カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

田舎の生活とか、政治関係とか、表現規制のこととか

「湖のひみつ」、エレキング

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ツイッター風上旬という人がウルトラ怪獣擬人化計画のマンガを描いているということを知った。知ったのでフォローしていた。フォローしてだいぶ経ってから、どういうマンガなのかamazonで評判を見てみた。風上旬ウルトラ怪獣擬人化計画は高評価で、それ以外のウルトラ怪獣擬人化計画はそうでもないと知った。

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円谷の怪獣擬人化計画は複数あり、擬人化計画というよりは萌えキャラ化計画で、萌えキャラ化のデザイナーラインも円谷ラインと別ラインがあるらしくて、風上旬はPOPという人の萌えキャラ化ラインを漫画化したようで。で、POPという人はどういう人なのかというと「もえたん」の人だそうで。え? 「もえたん」? それを読んだことはないが口をつぐむべきという作法ははてなブクマから教わった。

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風上旬版『ウルトラ怪獣擬人化計画』を購入する前に、アニメ『怪獣娘http://kaiju-gk.jp/anime/を見てみた。まあまあ面白かった。そのアニメの存在も風上旬ツイッターで知った。
アニメ『怪獣娘』がまあまあ面白いのなら漫画版にも金を出していいだろうと思って風上旬版『ウルトラ怪獣擬人化計画』を購入した。この漫画はすげえ面白かった。風上旬氏は原典へのリスペクトの深い漫画家で、萌え記号のセンスが良いと感じる。
風上旬版『ウルトラ怪獣擬人化計画』は女子高生に転生したメフィラス星人を主人公とし、同様に女子高生に転生した怪獣たちとの生活を描いている。副主人公はエレキングメトロン星人テンペラー星人だ。
ウルトラ作品中最も知性的に際立ったメフィラス星人を読者視点とすることで、読者がツッコミしたいところを主人公であるメフィラスがツッコミするのが自然となっている。メタ視線をメフィラスが持つことが不自然ではない。
風上旬の偉いところは、原典への言及が不自然でない程度に、初見の読者・ウルトラの原典を知らない読者がついてこれる程度に「原典ではメフィラスはこういうエピソードでした。メトロンはこういうエピソードでした」と説明をしていて、その説明自体がギャグというかユーモアのネタとして昇華されているところが偉い。
風上旬版『ウルトラ怪獣擬人化計画』の主人公・読者視点はメフィラスだが、ヒロイン役はエレキングだ。
知的生命たる宇宙人、それも人類を超える知的生命である宇宙人と、その使役動物(家畜)な怪獣が、擬人化女子高生という同じ地平で同じ萌えキャラとして違和感少なく成立させている力業がすごい。

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で、そのエレキング富士五湖に来る話が風上旬版『ウルトラ怪獣擬人化計画』の中にあり、エレキングが「ここ! 私が育った湖だよーっ」と叫ぶシーンがある。
え? エレキングって富士五湖で生まれたの? だとしたら円谷と組んで「エレキングの里」みたいな売り方を観光業でできないかな、と思って原典ウルトラセブン『湖のひみつ』を確認してみた。

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原典の作中ではエレキングは「木曽谷吾妻湖」に生まれ育ったことになっているが、木曽谷吾妻湖というのは実在しない地名だ。
撮影現場は西湖なので、「西湖」の反対「東湖」→「吾妻湖」というネーミングになったのかもしれない。
幼生エレキングを釣ったシーンはたしかに西湖なようだが、『湖のひみつ』全編はむしろ川のシーンが多く、こんな川は富士五湖には存在しない。webで検索したら川のシーンは青梅での撮影なようだ。
http://doguuchan.jugem.jp/?eid=66
http://members.jcom.home.ne.jp/qqq7/kawa.htm
http://members.jcom.home.ne.jp/ryuq/mizu.htm
上記検索していたらウルトラマン9話電光石火作戦が西湖キャンプ場をロケ地にしたと書いてあって、西湖キャンプ場オーナーとはわりと親しいこともあって、ほおお、そおなんだあ、と感じ入った。西湖キャンプ場は現在は営業していない。

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ウルトラマンの撮影にしろ、ウルトラセブンの撮影にしろ、1965-1967年頃の撮影のはずだが、西湖は1966年根場地域の大災害があって、そんな大災害の前後というかたぶん直後に撮影があったのは「撮影で支援、宿泊で支援」的な何かが当時もあったのかなとか思う。

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11/3追加
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29656884

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