カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

自営業者が天災の被災を試算してみる

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富士山が噴火した際を想定すると、どの程度現金を残しておく必要があるか、嫁とざっくり話をした。
10年以内に富士山が噴火する可能性はけっこうある。
雲仙普賢岳のケースを例とすると、噴火から観光業再開まで必要な年月はだいたい5年だろうと思われる。
5年間、家族5人が生活するために必要な金はどのくらいか。ざっくりと5千万円くらいか、と嫁が試算する。ここででかいのは前年の収入で税が課せられる点と、ウチの場合、固定資産税だけでかなりな支払いになる点。被災時にはそれなりに緩和されるとは思うがどうか。
俺と嫁が避難期間に金を稼ぐと前提する場合、どの程度稼げると試算できるか。俺と嫁で合算年400万円から600万円くらいは稼げるんじゃないかと試算し、掛ける5年で、2千万円から3千万円程度まではどうにか被災中も稼げると試算しておく。
すると、被災している約5年間に備えて残しておくべき金は約3千万から2千万。

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我が施設は我が娘が無事育つことを考えるには、交通事故リスクの高すぎる施設構造になっていて、この交通事故リスクを解消するためにどの程度まで予算をかけるべきかが自営業運営の課題となっているが、かけられる上限は3千万円程度だろうと算出できる。我が老母様がもっと利口な人ならこの3千万円は掛ける必要はなかったのだが、我がブログ読者諸姉諸兄に今さら説明するまでもなく。
幸いにして我が施設は大雑把に年500万円から1千万円程度はプールできる実力があり、現時点で約5千万のプールがあるが、現時点で最もロスなく改築する想定と、我が娘の交通事故リスクを解消するのを優先した場合の改築試算と比較すると、後者はざっくり1千万円くらいのムダが出ると思われるが、その位は災害のリスクとして呑み込むべきなのだろう。

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ところで我が施設の土地はリアルに「ボトルネック」な場所があり、ムダな「飛び地」があり、それを解消するための交換相手は俺が発したメッセージをちゃんと受け取ってくださって交換に乗り気でいらっしゃるが、我が老母様がムダに頑固に土地交換に合意しないので、「ボトルネック」な場所から後ろの場所が「死に地」になる。「死に地」の改築が現時点で優先課題で、交通事故対策はそれを済ませた後で工事する方がムダな金を使わなくて済むのは、俺と嫁の目には明らかなのだが、我が老母はムダに欲が深くてムダに思い込みが強いので、そういう現実が全然見えないので、俺はムダ金を使う選択をする以外の選択肢がない。

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どこへ避難するか、という話も嫁とした。
富士河口湖町が災害時に避難する先というのも行政的にはある程度提携しているみたいだが、今のところ知る限り被災した場合同じくらいの被災程度が想像できるような場所が行政の提携している避難場所で、行政が用意する避難先というのは「最後の砦」なのだと割り切って自分たちが逃げられる伝手をいくつか考えてみる。
富士山噴火が起きたことを想定するのなら、偏西風を考え北西に逃げるのが利口なのだが、残念ながら北西方角には伝手がない。伝手があるのは、山梨県国中地方と神奈川県と東京都杉並区だ。一時避難ではなく長期化した場合、一番リアリティがあるのは東京都杉並区か。伝手に避難時の家賃がいくらか試算してもらうことにする。

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富士山が噴火したその瞬間の避難についても嫁と検討した。
宿泊業である我が家は、宿泊客をどう避難させるかが大きな山だ。近隣の大規模新興宗教施設が現時点では宿泊客の避難場所として受け入れを同意してくれている。避難者がどこにまとまっているのかはっきりさせておくのは救援作業をアシストするはずだと思われるので、この件はその施設と町長に確認しておこう。
宿泊者の一時避難先が確定していたら、我が施設としては客をそこへ送ることまでが義務で、その義務を終えた後は自分の家族をいかに避難させるかが大いなる山になる。
我が施設の立地上、御坂トンネルを抜けて国中に逃げるか、若彦トンネルを抜けて国中に逃げるか、の主に二択で、後者の方が地質学的に信頼度が高いが、場合によっては徒歩で山を越えて国中へ避難するケースも考えておいたほうが良いかも知れない。登山道を確認し、今年のうちに一度くらいは実際に歩いてみることにしよう。

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