カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

早朝、宿泊客からの電話で起こされた。

早朝、宿泊客からの電話で起こされた。
非常時の際はフロントに電話するよう宿泊客に案内してあり、フロントへの電話は俺に転送されるよう設定してある。
17人ほどの団体客のうちの一人を駅まで送迎してほしい、という内容の電話だった。
「タクシーを呼べ」
と答えた。そういう要望に応えるための電話回線ではない。
タクシーに電話したら断られた、とのことだった。
寝起きで頭が回らず、電話で話を続けるのが困難だったので、「フロントに来い、私も10分後にフロントに行く」と答えて電話を切った。起きた。時計を見た。
午前4時半だった。
午前6時半ならまあ理解できる。午前4時半てどういうことだ。
昔読んだ、早朝に息子の病態が悪化して、救急車を呼ぶのを早朝過ぎるから躊躇して待っている間に息子が死んだ、というエピソードを思い出した。自分の息子が死ぬかどうかの時ですら電話するのに常識的な時刻かどうか気にする人もこの世にはいるのにこいつらときたら。
「離れ」から車を運転し、フロントへ行った。不愉快だったので寝巻のまま行った。
何時に駅に行く必要があるのか訊いた。午前7時だそうだ。バカか。
「このあたりのタクシーは24時間営業じゃないんだ、都会じゃないんだから。このタクシー会社に午前6時になったら電話しろ」と、電話番号を教えた。「俺もこの時間はまだ寝ている時間だ」と言わんでもいいことを言った。客も自分たちの要望が非常識なことに少し気づいたようで少し恐縮していた。
この客は悪人じゃないがバカの集団だ。偏差値の低い大学一年あたりか、高校三年生くらいの集団だと思う。
帰って寝直しした。

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