カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

ヤスクニと第二次日中戦争

「抗国文士の飲酒日記」から。

http://d.hatena.ne.jp/o-tsuka/20051019
米国における靖国問題の認識について調べていたところ、軍事系掲示板に匿名のww氏が7/26/2005に投稿した文章をみつけました。
http://www.strategypage.com/messageboards/messages/69-21194.asp
「こうした関係の中で、恐らく11月2日の(大統領)選挙と、コリン・パウエルからコンドリーザ・ライスに移り変わった国務省に影響を及ぼされたブッシュ政権は、最も危険なカードを切った。2月19日にワシントンにおいて、日本と新しい軍事協定を契約したのである。日本は初めて、台湾海峡の間の安全保障が一般的な戦略の目的であると認識しつつ米国陣営に参加した。中国の指導者にとって、日本が台湾海峡に干渉する権利を要求することによって、60年間続いた公式な戦争反対を決定的に終わらせたという事実ほど、警戒すべきものがあろうはずがない」
「将来、台湾自身が退いて、問題が直接日中の対決に取って代わることもあり得る。これはまったく不気味な成果である。合衆国には確かに扇動した責任があるが、制御することはできないだろう。日中触発のための導火線は長い間、維持整備されている。何しろ、第二次世界大戦の間に日本人は東アジア中のおおよそ2千3百万人の中国人を殺害しているのだ。死傷者の数は、信じ難いほど多かったナチの手によるロシアのものよりも多い。それにも関わらず、日本は歴史的戦争犯罪に対する賠償を、さらには承認さえ拒否している。それとは正反対に、アジアの解放者、そしてヨーロッパ及び米国の帝国主義の犠牲者としての自分自身を描写するよう歴史を書き直し続けているのだ」
〔略〕ワシントン・ポスト紙は〔略〕「共産主義隣人(北朝鮮)をなだめすかして会談の席に呼び戻すことについて、同盟二国(日米)は主として中国に依存しているが、日本は台湾対岸における中国の軍備増強に関する米国の懸念をそれ(北朝鮮問題)と併記することで、北京(中国政府)の反感を買う危険を冒した」http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A38453-2005Feb19.html と指摘しています。
そしてww氏の出した結論。〔略〕「米国が勝利の側にあまり立てそうにないこの時代にあって、残念ながら、東アジアにおける諸事件の傾向は、私たちがやがて先の日中戦争*1を繰り返す様を見るかもしれないことを示唆している」ですと。
そ、それって、日本だけで中国と戦争しろってことですか?

連想するのは共謀罪反対集会でのベンジャミン・フルフォードの発言。

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20051024#1130091254
アメリカは日本を、中国と戦争する時の部隊にしたがっている。

軍事はそのように動いているとして、経済のほうは、例の日中境界海域での海底油田(春暁ガス田群)開発を行っていたのは、中国の「中国海洋石油総公司」「中国石化集団公司」、米国の「ユノカル社」、英国・オランダの石油メジャー「ロイヤル・ダッチ・シェル社」の合計四社だった。http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/1274/1082124949/9 その後、「ユノカル社」と「シェル社」は開発から外れる。
でもって、「中国海洋石油総公司」は「ユノカル社」買収を「シェブロン社」と争ったわけだが、http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d27782.html その後どうなったかな?
関連;
極東ブログhttp://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/06/post_16a4.html
切込隊長BLOG」http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2005/11/02_054843.html

http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2005/11/02_054843.html
 ここまでくると、はっきり「日本にとって、中国は実質的な仮想敵国ですか? Y/N」という記述で良いと思う。中国が、中国共産党内部の価値観で靖国神社参拝の見送りを重ねて日本に要求してくるなか、敢然と既存の外交路線の継続を内閣人事で示しているのだから、「外交が心配だ」どころの騒ぎではない。

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