「紙屋研究書」書評・猪口邦子『戦略的平和思考』
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/senryakuteki-heiwasikou.html
「平和とは希望して訪れるものではなく、戦略的に深く画策し、猛烈な外交によって構築し、知識と情報の極限において守るものであり、そのような戦略的平和思考に導かれた継ぎ目のない連続的努力によってのみ、辛うじて確保されるものである」
懐が温かくなったら買おう。
アメリカに依存していれば外交という機能をあまり発達させずにすんできた日本外交、すなわち安保型の外交こそ、戦略的平和思考のなさの根源にほかならない。