ライブドアvsフジサンケイ
新株予約権を、フジサンケイが言い出した。
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050224org00m300099000c.html
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/1274/1108676085/75
私は株のことはいっこも判らないが、フジサンケイのこれは違法の匂い濃厚らしい。それでもこういう手を使ったのは、それしかもうフジサンケイには手段が残っていなかっただろうことが一つ、そしてもう一つ、「時間延ばし自体」が目的かな。裁判は早くとも1週間から2週間かかるそうだから、それだけ引き伸ばせばライブドアの資金力が尽きてライブドアが根を上げるだろう、という狙いかな。…となると、2週間程度ライブドアが資金的に生き延びればライブドアのほうにも勝機があるかな…。(早くなければ半年から一年かかるそうだ。…日本の司法は政策的にトロくされているみたいだけど、一年経ったら経済的体力の弱いほうが確実に負けるわな…)
フジサンケイは、ニッポン放送株の値を下げTOBでフジテレビがニッポン放送株を買い易いようにする(一般株主がニッポン放送株を手放すから)のが狙いでは、と、日本テレビでは解説していたけど。それへの抵抗策って何かないかな…。
「株価を下げることを目的としたニッポン放送とフジテレビの行為」へ対し、一般株主が訴訟する、といったことがあればどうにかなるかなあ。株のことは一つも判らんけど。
もしくは、「フジサンケイは恥を知れ」と証券業界が言い出したら、フジサンケイは敗北するだろうなあ。フジサンケイの主張って、株式ルール破壊だそうだから、証券業界がフジサンケイに苦情を言う、というのはありえるんじゃないかなあ。よくわからんけど、外資系証券会社は文句言ったほうがいいんじゃないかな。
[23:00]村上ファンドがフジサンケイに文句言った! よし、面白くなってきた!
http://www.maconsulting.co.jp/page_j/index.html
http://www.maconsulting.co.jp/PDF/050225_PR(J).pdf
2005 年2 月25 日
ニッポン放送の新株予約権発行に対する当社見解
株式会社M&Aコンサルティング
当社は、ニッポン放送の株主として、同社が2 月23 日に発表した、第三者割当による新株予約権の発行は、日本の株式市場にとって重大な悪影響を与えかねないと非常に危惧しております。〔略〕
今回の新株予約権は、特定の株主を排除することを目的として、フジテレビに対してのみ発行するものと思われますが、本来、株式会社制度においては、取締役が株主を選ぶのではなく、株主が取締役を選ぶのであります。仮に、経営陣が好まない株主に自社株式を保有されたくないのであれば、株式を非公開化して自社株式に譲渡制限を付ければよいのであり、企業経営者には株式公開の意味をきちんと理解していただきたいと思います。
また、新株予約権が行使されれば、フジテレビ以外のニッポン放送株主は、保有株式が希薄化します。フジテレビとライブドアとの争奪戦のなかで、ニッポン放送の取締役会では他の株主の存在が忘れ去られているのではないでしょうか。
今般のように、企業買収への対応策について、株主の判断を経ずに、株主価値を毀損する可能性が高い施策を、経営者自身で決定することが認められたならば、これまで行われてきた経済産業省や法曹界での防衛策に係る議論は意味をなさなくなるのではないかと懸念いたします。
もちろん、日本の公開企業においてようやく根付き始めた、株主による経営陣に対するチェックやガバナンスの努力も台無しにしてしまいます。日本の株式市場にて運用している、国内の年金・信託、外国人等の資金が愛想を尽かして海外に逃げ出してしまうことでしょう。高齢化社会における有力な資産運用の選択肢が減り、諸産業へのリスクマネーの供給に支障が出るため、わが国の将来に中長期の悪影響が出ることは必至です。
今回の件については、法廷に判断を委ねられますが、私どもは裁判所が公開企業の本質とわが国株式市場への甚大な悪影響を洞察し、公正な判断を下されることを期待します。
以上
[23:35]こんなブログ意見も見つけた。
http://journal.blogzine.jp/diary/2005/02/post_17.html
02/25/2005
〔略〕ライブドアが株式を取得してから、異常とも思えるほど政治家の発言が多く見られます。イット革命の森さんまでコメントしちゃっています。
経済音痴、IT音痴の森さんが自分の言葉でコメントできるとは思えません。では、誰が入れ知恵をしているのかというと、フジテレビのアドバイザーである大和SMBC以外にあり得ないでしょう。森さんほか政治家のコメントは金融、財務上クエスチョンがつく発言が多いのですが、このようなコメントによりマスコミは取り上げやすく、結果として世論を形作ることは否めません。〔略〕