カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

日本会議と拓殖大学と中曾根康弘

「マカロニほうれん総研」第6号から。

http://www.kinyobi.co.jp/uramadoEntries/makaroni/6
ということで、拓大関係の「有名人」を少々調べてみた。
拓殖大学関係者で有名人といえば、「つくる会」系の『南京事件』(中公新書)などの著作を持つ秦郁彦元教授や井尻千男拓殖大学日本文化研究所長、などそのスジの有名人は多い。今ならWTCテロ以来、テレビによく出演している森本敏教授(安全保障論)もいる。吉原恒雄教授(安全保障論、国際関係論)も国防研究会?のJFSS(日本戦略研究フォーラム)も理事でもある。とどめは拓大総長の小田村四郎氏。彼は右派の組織でもある日本会議日本会議国会議員懇談会の副会長である。そのほか、日本会議拓殖大学のつながりは深い。
政治家と言えばKSDで捕まり、天皇陛下在位10周年式典の“立て役者”であり、自らも「参院天皇」とも呼ばれた村上正邦参院議員。この家族主義者が去ったので選択的夫婦別姓自民党内でも論じられるようになったと言われている。
あの鈴木宗男衆院議員も拓大政経学部在学中より、石原慎太郎東京都知事の所属した自民党タカ派グループ「青嵐会」などで知られた故・中川一郎元農水大臣の秘書をしていた。中川一郎氏の息子の中川昭一氏も歴史教科書問題を通じてタカ派として知られているし、前述の「日本会議国会議員懇談会」の会長代行を務めている。
小泉首相靖国参拝を腰砕けと叱る元保守党・自由党の安倍基雄元衆院議員も客員教授
中でも重鎮は、第12代拓大総長を務めた中曽根康弘・元“大勲位”総理大臣だろう。中曽根元首相の秘書を務めた渡辺秀央衆議院議員・現(財)世界平和研究所理事も拓大卒だ。
中曽根首相の顧問を務めていた文化人の加瀬英明客員教授は、映画『プライド・運命の瞬間』製作委員会代表,映画『ムルデカ・17805』製作委員会代表でもあった。加瀬さんはそのほかにも“リッパ”な肩書きを驚くほどたくさん持っています。
上記の人物以外にも中曽根元首相関係者で拓大のお世話になっている人物は多い。「中曽根学校」ですな。
ここまで書いてきて、なんだか気持ち悪くなってきた。まるで外国に旅行して自分って日本人だった、日本が恋しい、とあらためて確認したような気持ちでしょうか