カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

野田聖子首相構想

id:dokushaさんのブログから。

http://d.hatena.ne.jp/dokusha/20050815
ここでちょっと小耳に挟んだ話なんだけど、〔略〕公明党自民党公認過半数が獲得できなければ小泉は退陣すると明言しているわけだわな。しかし、自民党議員が大人しく下野するとは思えない。〔略〕小泉が退陣してしまえば今回公認を与えられなかった造反議員を排除しておく必要も無くなる。〔略〕選挙後に残留派+造反組公明党の合同がなった場合、誰が首班指名、つまりは自民党総裁、もっと言うと首相候補となるか。
こういった騒ぎの後というのは、数的に不利な方から首班が出るという傾向があるように思われる。数的な不利を首班において、少数派は首班という力で、多数派が数そのものでパワーバランスをとるということになるんだろうか。〔略〕
と、なると、首班という神輿には造反組から誰かが担ぎ出される可能性がある。
さて、これが誰かという事なんだけど。ここでぐっと現実味を帯びてきたのが野田聖子首班/首相説なんだわさ。
残留派+公明党では過半数を獲得できず、残留派+造反組公明党過半数を確保でき。この合同がなった場合にこのノンベ女傑の首相が生まれるかも知れないって可能性がある。

なるほど。小沢一郎田中康夫ラインあたりでそういう構想があっても不思議じゃないね。
でも今回の選挙は、劇的に民主党が勝つか、劇的に小泉が勝つかどちらかだと思う。小選挙区制は結果が劇的になり、選挙後の多数派工作ということがあまり意味のない制度だ。小沢一郎田中康夫周辺の発想は、どうも中選挙区制を前提にしているように思う。不思議なんだが、小沢一郎小選挙区制を進めた張本人なんだが、小選挙区制の特質が判ってないのじゃないかな。
それはそれとして、野田聖子首相構想というのはどこかのタイミングで浮上すると思っていたけど、ここで浮上したか。野田聖子に限ると首相になれてオタク撲滅できるか、落選するか、劇的な境界線にいる。
岐阜一区のオタク諸氏の健闘を期待する。
ところで、田中康夫は「なんちゃって《市民派》」で、小沢一郎別働隊だなあ、と、つくづく思っていたけど、このタイミングでその本性を現したか。小沢一郎の後ろって何があるんだろ。
小沢一郎当人は、
1;御育ちがお宜しいので、「御手本」である田中角栄の選挙手法を「教科書的に」なぞり、
2;御育ちがお宜しいので、青臭い書生的な「改革論」を胸に持ち、
3;御育ちがお宜しいボンボンで小心なので、人の後ろでコソコソと黒幕的にしか動けない
という、スケールのちっちゃい人物なのだが、小沢一郎の後ろに小沢一郎を動かしている何か・誰かがいるのだろうか。田中康夫は機と利を見るに敏だと思うので、田中康夫なりに計算があると思うけど。田中康夫自身は知事していて国会議員じゃないから、今回は小沢一郎の後ろへのアピールとして党首しているのかな。
小沢一郎と言えば、小沢側近ちゅうことでここのとこマスコミに出ずっぱりだった平野貞夫宗教右翼や、安倍晋三事務所に火炎瓶を投げ込んだ暴力団工藤会なんかとズブズブな、違法の世界の住人なんだが。なんでそんなやつが日本政治のオピニオンリーダー面していて、マスコミや左翼や市民運動家がその言説を追っかけてるんだろ。いわゆるマスコミは情報を隠蔽すること自体がお仕事だから(揶揄)まあしかたないとして、左翼や市民運動家は本当に暴力団関係情報について無知な人ばかりなのだろうか。それとも自分が知っている情報を他者に伝える意欲を全く欠いた横着な人ばかりなのだろうか。