カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

田舎の生活とか、政治関係とか、表現規制のこととか、狂乱している老母との生活とか

特定秘密保護法強行採決関係で思うこと

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20131127/1385567916の続き。脳内で「大きい話」と「小さい話」が錯綜している。脳内の整理がつかないが、以下メモする。

1;「小さい話」…特定秘密保護法強行採決

1-1;特定秘密保護法のゴタゴタ

特定秘密保護法」は、アメリカが要求し、民主党が素案を作り、自民党が成立させた。
が、法文がダメチンに改悪されていたので、アメリカからも国連からも懸念が表明されhttp://mainichi.jp/select/news/20131101k0000m030111000c.html http://blog.tatsuru.com/2013/11/30_1337.php http://irorio.jp/kawasemi_tubasa/20131130/92203/ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131206/k10013643701000.html http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0203J_S3A201C1FF2000/ http://www.unic.or.jp/news_press/info/5737/民主党も反対した。
およそ「秘密」というものは、指定されるものが少ない程、社会にとって望ましい。「秘密の管理」をする者は、少数であるほど望ましい。誰が何を秘密として管理するのかは厳密であるほど望ましい。
特定秘密保護法」はこの考え方からことごとく逸脱している。それゆえ反対運動が起きた。
自民党の「特定秘密保護法」で「特定秘密」は官庁ごとにバラバラに指定できるから、際限なく「特定秘密」の範囲は広がりかねない。それへの制限がない。
第三者機関による監査が必要だという野党案自体は、指定される秘密を限定するべきだという目的として妥当な提言だったが、監査機関を内閣府などに二重三重にたくさん設置するという安倍晋三内閣案は、秘密管理者をムダに増やし、誰が秘密を管理するのかをグチャメチャにして、何が秘密なのか伝言ゲーム状態を作るという点で、アホとしか言いようがないというか、お前、アジア太平洋戦争時の情報戦から何一つ教訓を学ばなかったのかとか、安倍晋三が学ぶわけもないんだが、そういうアホっぷりを見せていて、このへんアホとして名高い安倍晋三内閣にふさわしい、日本を弱体化させる立法となった。

1-2;特定秘密保護法官僚独裁を可能にする

この「特定秘密」という概念で組織を肥大化させるのは警察官僚だと指摘されている。治安維持法によって旧内務省がアホみたいに肥大して大日本帝国を弱体化させ庶民に大迷惑をかけたのを無反省に再演しようとしている。
特定秘密保護法」は、国会議員と警察官僚の力関係を、警察官僚がその気になれば日本を私物化できます、国会議員を蚊帳の外にできます、というものにしたという懸念がある。http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=3932 「特定秘密保護法強行採決が、越えてはいけない一線を越えたと私たちに直感させるその最たるものは、ここだ。もちろん安倍晋三内閣はバカだから警察による独裁法を強行採決したなどという自覚があるはずがない。自覚がありゃ官僚に対して国会議員を弱体化させるこんな法律の強行採決しねえ。

1-3;マスコミは報道しなかった

国会で重要な審議がなされている時、日本のニュースとワイドショーは、外国のニュースと、あとふだんはとりあげない地方的局地的な凶悪犯罪を報道洪水にして、重要な審議についてはほとんど報道しない、という傾向がある。「え? それは陰謀論でしょ、妄想でしょ」と思う方は、次の国会で重要法案がまた強行採決されると十分予想できるので、その時ニュースとワイドショーで何が流されるのか観察なさるのが宜しい。特に学生さんは自分の研究分野での手法で観察なさってほしい。大衆は少なくとも少し前まではワイドショーで動かされた。
今回は連日報道洪水できるほどの凶悪犯罪ネタがなかったので、外国のニュースがわりと多かった。ワイドショーは北朝鮮ネタばっかりだった。それも小ネタだったのだが、しつっこかった。
ふつう、どんな法案も、国会に上程されるまでが山だ。そっから先は、国会に出てから反対運動しても、法案を廃案させるなんてことは現実的にはできない。このことはデモに参加した経験がある人や「特定秘密保護法」その他国会審議に関心のある人は知っておくべきだ。だから廃案にしたいなり、それが無理でも法文を決定的に修正したいと願うのならば、国会に上程される前に、国会議員にロビーしたり国会内情報を引っ張ってきて「市民」に伝え自分の意見の理解者を増やすのは重要だ。こういう作業を実際に行なう人をロビイストと言い、ふつう庶民はこの役割をマスコミに期待している。少なくとも小中学校社会科では世論による立法行政への牽制としてマスコミの役割をそのように位置付けている。
今回、「特定秘密保護法」の反対デモはけっこう大きくなったのにも関わらず、マスコミは最終日までデモについても法案の中身についても、法案の重要性と比べて報道の時間が恐ろしく少なかった。つまりマスコミは「特定秘密保護法」に原則賛成だったと言える。マスコミと言っても「デスク」以上と以下では見えている世界所属している世界が違うので、「デスク」以上の階層は原則賛成だったと言うのがより妥当だろう。「デスク」以上の階層は、「お上」に逆らわず、民に知らしめず、頭のおかしい安倍晋三内閣に逆らったら何されるかわからないから逆らわないようにしましょうという小賢しさを発揮して、デモが今さら何をしようが採決にほとんど何の影響も発生しない時点になってから報道を始めた。NHK人事も安倍晋三内閣に介入されているしね、ちかたないね。http://www.nikkeibp.co.jp/welcome/welcome.html?http%3A%2F%2Fwww.nikkeibp.co.jp%2Farticle%2Fmatome%2F20131205%2F375961%2F
マスコミの態度がこうであるのは、私が直接見聞した範囲では個人情報保護法審議の頃からこうであるから、少なくとも20年くらい前からこうであるから、ていうかこういう国家を弱体化させ日本の知性の自由を毀損する系の重要法案は、「表現の自由の制約・知る権利の制約」を内包するので、自民党内閣と関係省庁とくに警察は、あらかじめ大手新聞とテレビ局を先に抱き込んでおく。記者クラブは抱き込まれるための仕組みとして機能しまくっているだろう。
その一方でwebの、私の見聞の範囲ではツイッターなんかでは、脱原発運動デモの流れもあってデモ自体に抵抗が少なくなった人も増えて、「特定秘密保護法」の「審議の仕方が不味いんじゃないか」という危機感が募り発言し行動する人が結構いた。
なので、田舎の私から見える範囲では、参院審議の最後の方では「特定秘密保護法」反対の「気運」がかなり高まり、実際デモも相当数参加した人がいた。

1-4;強行採決への不快感

特定秘密保護法」の「審議の仕方が不味いんじゃないか」という危機感が募り、デモが拡大し、一方自民党の方はコソコソと強行採決したがる、という姿は、60年安保のデモの発生に似ている。岸信介はコソコソと物事を進めたがる「嫌な官僚」の典型で、国民の感情を逆撫でし、それでデモが拡大した。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060913/1158099744
安倍晋三岸信介と違って頭は悪いが、デモを無視して強行採決、というのは、安倍晋三のママから教えられた岸信介伝説に合致していたんだろうなとは思う。コソコソ物事を進めたがる姿勢は岸信介の家風でもあるのだろう。
それでも岸信介は安保改定によってアメリカからの裏金をごっそりもらい私服肥やしするという意味での「頭のいい人間」だったが、もちろん売国的意味で。岸信介程の売国奴はそうは日本史上いない。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070813/1186978702 そういう「頭の良さ」が岸信介らしいところだったが、安倍晋三には頭の良さはないので、強行採決安倍晋三自身が得することなどほとんどないと思われるが、それでも強行採決したのは、安倍晋三の自信のなさの表れだろうと思われる。

2;「大きい話」…安倍晋三内閣のリフレ政策と消費税増税

安倍晋三は頭が悪くて人格が低俗で狭量だ。第一次安倍晋三内閣は安倍晋三の頭の悪いそのキャラを前面に出したので崩壊した。
現在の安倍晋三内閣は、安倍晋三のキャラの色を極力薄めている。薄めていた。スガ官房長官あたりが実質仕切っているのかどうか知らないが。
安倍晋三のリフレ政策は、クルーグマンも評価していた。歴史上前例がないが、ハンドリングを誤らなければ、ひょっとしたらどうにかなったかもしれない。誤った意図で正しい行動をする例というのは歴史上しばしばある。
とはいえ安倍晋三は頭が悪くて人格が低俗で狭量なので、来年2014年の4月には消費税が8%に増税になり、2015年10月には10%に増税になる。リフレ政策の効果はこれで相殺されるというか、危ういハンドリングはこれで大暴走になり失敗に終わると想像する。ハンドリングの危うい財政政策をわざわざ自分で崩壊させるあたり、安倍晋三の頭の悪さというか人格低俗さ狭量さを自己証明している。