だから彼らはかなり高額な給与を得ているのであります。
念のため繰り返しますが、表現規制反対の市民活動前線者は支出があるばかりで仕事の機会も報酬も減るのであります。陳情活動市民活動するぶん時間が物理的に削られ、それによって仕事の機会が自動的に減り、収入が自動的に減るのであります。ここが議員と市民活動の全く違う点であります。
菅政権の担当者たちは「国民の声を聞こう」という基本姿勢はないわけでもない。一定の量になったら報告は行く。彼らには仕組み上国民からよりも官僚からの声のほうが強く届くのであります。日本は政権担当者を徹底的に多忙にして結果官庁の意思通りにしか判断できなくさせる、そういう仕組みになっているようなのであります。だからこそ、繋がりがある議員にはひたすらメール陳情手紙陳情をするべきなのであります。マスコミはどんな政権であろうと、情報を曲げて伝えるのを自分の役割だと非国民的に信じ心得ておりますので、マスコミを使うより直訴するに限ります。

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画像は http://piapro.jp/content/dwyiekizyyz8gt26 から。