カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

今回は党派主義的に以下書く。民進党の「表現規制」っぽい公約関係。

俺は熱烈な民進党支持者だから、以下党派的に書く。

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https://www.minshin.or.jp/compilation/policies2016/50091 での民進党政策のうち

メディアにおける性・暴力表現について、人々の心理・行動に与える影響について調査を進めるとともに、バーチャルな分野を含め、技術の進展及び普及のスピードに対応した対策を検討し、推進します。

というところがツイッター上を駆け巡っている。
このツイートは5212リツイート現時点でしている。→ https://twitter.com/poevil/status/746337917107240960

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一番親しい民進党関係者に、どう考えるべきか尋ねた。
1;どういう経緯でこの「公約」が出たのかは、その人(民進党衆院候補)が責任もって調べてくれる。だから俺のところに報告が来る。最低限、俺からブログ介して今回の件について説明がなされる。運が良くて俺とその人の民進党内価値が高いと判断されると政党から発表があるかもしれない(そこまで俺の価値が高いとはさすがに思えない)。
2;民進党に投票する同志諸姉諸兄は「今回は民進党に投票するが、この政策だけは認められない。選挙後に見直せ。」とメールするのが良い。
以上が「一番親しい民進党関係者」からのアドバイス。以下は俺の雑な所感。

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元々民進党内には、メディア規制したがりラインがくっついている。ラディカルフェミニズム系とか。
自民党ネットサポーターズとかのラインは「表現規制はオタク票を敵に回す」と判断し、メディア規制を「公約レベル」では隠している。(追記。後述するけど「非常事態条項」は桁外れに巨大で乱暴表現規制法だけどね)
社民党は頼れる勢力がすげえ少なくなり、で福島瑞穂にかつてロビイした余韻とか似た経緯で福島瑞穂を応援しているオタク層とかの力により、社民党には表現規制反対の流れが強めに残っている。
共産党表現規制反対に舵を切ってくれたのは実はわりと近年のことだが、共産党カクサン部は俺ら(表現規制反対勢力)に感覚が似ているところがあり、この若手勢力は(俺らの仲間による水面下での根強い説得などもたぶん功を奏し)規制反対派だと現在は旗幟を鮮明にしている。
逆に民進党表現規制反対勢力の交流って、20年間長く存在するけど、詰めて語りあうことが存外少なく、そのため選挙の際公約ではどう扱うかについて互いに詰めて話し合っていない。
こういうマニフェストを書くとき、従来からの言説で特に変更がないときは変更がないまま書かれるものだと思う。
で、今回の記述って、たぶん小宮山洋子水島広子がメディア規制勢力言説を代弁していた時代とかhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080228/1204132150 仄かに思い出すのはその後あと一回表現規制系の大波が来たとき妥協点として「検討」という言葉が採択された、その時の公約が生き残っていて、そのまま載ったんだろうと思う。
選挙前に俺か表現規制反対市民団体のどこかが民進党に強く「表現規制だと受け取られるような公約載せるなよ」と民進党に迫っておくべきであった。反省材料だが、表現規制反対市民団体のどこもがギリッギリのところでやっているのは俺は体感レベルで感じるので強く要求などできないが、しかし選挙が見えてきたらその時こそ政党に対しロビイしておくべきであって、それってのはある意味すげえ党派主義的ではあるが、俺とか表現規制反対系市民団体はその辺要請相手をムダに思いやり過ぎる悪い癖があるので、政治においてはいけ図々しさは美徳であるから、次の衆院選までに、我々は我々の弱点を克服しておくべきである。と思う。つまり選挙が見えてきたら「わかっていると思うけど、表現規制しないよね?」と念押し的働きかけをしつっこく政党方面にしておくべきである。

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追記。自民党改憲でまず加えようとしている「非常事態条項」は、エロ規制どころではない暴風的な表現規制策で、今回「改憲勢力が勝つと(計算上はわりと簡単に勝てる)、「非常事態条項」が現実化する。ひょっとしたら日本にはエロ表現の自由ヘイトスピーチの自由だけ残って(この場合双方とも弱い者いじめの自由。本来的「自由」ではない)、それ以外の言説の自由表現の自由が統制されるそんな社会が1ヶ月後に選択されるかもしれないね。

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http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20160626/1466915543 へ続く。

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