カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「ゲーム脳」関係

 心理学的に確立している「ネクロファイル*1」という概念をなぜか回避して、「フィギュア萌え族(仮)」という妥当でない、なんじゃそれは? な造語で、非科学的に、特定集団を誹謗するためにデマを流した大谷昭宏という男がいた。(どうでもいいけど、容疑者が特定される前に犯人像を自信まんまんにいっていた大谷昭宏には、たぶん、警察あたりからリーク情報があったんだろうね。実は警察の犬っころなんでしょ、大谷さん?)
  「報道被害http://www.geocities.jp/houdou_higai/
 さて、「ネクロファイル」と「フィギュア萌え族(仮)」の関係と、とてもよく似ているのが、「テクノストレス」と「ゲーム脳」の関係。
http://e-words.jp/w/E38386E382AFE3838EE382B9E38388E383ACE382B9.html
 「テクノストレス」のほうは、心理学的に確立している。それを非科学的に捻じ曲げ、特定集団を誹謗するために作られた暴論が、「ゲーム脳」論だと言える。
 ついでに暴論吐いておこ。「ゲーム脳」論者は「テクノストレス」の一つ「テクノ不安症」の兆候があります。でも、そんな自分をダメだなんて思わないで。きっとあなたたちにもいいところはあるのよ。PCやゲームは怖くないのよ。怖かったり痛かったりするのは、最初だけよ。

http://cecil.sakura.ne.jp/mental/mental/technocracies.html
「テクノ不安症」の方は、少しずつ慣らしていくことだと思います。勉強も生まれたときからできる人なんていません。「自分は駄目だ」とあきらめてしまわないで、他の自分のよい面を見つけることが自信に繋がると思います。

 斎藤環さんによる「ゲーム脳」論批判は以下。
http://www.tv-game.com/column/clbr05/index.htm
 ところで、誤りであることが証明されている「ゲーム脳」論を延々放映・宣伝しているワイドショーの責任者は、どこの宗教団体から金もらっているのですか?

*1:

悪について

悪について

「ネクロファイル」は俗に死体とセックスしたがる変態のことだと理解されがちだが、E・フロムの唱えた「ネクロファイル」の概念はもっと広い。ネクロファイルは「死を愛好する」衝動を差す。ネクロファイルは「秩序」の奴隷である。死体のように人形のように整然と秩序正しくあることをネクロファイルは望む。生きているものは成長し変化してしまうから不完全だ。死んだものだけが完全なのだ。ネクロファイルは幻想と感傷が大好きだ。ネクロファイルは過去に囚われる。思い出は「完全」だからだ。ネクロファイルは過去の栄光を求める。「昔はよかった」「昔へ帰れ」「昔はもっと完全だった」とネクロファイルは主張する。「ゲーム脳」論者も主張しているね、なぜだろうね。過去が現在より本当に良かったわけではなく、願望を過去に投影し、そこに「神話」を作る。まあ、「つくる会自由主義史観)」なんかはネクロファイルの徴候そのまんまかもね。フロムはナチズムを理解するために「ネクロファイル」という概念を生んだ。ナチズムは「ネクロファイル」の典型だ。