カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

田舎の生活とか、政治関係とか、表現規制のこととか、狂乱している老母との生活とか

紫色のクオリア、おりこ☆マギカ

1

紫色のクオリア』が「まどか☆マギカ」の種本だよhttp://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2011/06/post-0f14.htmlというブログを見て、読んでみた。
感触的には、虚淵がモチーフとして利用したかもしれないけど、別物だよなあ、とか、10話のほむらの葛藤、「何度試してもどう頑張っても相手を救えない」苦しみ、というのは共通していて、似た感覚を与えるよな、とか感じたり。
ループものという共有財産がすでにあり、それをどう盛り上げ、どう着地させるか、について「まどか」への先行例を示した、というのはあるだろうね。
この作者は虚淵と感性が似ているところがあって、前半のメインモチーフ、「人間がロボットにしか見えない」という感覚は、「沙耶の唄http://www.nitroplus.co.jp/pc/lineup/into_06/と通じるよな、とか思ったり。
佳品。SFとしてけっこう上等と思う。数少ない難点は、読者への訴求力に乏しいタイトル。

紫色のクオリア (電撃文庫)

紫色のクオリア (電撃文庫)

2

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/8185/szakki1.htmlを読んだ後、ところで、『おりこ☆マギカ』ってあったな、と思い、購入してみる。良い出来だった。
本編との矛盾は少なく、杏子・マミが活躍し、杏子・マミ・ほむらの共闘が読めるのは嬉しい。
難点は、絵にクセが強すぎて、そして絵的な描き分け力が弱くて、ほむらと、この作品のオリジナルキャラ・キリカと、さやかの区別が絵的につかない点。エピローグのキリカを、私は三読するくらいまで、さやかだと錯覚していた。ていうかエピローグのそのキャラはキリカだと解釈すると一番順当でしっくりくるんだが、絵的にはキリカなのかさやかなのか区別がつかない。でもって他の部分ではキリカとほむらの描き分けが曖昧。そういうところでムダに読者にストレスを与え、こういう点が難点。
正直言うとマミや杏子があまりマミや杏子に見えないのだが、そこはどうにか脳内補完できる。
シナリオの出来はたいへん良いので、虚淵がけっこう関わったんだろうな、と想像する。
ニコニコ大百科」で多くの人が指摘していたけど、『まどか☆マギカ』がこんなにヒットするとは想定しないうちに作り上げられたスピンオフ作品なので、シナリオ的には3巻くらいに分けるのが順当だったものを、2巻で無理やり押し込めたところが残念。つまりもっと読みたいと読者に感じさせる作品で、ということは良作だということだ。

魔法少女おりこ☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

魔法少女おりこ☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

感じるところのある同志は  ブログランキング・にほんブログ村へ   をクリックされたし

画像は http://irorio.jp/asteroid-b-612/20120906/27023/ から