カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「コミュ力」とは「相手の話を聞いているような顔をして全力で聞き流す力」である

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以前にも書いたが、我が妹2号は特殊能力として
「相手の話を真剣に聞いているような顔して、まるっきり相手の話を聞かない」能力
「この話を聞く必要がないな、と判断したら、『耳をチクワにして』聞き流す」能力
を持っていて、元々の才能もあったが、常人が「勉強」に使う時間とエネルギーのほとんどをこの能力を発展させ磨きをかけることに費やした。
我が妹2号の凄いところは「相手の話を真剣に聞いている」風が説得力あり、相手に違和感を全く与えないところだ。
「相手の話を聞き流す=相手の話を聞かない」能力に長けているので、レスポンスは全然違う話なのだが、レスポンスされた相手は全然違う話をレスポンスされているとは全く気付かない。たいがい「聞く価値のない話」をしている人は対話者の話など真面目に受け止めようなどという姿勢を持っていないから、対話者がそれに関連する話をしていようが関連しているかのような顔をした全然違う話であろうが全く気にしない。
我が妹2号はこの「コミュ力」を磨くことに人生のほとんどを費やし、誰からも好ましい人物とみなされている。

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我が妹2号は人格的にもわりと陶冶されている…と、この間までは思っていたが、自分の子供を宵っ張りに育てた点と、自分の息子に対して「偉くならないように過干渉したい」という我が老母譲りの悪魔の誘惑に負けかけている点がちとまずい。だいぶまずい。

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我が妹2号はこの能力の結果、我が三兄妹の中で老母との相性が最もいいが、老母と妹2号との会話は、実は互いに全く相手の話を聞いていないという軽い地獄図が。だが老母が求めている話し相手とはそういうものであるのでこの軽い地獄図は正解なのであり老母にとり楽園なのだ。

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