カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

国会見学の薦め

先日、青色申告会の旅行で、国会見学に行きました。まるっきり小学生の国会見学コースでありました。
引率は地元青色申告会の女性部長の知り合いの議員秘書だということでしたが、行ってみたら、公明党でありました。ああ、あの女性部長さんは創価学会の人だったんだ。*1
まあ、それはどうでもいいんですが。
久しぶりに議員会館に行けるかな、とか事前に思ってましたが、そちらへは行けず。
議員会館は、改築というか新築というかして、新しくなったんですね。新しくなってからはまだ中に入ったことがないかな。
議員会館国会議員の事務所が入っている建物なのですが、実際に中に入ると、まず天井の低さに驚きます。次いで、議員事務所の狭さに驚きます。これは狭い。天井が低いので無駄に圧迫感があり、爽快感がない。気分的にやたらと疲れる。そういう場所です。議員さんと議員秘書さんはそういうところで年中仕事をしているわけであります。
もうちょっと仕事の環境として快適な建物を、国民の代表者たちには与えるべきだ、と、議員会館に通っていたころ、私は思いました。
実際に議員会館に行き来するようになる前は「国会議員は贅沢な暮らしをしているに違いない」と思い込んでいたのですが、行き来してからは考え方感じ方が変わったものであります。
百聞は一見に如かず、というのは正しいのでありまして、また案ずるより産むが易し、も正しいのでありまして、現場を実際に見ないで想像しているのと実際に現場を見て感じるものとの間には、常に大きな開きがございます。
余計な話でありますが、AMIのロビー担当として活動していたころ、この、現場感覚と、現場感覚を知らずに考えている人々との感覚とのズレというものに随分と悩まされたものであります。
報道とか間接情報とかからだけで議員を想像しているうちは、議員各位へ届く言葉を紡ぐのは難しいのであります。間接情報には常に情報操作ないし伝言ゲームが発生するものであります。
何を言いたいのかというと、議員さんにメールを送ってばかりいるよりはたまには議員さんにちゃんと会ってみなさいよ、ということであります。伝言ゲーム参加者「だけ」が増えるのは我々にとって常に不利な状況を作ることとなるのであります。
どう会えばいいのかわからない、と、途方に暮れる同志諸姉諸兄は、「国会見学」というのをですね、たいがいの議員事務所では引率してくださいますのでですね、そこから始めてもいいんじゃないかと、思うわけであります。
冒頭に話題に出した青色申告会の国会見学は総勢60人で、これでは小学生による見学コースしか周れなかったのでありますが、その議員秘書さんが言うに、「機会があったら5〜6人でまた見学に来てください、そうすれば議員会館の中も案内できます」とおっしゃってました。
議員会館に入れればですね、でもって議員秘書さんと仲良くなっておけばですね、国会方面でできる活動範囲がぱっと広がるのでありますよ。
議員会館内ではグレーゾーンとなっている活動というのがいくつかありましてですね、たとえば議員会館の内側では予約しておいた議員以外に会ってはいけないということに一応なっているのでありますが、陳情団的な人々はですね、実際のところ当初予定以外の議員事務所にも顔を出したりしばしばするものなのでございますよ。国会は約700人の人間で動かしているのでありますから、この700人の人間に声が届くかどうかというのはすげえ重要なのでありまして、うまく予定外の議員事務所に話ができたら、その議員事務所の交際界隈で話題になる可能性があるわけでございますよ。こういうことが人を動かすうえで大事になってくるのでありますよ。
他にもグレーゾーンの活動は多少あるのですが、下手に書くと厳格に規制される可能性もゼロじゃないので書かないでおきますが、私とリアルにロビーした仲間には手法を伝達済みでありますし、その仲間たちは私よりたくさんの手法とコネを自力で獲得されたりしております。
で、話は元に戻るのでありますが、リアルに対面しないと判らないこととか伝えられないことというのは色々あるのでありまして、表現規制問題においてネット弁慶ばかり増えても実際のところ意味がないのであります。たとえば「国会見学」を議員事務所に頼んでみるとか、そういうところから始めるのも一つの手であります。冬休みにでも試されることをお勧めいたしますです。

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*1:違うかもしれない。公明党秘書はバイト率が高いらしいから