カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

前福島県知事・佐藤栄佐久、原発講演

以下メモする。

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65736378.html#
福島県知事・佐藤栄佐久氏が原発事故後の4月18日海外プレス向けの会見を行った。〔略〕
なぜ今回の事故は防げたとわたくしが思っているのか。」「理由の1つは、去年2010年の6月に起きたある事故です。実は今度とそっくりの事故が福島第一で起きております。6月17日のことです。」「福島第一の2号機で何故か電源が止まり原子炉ヘ水を入れるポンプが止まりました。冷却水が入らなくなって、原子炉の中の水が蒸発し始めました。今度と同じです。放置すると燃料棒が熱で崩れ、最悪事態につながる自体が生じたのであります。」「しかし電源を失うと何が起きるのか。東電はこの時意図しなかった形で予行練習をしたようなものであります。これでもし非常用ディーゼル発電機までやられたらどうなるかということは、当然心配しておかなくてはいけない事故で…。〔略〕それが理由の第一であります。」〔略〕
「つまり日本の原子力政策は、次のようなロジックで成り立っているのであります。」「原子力発電は絶対に必要である。だから原子力発電は絶対に安全だということにしないと…。」〔略〕
福島第一原発、そして第二原発では故障やひび割れがたくさん見つかっていました。ところが、その点検記録を書き換えて、なかったことにしていたのであります。それがわかったのは、2002年8月でした。」「その時東電では、当時の社長と会長、担当副社長、それから元社長の相談約2人、合計5人がいっぺんに辞職しております。やめた相談役の一人は経団連の会長まで務めた財界の超大物でした。経営者も入れ替えろというのでしたら一度それに近いこと東電はしておりました。それでも今度のことが起きたのであります。」〔略〕
〔略〕必要だから必要なんだという理屈が延々と続いていくのであります。」「危ないから注意しろというと私のように国家にとって危険人物だとみなされてしまうわけであります。大変怖い理屈であります。〔略〕
「まずは安全委員会を完全な独立組織とし、委員を国民から選ぶ制度にする必要が」「日本の民主主義が試されている」「外国の人もお金も日本には入ってこなくなり…原発を活かして日本経済を潰すことになります。」

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関連して、以下もメモする。

http://plaza.rakuten.co.jp/KUMA050422/diary/201105310000/?scid=we_blg_tw01
喫茶店で久し振りに朝日新聞を読んだ。「声」欄に定時制高校教員(44歳)のこんな投稿が載っていた。全文を写す。

授業で原発のことに触れた。「3号機が不調のようだね」と言うと、4年の男子生徒が怒ったようにこう言った。「いっそのこと原発なんて全部爆発しちまえばいいんだ!」
 内心ぎょっとしつつ、理由を聞いた。「だってさあ、先生、福島市ってこんなに放射能が高いのに避難区域にならないっていうのおかしいべした(でしょう)。これって、福島とか郡山を避難区域にしたら、新幹線を止めなくちゃなんねえ、高速を止めなくちゃなんねえって、要するに経済が回らなくなるから避難させねえってことだべ。つまり俺たちは経済活動の犠牲になって見殺しにされているってことべした。俺はこんな中途半端な状態は我慢できねえ。だったらもう一回ドカンとなっちまった方がすっきりする」
 こういう絶望の声は他の生徒からも聞く。震災でアルバイトを失った2年生は吐き捨てるように言った。「なんで俺ばかりこんな目に遭わなくちゃなんねんだ。どうせなら日本全部が潰れてしまえばいい!」
 一教師として応える言葉がない。ぐっと堪えながら耳を澄まし、高校生がこんな絶望感を与える政府に憤りを覚える。

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画像は http://twitpic.com/55vtf2 から。