カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

ある民主党国会議員へ送った手紙

たいへんご無沙汰しております。マンガ規制反対関係でたいへんお世話になっております、カマヤン/鎌倉圭悟です。
現在、東京都青少年都条例「改正」が都議会にて議論されております。
いちど2010年6月16日に都議会でいったん否決された問題http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100521#1274369654 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20101023#1287830447の再燃です。
東京都治安対策本部・青少年課は、今回、条例案をギリギリまで見せず、8月9月のあいだに、一部PTAへの「説明」を繰り返していました。
 参照 (10/25)青少年健全育成条例の改正に関する都職員の方からの説明・その1 http://mckoy.cocolog-nifty.com/hansei/2010/10/1025-2e5c.html
また、「東京都青少年課から12月の都議会に向けて青少年条例の改正を求める要望書を出して欲しいと、職場(青少年団体)に電話がきました。」との声もあります。http://togetter.com/li/63663 そのようにして前回「反対」した民主党都議を(都議の地元から)孤立させる運動が展開され、それらが効き、この11月での都条例改正案再提出について、都議会民主党は賛成の方向に傾いているようです。
今回の「改正案」は、
1;否決されてからわずか半年で、否決されたものと同主旨の条例案が提出され、前回否決に回った民主党都議が賛成に回ろうとしていること が大いに問題です。まずこの「改正案」が作られなくてはならない必然が存在しません。いわゆる「不健全図書」はR指定(成人指定)を含まないので、そういう表現が「氾濫している」「蔓延している」という事実はありません。
2;改正案に民主党都議会が「賛成」してしまうと、3月から6月までに作られた「オタク」層による民主党への信頼が崩壊します。 我々が統一地方選挙の時、民主党を応援できるように、「条例『改正』」に「反対」を民主党に表明していただきたいと強く思います。
3;この「改正案」ならびにマンガ規制に熱心なのは倉田潤という警察官僚です。警察庁からの出向で、東京都青少年治安対策本部長になっています。志布志事件の時の鹿児島県警本部長です。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100318#1268858675 「マンガを規制するのが警察官僚にとって得点となる」という奇怪な流れは、ここで断ち切られるべきです。
4;倉田潤青少年・治安対策本部長と櫻井(旧姓吉岡)美香・青少年課長がしようとしているのは、「児童ポルノ法によるマンガ規制の足場を警察が条例で事前に作っておく」ことだと思われます。この、「官制」条例案に民主党が賛成してしまうということは、警察官僚主導に民主党地方議会が屈服する、ということを意味します。選挙対策としても、民主党本来のあり方からしても、「都条例『改正』」に民主党は反対してほしいと、強くお願いするものです。
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画像は 「いろはさん」/「いしかゆ」のイラスト http://piapro.jp/t/zFbI から