智恵熱
塾講師業にムダに力入れすぎて、ここ2週ほど、知恵熱っぽい感じが収まらない。中3生に、公民分野の、政治や選挙・国会なんかの仕組を授業しているんだけど、「実際は書いてあることと全然違うんだがなあ」ということばっかりで、授業中そう言ってしまいたくなるのだが、余計な情報を授業中開陳すると生徒が混乱するので自制しまくっている。あと、教科書には書いてあるが意味不明なことがらが大量にあって、それを納得いくまで調べようとすると、時間がなんぼあっても足りない。当然高校受験には、私が言う意味での「納得」なんか必要とはされないのだが。ついでに言うと高校受験での社会科の配点は、オマケでしかないのだが。
中学受験を前提とした小5向けの四谷大塚の地理の教材は内容が濃くて、授業前に教材把握にムダにエネルギーを蕩尽してしまい、智恵熱が収まらない。同じ小五でも非受験・非進学系の塾や、ふつうの小学校では、こんなに濃厚な地理学習なんかしないんだが。小4小5のときから、大学受験対応可能な内容をシステマチックに覚えていったら、そりゃ激烈な知識量の差が生まれるわなあ、と、講師業1ヶ月目くらいで思った。中学受験用の社会科教材は、高校受験の社会科教材より内容が濃いので、私は高校受験生に教材流用して講義したりしている。