カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

父の日とか、野良猫の轢死とか

1

父の日になんかイベントしようと妹2号が提案した。老父はモツの焼き肉が好きだから焼肉屋で祝うのがいいのではないかと妹2号が提案した。金曜に妹2号と甥と姪がウチに来た。
妹1号も誘うほうがいい、と妹2号が提案した。たぶん来ないだろうと思いつつ妹2号が妹1号にメールした。来るとの返事だった。「どうしよう」と妹2号が言った。
老父が焼肉屋を好んだのはだいぶ昔の話で今は食が細くなっているので、どこで食事会するか老父の希望を聞いている最中、老母が強硬に話に割り込み、 1;老母が気に入っているあまり美味しくない地元中高年向けファミレス風食堂 か、 2;そこよりはマシな弁当屋も兼ねている合宿施設 のどちらかにしろと捲し立てる。老母は軽度の味覚音痴で、美味しくない店が好きだ。妹1号が来るというので、その機会に妹1号に縁談を薦めたいみたいな希望があったそうだ。だから話のできる店を、というのが老母の希望で、焼肉屋だと焼くのに夢中になるからダメだ、というのが老母の理屈というか老母の都合だ。
ところで妹1号はもう妊娠可能性がほとんどない年齢になってしまった。地方上級公務員なので高収入だ。我が老母は妹1号の職業を少しも理解せず少しもリスペクトしていない。妹1号は努力家だが、私と同様、「家庭」というものにしょっぱい思いしか持っていないので、家庭を作ろうという意欲が乏しい。「自分は良い家庭を作れる」という自信がないのだろうと思う。俺にもなかった。で、もうそろそろ妹1号は漠然とながら老後の計画を立てる年齢になってきているので、下手に結婚してもメリットがないばかりか、変に結婚するとデメリットが想定される、と、俺と嫁は想像している。今さら妹1号に縁談を薦めるのは手遅れだ。我が老母は未来をシミュレートする能力を欠くので、何事にも2テンポくらい遅く、手遅れになってから大騒ぎする癖がある。
妹1号がこっちへ来る予定の時刻に合わせて食事会をしようと思ったが、妹1号が来る時刻に合わせると、午後2時からの昼食か午後4時からの夕食かの2拓になって、実に面倒くさいことに。その2拓では営業している店も限られる。老父はモツなら食べられると言っていたから焼肉屋にしたかったし、たぶん蕎麦屋なら老父は好んだだろうが、時刻の問題もあって老母が推す合宿施設での食事を予約した。
妹1号は結局1時間遅刻した。妹1号は我が家庭のイベントには1時間遅刻する癖があることを予測していない俺が悪かったようだ。開始時刻を予定より遅らせた。
食事会では、妹1号は老父に昔のことを色々訊ね、その回答をビデオで撮影した。ファミリーヒストリーを録画しようとしていた。老父の話に妹2号が割り込み、そこまでは良いとして、老母がさらに割り込み、そこからは年中酔っぱらいの戯言のように捲し立てている老母の戯言が続き、老父は話さなくなった。ファミリーヒストリー撮影は失敗だ。
老母は結局、妹1号とほとんど何も話をしなかった。老母の都合に合わせたのに。老父は人が好いので深刻には言わなかったが、老母の都合が優先されて、老父が食べたいものが出ない食事会になったことを不愉快だと表明した。

2

食事会からは自動車で帰宅した。我が家の前の道路に、野良猫の轢死体があった。
妹1号が甥姪我が娘と遊んでいる間に、俺がバケツとスコップと鍬を持って、猫の死体を片付けに行った。野良猫は車線の反対側で轢かれ弾かれたようだ。死体をバケツに入れ、少し離れた我が家の飛び地に鍬で穴を掘り、埋めた。
野良猫の轢死体といえば、我が娘が生まれる前に、やはりそういうことがあったな。と思い、過去のブログ記事を確認した。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20121015/1350308039 2012年10月、我が娘の出産の2ヶ月ほど前にそんなことがあったな。リンク先記事では猫の死体が見つからなかった、と書いたが、それから数日経ってから、我が家の前の道の脇の草むらで猫の死体を見つけた。虫が湧いていたので気づいた。蛆が湧いた死体をその時も似た場所に埋葬した。

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