カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「反日」運動のマッチポンプ(自作自演)

http://kotonoha.main.jp/2004/10/22hannichi.html
 匿名を条件に外交のプロ=外務省キャリア官僚のAさんはこう言う。
「日本のメディアは、こぞって江沢民時代の反日教育を諸悪の根源と報じました。私のような情報を扱う人間から見ると、判で押したような報道は、明らかに情報操作がある。その司令塔はどこか。結論から言うと日本の外務省だと考えています」
 その根拠は、8月中旬に中国課が国会議員らに配布した『中国における愛国主義教育と国民レベルによる反日感情』というペーパーだ。Aさんが続ける。
「このペーパーは、小泉首相ポピュリズム(迎合)政治の流れに沿った、外務省の生き残り策と見るべきでしょう。日本の外交は冷戦崩壊後、3つの流れがありました。1つは冷戦の終焉で唯一の勝者となったアメリカと仲良くしようという日米同盟1本派。それから日米同盟を基盤とした中国との関係を重視する知中派。そしてロシアとの関係改善を重視する流れです」
 小泉政権誕生で失脚したのは、田中真紀子外相の宿敵・鈴木宗男議員が率いたロシア派だ。外相自身は父・角栄に倣い知中派に傾斜したが、官僚の造反で失脚。小泉首相の思惑通り、冷戦思考そのままの対米重視派が日本外交の主流となった。
「日本のナショナリズムが高まるなか、外務省は右派からたたかれる前により右寄りのことをあえて言っています。一方、知中派やロシア派は保身を考えるあまり臆病になって口を閉ざす。これでは軍部に恐怖を抱き、大陸進出への積極策を取った戦前の外務省と同じ。ナショナリズムに迎合し、それをあおる外交は極めて危険です」(Aさん)(ダカーポ547号25ページ)

以下、九郎政宗id:clawさんとこで見つけた。きわめて重要な指摘。http://d.hatena.ne.jp/claw/20050418

http://web.iss.u-tokyo.ac.jp/~marukawa/antijapanesesentiment.htm
Q:今回の反日運動に現れたような日中関係の悪化をどうくい止めたらよいのか?
A:まず、反日運動に過剰反応しないことだ。「つくる会」や産経新聞など日本の対中強硬派と、中国の扇情的なマスコミや反日運動組織は、実は同じ穴のムジナであって、相互に挑発しあっては、マッチポンプ式に国内の反日(反中)感情をあおっている。過剰反応するのはまさに彼らの思うつぼである。