カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

石川賢の訃報

友人からの電話で知った。…・゚・(ノД`)・゚・ …今年は色んな人が死ぬなあ… (T_T)
http://d.hatena.ne.jp/pr3/20061116 経由。

http://www.asahi.com/obituaries/update/1116/002.html
魔界転生」などの漫画家、石川賢さん死去
2006年11月16日18時54分
 石川 賢さん(いしかわ・けん=漫画家、本名・賢一=けんいち)が15日、急性心不全で死去、58歳。通夜、葬儀の日取りは未定。
 69年に漫画家永井豪さんのダイナミックプロに入り、アシスタントを務めるかたわら「ゲッターロボ」(永井さんと共著)、「魔界転生」などを発表した。

http://www.asahi.com/obituaries/update/1117/004.html
漫画家・石川賢さんの通夜、葬儀
2006年11月17日20時21分
 故石川賢さん(漫画家)の通夜・葬儀 通夜は20日午後6時、葬儀は21日午前11時から東京都新宿区南元町19の2の千日谷会堂で。喪主は妻哲子さん。連絡先は同区西早稲田2の14の3のダイナミックプロダクション。

http://yaplog.jp/suparobo/archive/593 経由、高千穂遥HPhttp://www.takachiho-haruka.com/から↓

 2006/11/16 (Thu)
 14時過ぎ、豪ちゃんから電話。詳しいいきさつを聞いた。〔石川賢が〕倒れたのは、宴席ではなかった。夕食時の酒量はひじょうに少なく、その後カラオケに行った。賢ちゃんは1曲歌ったあと、ソファに腰かけていて、いきなり前のめりにぱたんと倒れたらしい。
 店の人がすぐに救命処置を施し、救急車を呼んだが、その時点でもう心肺停止状態だった。病院で調べた結果、身体に異常なし。血管の塞栓、脳内出血、狭心症などの兆候は皆無であった。いわゆる原因不明の突然死である。いっさい前兆のない心臓麻痺で、死因は急性心不全となる。
 電話を終えたあと、しばらく言葉がなかった。ため息しかでてこない。浮かんでくるのは「残念」という一言だけだ。いまのところ、それ以外に言いようがない。本当に残念だ。

追悼の意を込め、『魔界転生』をリンクしておきます。

魔界転生 (講談社漫画文庫)

魔界転生 (講談社漫画文庫)

ぽちっとな  

「教育基本法」改悪の本会議を野党が「拒否」した件について解説/なぜマスコミは誤読を喚起する報道しかしないのか

1

なぜ俺のような一介のフリーターが「解説」せにゃならんのかさっぱり判らんが、僭越ながら「解説」する。
まず、立花隆氏の言説を以下にリンクしておく。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/061117_kyoikuho/index.html
これへのブックマークに、若干同情の余地があるものの「頭の悪い」コメントが真っ先についていたから、同情を若干示しながらも、晒す。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/061117_kyoikuho/
# 2006年11月17日 b4-tt 立花隆 ”野党はこの強行採決に怒って、本会議をボイコットしたが、当然である。” ボイコットするのが当然なわけないだろ

野党がボイコットしたのは、「採決のための本会議」である。意味判るかな? 「採決のための本会議」は議論する場ではなくて、「採決」する場だ。審議・議論がなくて、「採決」だけを与党がしようとしたから、それを野党がボイコットしたわけである。出席したら自動的に「賛成多数」で採決になる。野党の選択肢には、自動的に採決される採決のための本会議に出席するか、その出席を拒むかしかない。だから立花隆は「(採決のための)本会議」を野党が「ボイコット」したのは「当然」だと述べている。このid:b4-tt氏は、自分が何を書いているのか理解していない。

2

そのid:b4-tt氏に「若干の同情」を私が示すのは、今私が説明した国会の基本事項を、新聞やテレビは絶対に説明しないからだ。つまり新聞やテレビは誤読を誘う書き方を故意にしている。誘われたとおりに誤読したのがid:b4-tt氏である。
なぜ新聞やテレビが国会の基本事項を絶対に説明しないのかについて、以下、私の体験を書く。
イラク人質事件」というのがあった。この時、2chを中心にしてデマが目いっぱい錯綜した。官邸はデマを元に方針決定しさらにデマを拡大した。官邸と警察と外務省がデマを拡大していたとき、市民団体MLはイラクやフランスの市民団体と直接交信し、本来の「報道」の役割を果たした。「イラク人質事件」は、当時、米軍によるイラクファルージャ虐殺がなされ、在イラク日本軍は米軍の輜重部隊として米兵の運送を加担していた。だから「日本人」がイラク人により「人質」になった。
この時、新聞社は事実を知っていた。だが新聞社やテレビは事実を決して報道しなかった。
当時、私は色んな伝手を持っていて、その一つから、「なぜマスコミは事実を報道しないのか」話し合いたい、という誘いがあった。その誘いは上智大学文学部新聞学科教授・田島泰彦からだった。田島泰彦は「メディア(新聞とテレビ)」にあまたの学生を輩出し、メディア政策では「《表現の自由》専門家」「憲法学者」としてあちこちに顔を出していた人物だ。で、その会合に行った。新聞労連やら民放連やら色んな人がいた。真ん中に田島泰彦が座っていた。田島泰彦の後ろで物凄く人相の悪い男が会場全体に睨みを効かせていた。この人相の悪い男が誰であるのかについての説明は最後までなかった。初対面ばかりの人びとだったので、出席者達の口は重かった。「九条問題とイラク人質事件問題は絡めるべきではない」というよく判らない「方針」が田島泰彦からは示された。「質問するな」「考えるな」という威圧を与えたい、という意思だけは伝わった。田島泰彦の席の後ろで会場全体に睨みを効かせていた人物は、おそらく公安だろうと想像する。
以前からなぜ「表現の自由」「報道言論の自由」関連の言説や既存団体は実効的なことを故意に避けるような動きしかしないのか、アリバイ作り以上のことをしようとしないのか不思議だったが、つまるところ、それらの…ネット右翼ならば「左翼」と呼ぶであろう諸団体は、究極のところで公安に牛耳られているのだな、ということを私はこの時の会合で知った。
その会合の後だったか別の日だったか、田島泰彦とあと一人とだけで飯を食う機会があった。全然面識のない私と飯を食っていて田島泰彦も居心地が悪かっただろうが、田島泰彦という人間を知る貴重な機会だと思い、私も不味い飯を田島泰彦と食い、多少の話を田島泰彦とした。そこで彼が語った内容を元に立てたスレが以下である。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/1274/1081957958/l50

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/535/1039730401/99

99 名前: [,@∇@]ノ 投稿日: 2004/04/15(木) 03:05

憲法21条・表現の自由」の「専門家」にして、上智大学新聞学科教授である【田島泰彦】は、「なんちゃって《メディア擁護論》者」で、労組系の集会にはしょっちゅう主賓として登壇するが、彼は日常においては「メディアが悪い」「メディアはバカだ」と吹聴している。その「メディア」に学生を送り込んでいるのは、【田島泰彦】であるにも関わらず。
彼の言う「メディア」はマジック・ワードであり、「大手マスコミ」「資本」といった意味で本来語るべきところを、「言葉の攪乱」のために論を張っている。
【田島泰彦】が「メディア」を語るのを読む際は、「何を《メディア》の語で隠蔽しているのか」 に、感度を尖らせよ。彼の「メディア」言説を、最大級に、警戒せよ。

言論の自由」専門家にして上智大学文学部新聞学科教授である田島泰彦は、公安の犬である。そして日本のマスコミの「左」側は田島泰彦が統括し、「右」側は電通や官邸が統括している。日本のマスコミはそのような形で、だいぶ前から自作自演マシンであり、死んでいないふりをしているだけであり、死んでいる。だから、新聞やテレビは何も分析せず、基礎情報を故意に欠落させ、読者の誤読を喚起するように書かれ、放送されている。
なお、上に述べた「会合」で新聞社勤めの人が、去り際に、「新聞に本当のことが書いてあるなんて思ったら、大間違いですよ」と寂しげに発言したのが、今も私の耳には残っている。
[11/30 02:42 追加]
情報統制機関「電通」については以下参照されたし。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050913#1126558167
情報統制マシン「記者クラブ」については以下参照されたし。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060327#1143396645
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20051112#1131727576
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050912#1126494197

ほー、と思った方は   をクリックされたし。

 

安倍晋三今週のスキャンダル/中国系食肉輸入会社と安倍晋三

163 名前:無党派さん 投稿日:2006/11/17(金) 01:07:00

首相に250万円献金
【22:13】協畜の豚肉関税脱税事件で、東京支店長が逮捕された食肉輸入会社が安倍首相に250万円を献金
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=FLASH

165 名前:無党派さん 投稿日:2006/11/17(金) 08:24:56

http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006111601000466.html
2002年4月1日から03年9月25日にかけ、食肉輸入会社「山水物産」(山口県下関市)名義でデンマークから豚肉を輸入した際、その価格を水増しして基準価格に近づけた上、約330回にわたって東京税関に虚偽の輸入申告書を提出し、関税計約14億1100万円を免れた疑い。

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20061117k0000m040140000c.html
政治資金収支報告書によると、自民党山口県第4選挙区支部下関市)は02〜05年に毎年50万円ずつ、山水物産から提供されていた。 安倍首相の事務所は「法令に従って適正に処理している。献金の経緯は寄付者のプライバシー保護や政治活動の自由の見地から回答しない」などと文書で回答した。
個人情報保護法
2003年5月23日成立、2005年4月1日全面施行。企業側に対策として2年間の準備期間を設けた。

http://auction.woman.excite.co.jp/item/62347592
【商品内容】ポークソーセージ(フランクフルト)100g×5本入×4P 原産国名:中華人民共和国(3500/03014)  輸入者:山水物産株式会社

168 名前:無党派さん 投稿日:2006/11/17(金) 10:14:31

【社会】捜索対象企業、安倍首相が代表を務める団体に総額500万円献金― 食肉脱税事件
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1163722974/

609 名前:。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜* 投稿日: 2006/11/17(金) 12:22:54

首相の政治資金団体裏ポーク事件容疑者の会社から献金
http://www.sankei.co.jp/news/061117/sei004.htm
計600万円の献金を受けていたことを認め、全額を同社に返還

日経の記事ではこうなってる。どんどん増えていくな…。

国賊安倍晋三は逝ってヨシ、と憤る同志は   をクリックされたし。

「いじめ」と「自殺」と「殺人」と「社会不安ビジネス」

教育基本法」が衆院可決になったから、そのダシとしての「いじめ」報道は瞬間収束する(した)と思うけど、それはそれとして、「いじめ」や「自殺(予告自殺)」に塾の職員や塾生の保護者が今週は過敏になって、たいへんウザかった。のもあって、生徒にこんな話をした。

諸君、「いじめ」や「自殺」が話題になっているそうだね。え? 校長が「いじめ」や「自殺」についてグダグダ朝礼で話をしてウザかった? そうかそうか。ではそういうウザイ話は置いといて、諸君があまり聞く機会のない話をしておこう。
まず、日本では自殺が多く、欧米では殺人が多い。自殺も殺人も社会の歪みの現われだ。日本で自殺が、欧米で殺人が多い理由は判るかな? そう、アメリカでは銃を簡単に持てるからだ。日本は刀狩以来、庶民は武装できなくなっているから銃器による殺人は少ない。宗教的理由もある。キリスト教では自殺は最大の罪悪だから、自殺するときわざわざ他人に殺害された偽装をすることすらある。
ところで、日本では「自殺」が多いんだが、実はいくつかは「殺人」が「自殺」としてカウントされている。たとえばこんな例があった。「手足と、後頭部から口にかけてテープが二重に巻かれ、転落死した」人が「自殺」だと警察に断定されたことがあった。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060115#1137266609 誰がどう考えても、これ、「殺人」でしょ? でも「自殺」としてカウントされているんだ。日本ではこういう滅茶苦茶な「自殺」報道ってのがたまにある。ライブドアの野口氏の「自殺」なんかもその一つだ。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060121#1137780714 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060304#1141406332 「自殺」だとそれで「事件」は終わりだ。警察は仕事しなくていい。「殺人」だということになったら、犯人を捜して捕まえなくちゃならない。余計な仕事が増えるわけだ。警察の「天下り」先の仕事の一つは、「事件」を「なかったこと」にすることだ。
「殺人」を「自殺」だとすることで、金が動くことがある。たとえば保険金殺人なんかはその典型だ。バブル景気が崩壊した後、保険金殺人がたくさん発生した。
え? 君達は子供だから保険金殺人の被害に遭う心配はないって? いやいや、「社会に不安を与える」ために子供を殺害しているケースだってありえるよ。「社会不安」は金になる。防犯グッズの会社も警察の天下り先だ。防犯ビジネスは市場規模一兆三千億円だ。これは「社会不安」を喚起することで成立している。
たとえば君達の学校に、「さすまた」が置いてあるだろ? あれはこの警察天下り防犯グッズ会社が売りつけたんだ。でも「さすまた」は特殊な訓練を積んだ人が使わない限り、何の役にも立たないんだ。「さすまた」は、先が二股になっているだろ? もし悪い奴を「さすまた」で捕まえようとすると、こっちは槍一本の側を持つ、「敵」は二股のほうを持つことになる。さて、諸君は「テコの原理」を勉強しているね? 二股を掴んだ「敵」が一本槍の倍の力を出せることは判るね? だから「さすまた」は危険なんだ。むしろ使わない方がいい。「防犯グッズ」なんてこういう有害無益なものばかりだ。
ところで子供が殺される事件がしょっちゅう報道されているけど、1年間に見知らない大人に殺される子供の数がどのくらいかというと、5〜6件なんだ。意外に少ないだろ? じゃあ見知っている人に殺される子供はというと、ずっと多い。殺人は見知っている間柄で発生するもので、「不審者」に殺されることってのはごく稀なんだ。だから「不審者」を警戒することにばかり労力を使うのは全然合理的じゃないんだ。え? それを俺が学校に言えって? 児童虐待の専門家の森田ゆりって方がすでに言っているんだ。君達も森田ゆりの名前は覚えておいて、機会があったら読んでみるといい。 
さて、それでね。「いじめ」の問題はそれはそれで深刻だし、君達はこれから思春期になるから時々「死にたい」と思うことはあるかもしれない。だが、気をつけろ。君達を殺したがっている人はいるかもしれない。この世で一番嫌な死に方は、本当は殺されたのに、「自殺」扱いされてしまうことだ。「死にたい死にたい」なんて言っていると、君達を殺したがっていて「自殺」処理してしまいたがっている奴に「口実」を与えることになる。だから「死にたい」なんてことは口にするな。
それでも辛いこととか耐えられないことっていうのは、生きていく間にたしかにあるだろう。その時には俺に相談しろ。必ず君達の力になる。

まあ、私の担当している生徒は良家の坊ちゃん嬢ちゃんばかりで深刻な問題は抱えてないし、私のような「異様な」人間に教わっているというのにびっくりするほど「ふつう」な生徒ばかりだから、どの程度伝わってるかわからんけど。

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