カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

サイゾー記事の件

昨日のコメ欄で教えていただいたコレ 

http://www.cyzo.com/2011/05/post_7328.html
後日、取材した出倫協「児童と表現のあり方検討委員会」の委員で日本雑誌協会編集倫理委員長の山了吉氏は語る。
〔略〕山氏は大山田満月氏の『ちいさなおててにやわらかほっぺ』(茜新社)を例に挙げ「成年コミックマークがあるからといって、幼児を性の対象としてもてあそぶことが"表現の自由"とはならない」と説く。

困ったなあ。
まず、前提として、これは昼間たかしさんによる記事であり、昼間さんは誤情報を書いても誤情報だと認めないなど、ちょっと捏造体質なところが正直言ってあるので、この記事もある程度慎重に見る必要はある。
もう一つ前提として、山了吉さんは出版界の中では例外的に政治交渉力がある人らしい。ちょっと前までもっと行政に対して強硬発言していたように感じるんだが、この記事を信頼する限り、すっかりグダグダになっているようだが、どうなんだろうね。
大手出版社へのロビーをしてこなかったことのツケというべきなのかなあ。とか思った。そう思うと同時に、大手出版社に一からロビーできる余力なんてこっちにはたぶんないんだが。とも思った。
「とりあえず、都条例に反対する魂を持った同志諸姉諸兄は、雑誌協会に手紙攻勢を都条例のときと同じ要領で、かつ「今までの経験を踏まえて」送るべきだと思われます。雑誌協会を放っておくと敗北以外の芽が全て潰えそうだ。」とツイートした。
大山田満月はわりと芸術性で擁護しやすいほうのマンガ家だと私は思っていた。なのでそれが例示されたのには「えー? そうなの? 俺が現役でマンガ家かロビイストしていたらそうは言わせないが」とか思ったが、これは妄想の類かもしれない。大山田満月の芸術性を認めさせるには半世紀くらいかかるかもなあ、とも思った。「ジドウポルノ」というマジックワードは、赤狩りの時の「赤」と似た使われ方をしているから、これは政治問題なのだよな。赤狩りの時は良質なリベラリスト共産主義者として弾圧された。それに似ている。
とはいえ、かつてのチャタレイ裁判なんかの先達に色々教えを請う必要があるよな、とは、以前から思っているし、今はもっと思う。
ということで、すべきことのまとめは以下。
1;雑誌協会・出倫協https://ssl.j-magazine.or.jp/contact.phpに「この発言て、本当?」「今まで闘ってきた我々の努力を無にするな」「敵に対してヘタレるな」「敵をアシストするな」という主旨の質問とクレームを礼儀正しくしつっこく送る。
2;チャタレイ裁判など過去の事例についての情報蓄積。できれば存命な経験者へ話を伺う。
とりあえず以上だろうか。

http://twitter.com/#!/windycatter/status/69408501608366080
#hijituzai RT @nigiloski サイゾーの件cyzo.com/2011/05/post_7… で日本雑誌協会に問い合わせてみた。質問1つだけすればいいから。「この記事は本当か?」 簡単なもんだ。 ssl.j-magazine.or.jp/contact.php

山了吉さんのこの件、我々のために政治生命を削って頑張ってくださった政治家の諸姉諸兄に対して、まったくもって申し訳が立たない。と私は思う。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100603/1275494643

http://twitter.com/#!/kogarasu1982/status/69432367105847296
@kogarasu1982 なんだか昼間氏の主観が入りすぎているせいでよくわからなくなっている感がありますね…そもそも「飛ばしすぎ」と批判された記事も昼間氏の記事な訳で…あと山氏の話はゾーニングの基準(設定)についての話のような気がしますがこの書き方だとその辺いい加減という
http://twitter.com/#!/kogarasu1982/status/69434610324475905
@kogarasu1982 あの記事だけでは山氏の発言の文脈が読み取れないんですよね…なおかつあの前半部の書き方だと昼間氏の先行記事自体が大手出版と中小エロ取扱出版の間に溝を作ったような規定の仕方だし…うーん

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