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カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

田舎の生活とか、政治関係とか、表現規制のこととか

「女山」で貧困スパイラルな親戚に残されている選択肢

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我がブログで「女山」で検索するとhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20140508/1399559346が出てくる。

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で、http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20101017/1287326615とかで言及した親戚の子が、今年高校3年生で、進路を決めないといけない。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20160104/1451918971で示した俺の提案をこの子は全拒否したので、これでこのエピソードは終わりかな、と思っていたが彼女の母親が俺の嫁に相談に来た。
この母親はタイ出身で、俺の従兄Aが冒頭リンク先で死んだルックスだけ俺にそっくりな従兄Bに唆されてタイで事業を起こそうとして二人して失敗して大損して、その時得た伴侶だ。従兄Aが存命なら問題ないんだが、2008年に死んでいる。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20081027/1225118477

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この従兄Aの死についてブログでは書いていなかったようなのでメモ的に書くが、従兄Aはコックとして一流の腕を持っていた。従兄Aの実家はずっとムダに貧乏だったが、土地を売ったことで巨額な現金を得た。その時タイミング悪く従兄Bの誘いに乗って、従兄Bがタイで始めたばかりの事業に投資した。結果、すってんてんになった。従兄Aと従兄Bの家の関係はこじれ、「大家」的立場である我が家に問題解決が求められ、とにかく法的にはどう処理されるべきか専門家の意見を聞けと俺がまだ健康だった老父に提案し、その提案が実行され、法的にはAの言い分は無理筋だが、たまたま我が家の土地が高価で売れたので、「大家」的立場である我が家のその金をA家とB家に与えてそれなりに拗れを解消した。

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その後、従兄Aはタイからの香辛料輸入事業とか試したが巧く行かず、地元の2流ホテルのコックとして働くことになった。2流ホテルと1流ホテルとの差とはどのくらい従業員をこき使うかの差であり、当然2流ホテルはこき使う度合いが激しく、従兄Aは過労のため、ある朝起きた時脳出血を起こし、その後1週間弱意識不明なまま他界した。

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従兄Aは美男だったので求婚はたくさんあったが、タイ滞在時代のあまり美形ではない使用人であるこの伴侶と結婚した。従兄Aがタイでの事業に完全に失敗してすってんてんになって戻ってきた時、伴侶との間に子供が二人いた。従兄Aが死去した時、上の子供は小学校高学年だった。タイに帰るという選択肢も伴侶にはあった。が上の子がタイに帰りたくないと言って、日本に残った。

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元凶な従兄Bは、冒頭リンク先の通り2014年に事故死した。これで、気づくと、父方の親戚で俺の世代での男の最年長者は俺になった(母方の親戚の最年長者も俺だ)。親戚に男が少ない。この元凶な従兄Bは俺とは色々鏡対象だったが、ルックスだけは俺とそっくりだった。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20110523/1306155451

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女ばかりの家族を「女山」と我が地方では呼ぶ。「女山」になると、情緒にばかり振れて、未来を見通す力に乏しくなる。我が親戚には「女山」が多く、従兄Aの家も「女山」になった。
従兄Aの家には、従兄Aの妹が出戻りで居住していてその娘も同居している。従兄Aが死去した今、家長は本来タイ人な伴侶なのだが、小姑と小姑の娘が同居しているので序列関係が面倒臭いことになっている。皆、それほど稼ぎはよくない。皆非正規労働者だ。従兄Aの家には「勉強して立身出世した」というモデルケースがない。なので、今回の話題の中心である従兄Aの長女は「勉強して立身出世する」という、ふつうには標準的な価値観を現実的なものとして感じる機会を持っていない。(面倒臭いことに従兄Aの妹である小姑は従兄Aがすってんてんになったことを信じておらず、タイ人の伴侶が隠し持っていると今でも信じている。)

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「勉強して立身出世する」という標準的モデルに現実感を覚えないと、「勉強する」動機を持たない。ので、成績は酷く悪いという程ではないが、たいして良くない。大学進学したとしてもFランクがせいぜいだ。それなら行かない方が良い。
母親がタイ人で日本語と日本社会と日本の進学システム就職システムへの知識に自信がないので、長女は母親の意見を傾聴すべき意見とは判断しない。これは止むを得ない。

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という状況で前回http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20160104/1451918971母親から相談があった。俺からの提案は当人の心を打たなかったようで、全拒否された。ところではっきり書くがこの家には進学できるような経済的余力はない。この長女の成績に見るものがあればウチで支援しようかと嫁と検討したがそこまでの学力ではない。ならば選択肢はかなりはっきりしていて、1;確実に技術を得られる専門学校へ進むか 2;高卒で公務員のように確実に収入を得られる就職先を得るか ほぼこの2拓だ。

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当人は自分の置かれている経済的社会階層的ギリギリさをあまり自覚していない。なのでアニメーターかマンガ家になりたいと当人は思っている。アニメーターもマンガ家も現在では貧乏人がなれる仕事ではないし貧乏を脱却できる仕事でもなおのことない。かっちりした固定給を確保した上で自己実現としてなすべきものであり、そんな専門学校に進むなど彼女の経済状況からはあり得ないことだ。
彼女を誰がどう説得するかが問題だ。
高校の先生に説得してもらうしかないだろう、と、俺と嫁とで意見が一致した。母親は日本語に自信がないのもあり、日本の進学システム教育システムをよく判っていないのもあり、どこまで教員に助けを求めるのが「アリ」なのか判らずムダに消極的だったが、教員の方は「助けを求められない限りは踏み込みません、助けを求められたらそれなりに踏み込みます」な姿勢のはずだから、この母親には「教員に全力で助けを求めるべきで、選択肢があまりないことを娘に教員から知らしめるべきで、教員を説得するには俺が同席する」と伝えた。高校を卒業する時点で人生の5割が確定し、夏休み前に高校卒業後の6割以上が確定するので、夏休み前にどうにかうまいことに落ち着くのを望む。

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嫁と俺とで意見交換して出た最も有力な結論は、この長女は高卒で公務員になるのが一番順当だ。地元町役場職員の席なら今の俺ならどうにか用意できるかもしれない。専門学校に行くのは時間と金のムダで却って将来の収入可能性を少なくする。

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