カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

学費が高く奨学金が充実していない


http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/oecd-af93.html
ただ一国左上の第2象限に燦然と輝く我が日本国は、学費が高い上に奨学金が充実していないという素晴らしい教育環境を世界に誇っています。〔略〕
日本は少なくともOECDに加盟している先進諸国の中では決して高等教育進学率が高い方ではないということ、そして、トルコを除いてす他の全ての国では女性の進学率の方が男性よりもかなり高くなっているのですが、日本だけはダントツに男性の方がずっと高くなっているということ。
たぶん、教育関係者で国際比較に詳しい人にとっては常識的なことですが、そうでない(週刊誌やテレビあたりで政治意識を涵養しておられる)方々にとっては、相当に意外なデータではなかろうかと思われます。

週刊誌やテレビあたりで政治意識を涵養しておられる方々」というフレーズがいい意味で突き刺さるなあ。「偽物のリアリティ」というやつですね。
大学教養レベルの知識(特に社会科学系の知識)が「週刊誌やテレビ」では常に欠落しているという現状はそろそろどうにかならないか。日本のテレビが言論自由競争から遠いところで長く商売してきたのが理由の一つだろうけど、せめて週刊誌どうにかならんか。定型文で記事を作ることを仕事だと錯覚している悪しき惰性のなせるわざか。
もちろん私も冒頭引用部分の「常識」を知りませんでしたよ。

感じるところのある同志は  ブログランキング・にほんブログ村へ   をクリックされたし

画像は http://piapro.jp/t/6tgQ (もなこ)から