カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

ガッチャマンとキャシャーン

ガッチャマンが海外の会社によってCGアニメになる、という記事 http://d.hatena.ne.jp/ceena/20060609/1149843056 を読んで、思い出したんですが。
ガッチャマン」て何語だと思います? 「ガッチャ」は英語じゃないよね?
ガッチャマン」の語源は日本語です。「ガチャマン」という言葉が朝鮮戦争の頃ありました。当時の繊維産業はたいへん儲かり、ガチャンと工場の機械が動くたびに一万円になる、という、たいへんに儲かることを「ガチャマン」といいました。「ガッチャマン」の語源はこれです。
タツノコプロの言語感覚はとても素敵です。
キャシャーン」の語源は何だと思います? 「キャシャーン」は、この世で一番強いものからその名が採られています。この世で一番強いもの、それは「キャッシュ」すなわちお金です。キャシャーンの語源は「キャッシュ」です。
以上、タツノコプロ関係者から聞いた話。

ぽちっとな 

マスコミ、とくに新聞は、誰を騙すつもりで「嘘」を書いているのか

マンガ規制反対運動なんかに参加しなきゃ、議員さんとこに陳情したりする機会なんてなかったとは思うが、議員さんなんかにちょくちょく陳情したりしに行って、気づいたことがある。
実際に議員さん周辺と接触する以前には、私は、国会議員は特殊な情報源があって、我々の知らないこと・我々には納得いかないことの正解をすぐに参照できるはずだ、と、何となく思っていた。
が、実際に議員さん周辺に接触して分かったことは、議員の情報源は、基本的には我々と同じだ、ということだ。すなわち新聞でありテレビであり週刊誌、原則的にはこれらが議員の情報源だ。
だから新聞が「嘘」をヌケヌケとしつっこく書くと、国会議員はその「嘘」を「嘘」と気づかないまま鵜呑みにし、嘘・誤情報を元に政策立案し立法することになる。マスコミが、とくに新聞が延々「嘘」「誤情報」を流しているのは、つまるところ、国会議員(や地方議員)を(「嘘」でもって)「洗脳」することを目的としている。
新聞(やその他マスコミ)が「嘘」を書いていると気づいた人は、その新聞にだけ異議申し立てするのではなく、地元議員に対しても「この新聞にはこういう嘘が書いてあった。これを嘘だと証明する根拠は以下です」という葉書・手紙を書くのが賢明だ。
例外的に賢明な議員がいて、新聞など報道に「嘘」が書かれていることに気づいても、その議員が生で接する「一般人」が皆その「嘘」を前提として振舞っていたら、議員もその「嘘」に付き合わざるを得なくなる。「嘘」を「嘘」として認識する人が無視できない数存在することに議員が自信を持てば、議員は「嘘」を「嘘」だと指摘する勇気を得ることができる。
国会には平日昼間、色んな人が陳情に行く。ところで、平日の昼間に動ける人というのは、特殊な例外的な人ばかりだ。だから議員が接する「一般人」はおのずと特殊な例外的な人ばかりになりやすく、「一般人」と称する異様な人とばかり議員は接触しがちになる。
国会では、平日昼間に動けるヤクザやカルトがしばしば足しげく通い、ヤクザやカルトの要求が「市民の声」「庶民の声」とされる。これは戦前からあったことであり、戦後もずっとそうである。
マスコミ、とくに新聞が「嘘(たとえばメディア有害論)」を書き、議員はそれを読み、ヤクザやカルトが同じ「嘘(たとえばメディア有害論)」を議員に陳情する。たいがいの人間は、一見無関係そうな三方向から同一の情報を得ると、それは事実であると認識してしまうものだ。そうとうに賢明な議員でなくてはこの「呪的闘争」「情報操作」に耐えるのは困難だ。
だからこそ、我々は、機会を見て、地元選出議員に手紙を書き送るべきである。我々の眼から見た事実を書き送るだけで、それは議員にとってはたいへんに貴重な情報となるはずだ。そして賢明で理性的な議員を、我々の味方になりうる議員を、勇気付けるはずだ。我々は理性的な議員たちに勇気を与えなくてはならない。
 関連 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060226/1140895123

ぽちっとな 

安倍晋太郎と統一協会

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060606#1149533577 ■[統一協会][安倍晋三]福岡での統一協会合同結婚式安倍晋三が祝電を送ったこと の関連。以下、現在は削除されている、統一協会思想新聞のサイトから。

 世界平和連合千葉県支部連合会は設立3周年を記念して2月27日、千葉市内のホテルニューツカモトで大塚克己会長を迎えて「新世紀を考える千葉大会」(共催・国際勝共連合千葉県支部連合会)を開催、役員・会員ら約500人が参加した。来賓として、国会議員をはじめ、県議・各市議ら多数が列席し、総選挙における日本共産党の躍進阻止にむけて連携することを誓い合った。
江口衆院議員は「私が本〔勝共〕連合とかかわったきっかけは、安倍晋太郎先生の紹介によるものだった。それ以来、10数年間お世話になっている。これまでに大塚会長の講演をうかがい、国会議員がいかに勉強不足だったかを痛感した。これからは特に、韓国に対する理解を深めていきたいと思う」と語った。
http://216.239.33.100/search?q=cache:IkeJnWr9j5gC:www.ifvoc.gr.jp/newpage18.htm+%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E5%A4%AA%E9%83%8E%E3%80%80%E5%8B%9D%E5%85%B1&hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&inlang=ja

安倍晋三統一協会は逝ってヨシ!と憤る同志は、をクリックされたし。

ポール・クローデル『孤独な帝国 日本の1920年代』(草思社)

以下、2002年頃書いた物。

1926年の国会では「壮士」(ヤクザ)を「政治家ら切り離すための」法案が提出されましたが、スキャンダル合戦で荒れに荒れました。結局「壮士」(ヤクザ)を「政治から切り離す」ことに失敗し、新興宗教が軍と官僚に食い込み、「壮士」(ヤクザ)による政治への反撃は、1930年代の政情不安と無軌道を招きます。
当時から「壮士」は、官僚や政治家と結託していました。今とほとんど同じです。
1920年代半ばまで軍隊は人気がなく、縮小される議論が進行していましたが、その数年後には、「壮士」(ヤクザ)は軍や官僚に完全に癒着し日本政治を振り回すことになります。
というのも、1920年代末、「普通選挙」がはじまったことにより、軍や官僚に対抗する新しい政治勢力が生まれたので、従来の既得権益集団は結託してこの新勢力普通選挙による支持)を潰す活動をしました。その結果、イニシアチブを「壮士」(ヤクザ)へ渡すことになりました。
今年〔2002年〕の春のスキャンダル合戦〔辻元や加藤紘一のスキャンダル〕は、一説では、NPO議連を潰すための、公益法人特殊法人利権グループの行動だとも言われます。99年に生まれたNPOという新勢力を潰すべく、70年前と同じことが政界で起きたのかもしれません。
1920年代当時の日本の「スキャンダル国会」と「政治家とヤクザの癒着」などのことは、当時の外交官ポール・クローデルによる『孤独な帝国 日本の1920年代』(草思社)にありますので、ヒマのある方は、読むと、今の政界に対して、何かヒントを得るかもしれません。

孤独な帝国 日本の1920年代―ポール・クローデル外交書簡1921‐27

孤独な帝国 日本の1920年代―ポール・クローデル外交書簡1921‐27

ぽちっとな