カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

鈴木みそを読む

『日本が震えた日』を読んでhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20120309/1331274597以来、鈴木みそのマンガをぽつぽつ読み始めている。
限界集落ギリギリ温泉』1〜3巻は、私が今やっている仕事と通ずるものがあるので、色々刺激された。

限界集落温泉 1巻 (BEAM COMIX)

限界集落温泉 1巻 (BEAM COMIX)

あらすじはこうだ。有名ゲームプロデューサー(らしい過去を持つ人)が仕事のストレスから伊豆奥地に失踪。そこの潰れかけの温泉宿の少年に拾われ、命拾いする。自殺しようと思い伊豆奥地に来たネットアイドルコスプレイヤーと合流し、彼女のファンが宿に集う。彼女のファンたちのオタクな能力を使いつつ、温泉宿を復興させようとする。
『日本が震えた日』のときのマンガっぽい閉じた線の絵の方が私は好きだが、『限界集落温泉』のストーリーにはあのリアルでややささくれた絵が合っている。絵の幅の広い人だな。
『銭』は現在のところ1巻まで読んだ。ルポマンガの進行役を生霊(幽霊?)にさせるアイデアはちょっとギクシャクとしたものがあるが、ルポの内容はとても良い。1巻の題材は、マンガ・アニメ・コンビニ。これらを「金の流れ」から描いている。いい仕事だ。
コミック 銭 1巻 (Beam comix)

コミック 銭 1巻 (Beam comix)

コミックビームはこういう作品を載せているのだから、いい雑誌だ。『限界集落温泉』の4巻の発行が遅れているようだが、発売が楽しみだ。

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画像はhttp://www.misokichi.com/から